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お姫様抱っこ

サヤ「ちょっ、レド、待って。」


レド「どうした?まだ傷が痛むか?我慢してくれ。」


サヤ「ちがっそうじゃなくて…抱えてくれるのはありがたいんだけどお姫様抱っこはや     め…恥ずかし…」


サヤは初めてのことに動揺して顔が真っ赤である。


レド「これが一番運びやすいんだ仕方ないだろ。」


レドがなんとも思ってないことにサヤは余計に恥ずかしくなる。

そしてエントランスにたどり着いた。


ラグナ「サヤ!?どうしたんだそんなお姫様抱っこされて!ww」


サヤ「ちがう!これは仕方なくなの!怪我したからかかえてもらって…」


ラグナ「顔が真っ赤なのはおいといて怪我したのか?傷はどのぐらいだレド。」


レド「幸い臓器とかには届いてない。だが出血がひどくてな、しばらくは休んだほうが     いいだろう。」


サヤを壁の方へと連れていきゆっくりと下ろす。その隣にレドも座る。そしてサヤに話しかける。


レド「俺の仲間も行方不明だって話をしただろ?キャロルってやつだ。茶髪で目が隠れる    ぐらい前髪が長い。もし見かけたら鍵を持ってるだろう。カジノに入る鍵だ。なに    かあるかもしれない。」


サヤ「情報提供ありがとう。そして、運んでくれたことにもね。本当にありがとう。」


レド「礼には及ばん。」


少しだけレドの顔が赤くなっているのをみてサヤはクスリと笑う。


ラグナ「んんっ!イチャイチャしてるとこ悪いが俺は探索に行くぜ。レド、サヤを頼      む。」


サヤ・レド「イチャイチャはしてない!」


そういってラグナは探索に戻った。しかしずっと待っているのも悪いと思い、


サヤ「あの、よければなんだけど…私達も少しだけ探索しない?ラグナに悪いから。」


レド「だけど傷が…」


サヤ「大丈夫、今度は体術じゃなくてちゃんと銃を使うから。」


レド「今まで使ってなかったのかよ…」


そういいながらレドはしぶしぶ探索に賛成した。

一方、サヤは内心とても戸惑っていた。


サヤ(確かに私の左腕は失くなったはず…まさかウイルスに感染した?いや、だとしたら    拒否反応などできっとあの怪物達のようになっているはず…いや、ウイルスに適     合したとしたら?いや、考えるのはやめておこう)


不安を抱えながら二人は探索に向かった。


道中怪物と戦う間にサヤはあることを思った。


サヤ「ねぇレド。あなたマグナムの使い方がすごく上手…私ってマグナム苦手で…」


レド「ん?ああ、それなら簡単な話だ。ここをこう持って、そのあと…」


レドがレクチャーしてくれたがサヤは全く内容が頭に入らなかった。なぜなら


サヤ(近い近い近いなにこの距離!教えてくれるのはありがたいけど…って手握ら       れてる!嘘!こんなこと誰にも思ったことないのに…まぁ私人見知りだし普通か)


めっちゃイチャイチャしてる二人をよそに、怪物が現れる。


レド「ちょうどいい、こいつで試してみろ。」


サヤ「う、うん。ここに手をかけて重心は前に…!」


サヤが放った銃弾は怪物の脳天をぶち抜いた。それはそれは見事に。


レド「よくできてる。やったな。」


サヤ「あ、うん……」


まだ顔が赤いサヤを見て、レドは少しドキッとした。


レド(改めて見るとサヤってめっちゃかわいいな…ま、恋愛とは無縁の俺には関係ないが)


何かを感じあう二人。二人の仲は少しずつ狭まってきているのであった。

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