表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前世での忌まわしが今世での武器  作者: 躑躅
少年時代
5/12

情報収集へ向けて

カルド10ヶ月




「い、ろ、は、に、ほ、へ、と」


「ご主人様何をしているのですか?」


(発声練習だよ。そろそろ1歳だし母親にママって呼んであげないとね)


「なるほど。しかし、成長が早すぎると思われるのではないですか?」


(あの両親なら「うちの子は天才だ!」で済むと思うけどね)


「それもそうですね。」


(そうと決まったら今日のご飯の時間に決行だ!)






「カルドちゃ〜ん!今日のご飯ですよ」


今俺は離乳食を食べている。ドロドロしたもので味がない。この辺はどこの世界でも一緒なのかな?奈美も離乳食を食べていた時はこんな気分だったのだろうか?


「あら、今日も完食ね!いっぱい食べて大きくなってね!」


(ふぅ、お腹もいっぱいだしそろそろ頃合いか?)


「今行くべきだと思います。」


(よし、行こう!)


「マーマ」


「ッ!今カルドちゃんが言ったの?」


「マーマ」


「きゃー!カルドちゃんが喋った!もう1回お願い」


「マーマ」


「本当に喋ったのね。早くラナクに知らせなきゃ」


そう言ってどこかに走っていった。


(ラナクって誰だ?)







「カルド!喋ったのか?」


入って来たのは金髪でキリッとした碧眼の男。俺の今世での父親だ。


(鑑定)





ラナク=フォン・ランツァーノ

28歳




(父親の名前がラナクって言うのか)


「今魔力が?」


「そうなのよ。多分カルドちゃんよ。この子は天才よ!」


「そうだな!これで我がランツァーノ辺境伯家は安泰だな!」


「えぇ」


(本当に親バカでよかったな...)


「ボロが出なくて良かったですねご主人様。」


(本当そう思うよ。親にも言葉を披露したし、明日からメイドや母親から情報収集だな!)


「そうですね。」

初めまして、こんにちは躑躅です。

今回はちょっと短めになってます。

今日の晩か明日の夕方にもう1話更新したいと思います。

まだまだ未熟な点はあると思いますが、誤字脱字の指摘、話の感想などお待ちしています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ