『黒スーツ』
俺は黒スーツの男
あこがれの職種にもつけた。
だが、現実はどうだ。
皆、俺を避けて通る。
黒スーツを着ているだけなのに、なぜそんなに避けるのだろう。
皆、あこがれて この職種についたのじゃないのか?
ここの部署に来る為には、大変な努力が必要だ。やっと、たどり着いた場所。俺はここの、ボスになるのだ。 黒スーツのボス いかにも俺にふさわしいじゃないか。まだまだ、先は長いが、俺はこの姿を貫き通す。
マカロニ、ジーパン、テキサス、スコッチ、ドック、ジプシー、ブルース、マイコン。
待ってろ。俺は、おまえらを超える刑事になってやる。
「おい!新人、またスーツで来やがって。ほら、これを着ろ。」
こ、これは!
「せ、先輩。これ、ピーポー君のポロシャツじゃないですか。」
「仕方ないだろ。おまえが毎日、黒スーツなんかで来るのがいけない。」
「だって、刑事は愛称が大事なんですよ。見てくださいよ。俺、黒スーツですよ。」
「だからなんだよ。おまえ?」
「太陽にほえろ、知らないのですか?」
「知らねーよ。それにな、今日、埼京線の痴漢、赤リュックのマークがあるって言ったろ。そんなスーツで仕事ができるか!」
「先輩、俺のトレードマークにしたいのです。」
「つべこべ言わずに さっさと着替えてこい!命令だ!」
ち、ちくしょう。痴漢だって、愛称で呼ばれるのに、なんで黒スーツじゃいけないんだよ。
読んで頂き誠にありがとうございます。
今日のTwitterトレンド『黒スーツ』です。
先日、『昭和の人』というトレンドがあったので、合わせて妄想してみました。
昭和か~・・・・・平成だって30年あるんだよな~( ,,-` 。´-)nennreibarebare…w
それでは、またお会いいたしましょう。(._.)ペッコ