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まったりアクアリストの随想  作者: 八波草三郎


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カリウム液肥検証終了

 半年前に『硝酸カリウム』も対象に加えて進めてきた検証ですが、ようやく結果をお伝えします。

 一年以上かかってしまったのは、結果が想定したものとは違うものになったから。

 本当はこれがベストというカリウム液肥を導き出したかったのです。

 ですが、結果が異なりましたのをお知らせいたします。


 対象としたのは『炭酸カリウム』『硫酸カリウム』『硝酸カリウム』です。

 安価で入手できランニングコストに寄与するものなのですが、それぞれに特性がありました。

 結果は、状況に応じて使い分けるが正解のようです。


『炭酸カリウム』

 流通量が多い、取り扱いが容易などの利点があります。

 アルカリ分を含有し、PHを上げてしまいます。


『硫酸カリウム』

 PHに影響しないのが最大の利点です。

 逆に、連用するとPHを下げてしまう傾向があります。


『硝酸カリウム』

 水草に必要な硝酸態窒素を含むので施肥効果もあるのが利点です。

 トリミング後などに連用するとコケの原因になってしまいます。


 これらの特性から、水槽の状況に応じて使い分けましょう。

 PHが上がり気味であれば硫酸カリウム、下がり気味であれば炭酸カリウムを使います。

 このようにPH調整効果が期待できます。

 南米産の生体や水草では弱酸性が求められますが、あまり下がりすぎると硝化バクテリアの働きに問題が出てしまいます。

 PH6~6.5をキープするよう二つで調整しましょう。


 トリミング後、新芽が出そろったあたりから成長期は硝酸カリウムが有効です。

 程良いあたりで使用の開始と終了をするといくぶんかはコントロールできます。


 以上から、使用者によって向き不向きがあると判明しました。

 以下、それぞれに列記します。


『水草ガチ勢』

 三つとも用意して、水草の状態をみつつ切り替えていくのが最適だと思われます。

 コストはかかりますが管理が楽になります。


『アクアリウムを楽しむ勢』

 炭酸カリウムと硫酸カリウムを用意して、PH調整をするのが良いと思われます。

 水のキレ、生体の発色などが維持できます。

 僕もここです。準備してしまったので硝酸カリウムも使いますが。


『アクアリウム初心者』

 コストカットには炭酸カリウムが良いでしょう。

 できればPHを監視しつつ水替えで対応しましょう。

 過密飼育でちゃんと濾過が効いていれば炭酸カリウム一本でいけます。


 手間取りましたが、結構面白い結果になりました。

 検証するのに長いスパンを必要とするのが難点でしたが。


 では、それぞれに適した良いアクアリウムライフを。

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