表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/107

世界一の夫婦

レド「後は招待状送るだけ…か。ちょっと疲れたな…大丈夫か?」


サヤ「大丈夫だよ!私たちの結婚式って考えるとわくわくしちゃって…」


笑顔で話すサヤにレドは微笑む。


レド「サヤのドレス姿が早く見たいよ。」


そして招待状を部署のみんな、ミヒャエル、レドの家族、ギャリーに送った…


「え?マジで結婚式やるん?行こ行こ!」


「俺の女神がぁぁぁあ!」


ギャリー「あいつ…!サヤのドレス姿先に見たんだったら許さん!」


ミヒャエル「兄ちゃん嬉しいよ…立派になったな…」



招待状がそれぞれに届き、ついに結婚式当日…


レド「あー…緊張する。」


新郎のレドが先に歩き、サヤを待つ…


「ドレス姿のサヤちゃんどんな感じかなぁ?」


ギャリー「楽しみだわ!あー早く来て!」


扉から声が聞こえてくる…


レドの母「ちょっとサヤさん!綺麗すぎるわよ!レド死んじゃうわ。」


サヤ「大げさですよ!ちょっと目がやられるだけです。」


二人の笑い声が式場に笑いを呼ぶ。


レド「母さん…やってくれたな…」


レドの母「さ、入るわよ!」


扉が開き、いよいよ新婦入場だ。


サヤ「どうかな…似合ってる?」


思わず皆が口を開いた。まさに女神としか言いようがないサヤがたっていたから。


花の形のシュシュを付け、真っ白な花がいくつもついたきらびやかなドレス、そして凛と顔を上げたサヤの姿があった。


サヤはレドの母と共にレドの元へと歩いていく…


レド「母さん、ありがとう。ここからは俺がエスコートする…」


レドの母「サヤちゃん大切にするのよ…!」


サヤ「レド…似合ってるかな?」


レド「ああ、もちろんだ。世界で一番綺麗だぞ…」


サヤ「ありがとう…レドもかっこいいよ…」


神父「双方、一生添い遂げる覚悟はあるか?」


レド・サヤ「はい、あります!」


神父「では、誓いのキスを…」


レドはサヤの後頭部に手を回し、


レド「……愛してる…」


サヤ「私も…」


二人は誓いのキスをした。


式場からは歓声と悲鳴があがる。


「俺の女神…尊い…!」


ミヒャエル「……サヤ…綺麗だぞ…」


数名泣いている者(別の意味で)もいたが、無事やることは終えられた…


その後皆で話したりする時間になり…


レド「サヤ…綺麗…」


レドがほぼ泣いているので、それをなだめる部署の仲間たちの姿や、ミヒャエルが号泣しているのでサヤが必死に励ます様子が見られた…


サヤ「お兄ちゃんいい加減泣き止んでよぉ!こっちも泣きそうだもん!」


ミヒャエル「だっでぇ…兄ちゃん…サヤの巣立ちが早すぎでえ…」


サヤ「お兄ちゃんお酒入りすぎだよぉ…」


「俺たちの女神頼んだからな!レド。」


レド「当たり前だ。付き合う時から覚悟はしてたからな。」


ギャリー「ぜっっったい幸せにするのよ!?じゃないとコロス。」


レド「物騒な奴は置いといて一杯やろうぜ。」


ギャリー「てめぇ…」


レドとギャリーが揉めているのを見て皆が笑った。


世界一幸せな結婚式をあげられた二人は、世界一幸せな夫婦になった。


サヤ「私幸せだよ…レド…」


レド「俺もだよ…」


式も終盤に差し掛かり、もうすぐお開きというところでサヤが切り出す。


サヤ「私…欲しいものがあってさ…」


レド「なんだ?教えてくれ。」


果たしてサヤが欲しいものとは…?

感想お待ちしてます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ