続き2、です。
【かえる、②について述べる】
いらっしゃいませ。
ここは『② 場合により「つまらない」のほうが「面白い」を超え、手応えを感じる時もあります』の項目であります。
ではでは、先に告白からスタートするのですけれども。
かえる詐欺りました。
「面白い」より「つまらない」のほうが良い的なことを述べていますが――嘘です。
反対の言葉を並べれば興味を惹けるかな? と安易な発想の元「つまらない」の言葉を選んでしまっています。
つまらないですね。はい。
さて。
「面白い」の対極に位置するだろう「つまらない」。
書き手はその文字を認識した時点でヘコみます。
心がアマゾンです(今回は一人密林へ放り出されたような絶望感の意)
なので極力見たくない聞きたくない、氷のように冷たく感じ、つららのごとく突き刺してくる言葉です。
しかしながら言い回し次第で、この「つまらない」を温度のあるものや柔らかいものへと変化させる事ができます。
たとえば。
・物語にはこういう動きがないところも必要だとわかるのですが、ややつまらない回に感じました。
・正直、全体的にはつまらなく感じましたが、ところどころ盛り上がるところもありとりあえず読んでみようかなと思っています。
など、言葉を添えて頂けると「希望のあるつまらない」とポジチブに受け取れるかえるです。
裏を返せば、物語への十分な理解が垣間見れますよね。
そして、希望が見えるダメ出しは次への糧にできます。
また、書き手さんによってはこの部分とこの部分はつまらないだろうな~と認識した上で描いていたりしているはずです(たぶん)
思い当たるその理由は省きますが、この確証が得られる場合もあるので、それは手応えとも言えたりします。
書き手からすると読み手さんとの温度や距離感が測れるのが感想であり、そこにある情報が頼りになります。
自分の作品が向いている方向を知るには、一方向からではなく違った方向からのご意見も欲しいところです。
ただ、くどいようですが「つまらない」はヘコみます。
書き手の心情は複雑なものです、あはは……。
それでも、表裏一体とでもいいましょうか。
「面白い」を創るには「つまらない」を知らないといけないかのかな。
その力添えを読み手さんへ求めて、この項目は終了であります。
引き続き目を通して頂けると嬉しい次回は、
・③ キャラを話題に出されるとニンマリします
・④ 台詞に興味を持たれると、もっとニンマリ微笑みます
まとめて記載です。