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とある少年達の日常  作者: 蝶佐崎
第一章:4月
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第6.5話


 どべしゃ、と黒服の男が床に転がった。それを見た仲間の黒服は一層彼に怯えた。


「ナ、ナァアンタ。オレ達ノ仲間ニナラナイカ?」

「そんなものに興味はない。それより」


 彼はぼろぼろになった布を見せる。


「この布の柄の着物を着た女…………雛菊(ひなぎく)、という女を見なかったか」




 ここは、何処(どこ)だ。

 あいつは何処に居る。

 何故、体が動かない。

 何故、(そば)に俺の身体がある。

 何故、俺の身体が勝手に動き出す。

 行くな、俺の身体!


 悪夢に俺は思わず飛び起きた。

 夢なのに生々しかった。荒い息を整えて下に降りると、父さんが久々に帰っていた。

「彰! 早いな、今から弁当を作るのか?」

「うん」

「父さんも手伝っていいかな?」

 俺の了承に、父さんは腕をまくった。




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