表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある少年達の日常  作者: 蝶佐崎
第一章:4月
14/25

第11話


 結果。

 大富豪、淳。

 富豪、立夏。

 平民上、俺。

 平民中、暁。

 平民下、晶子。

 貧民、詩呂。

 大貧民、亮。


「キタぜ大貧民スパイラル…………」


 亮が虚ろな顔で寝転がっている。対して淳は困ったように笑っていた。


「だって……ジョーカー二枚はありがたく貰ったけど、九なんぞ要らなかったし」


 九を返していたらしい。

 立夏より手、酷かったみたいだね。

 亮がカードを出した。


「そういや、次、トランプの何を研究するんだよ?」

「いやあ。どうしよっか」

「確率でもやるか?」

「大富豪ローカルルール集の作成」

「それ以前に、次の発表会はいつ?」

「五月下旬」


 文化系の部活は、年に三回ある発表会でその成果を発表しなければいけない。

 一回目は五月下旬の公開研究会。二回目は九月中旬の学園祭。三回目は二月上旬の学年末発表会。

 面倒だけどね。

 そこまで言って、そういえばと暁が俺を見た。


「彰って、学園祭で幹部じゃありませんでしたか?」

「そうだよ。模擬店部の食券課長。ちょっと忙しくなるだろうから、また立夏に全権預けるよ」

「わかった」


 ちなみに、トランプ研究会の部長が俺、副部長が立夏だ。

 淳がパスしたので、トランプを出す。

 詩呂がそうだ、と話題を変えた。


「昨夜、家の前に倒れていた女人(にょにん)を拾った。晶子、君の親父どのに確認してくれないか?」

「いいわよ。名前は?」

雛菊(ひなぎく)。鳥の雛と花の菊と書いて雛菊と呼ぶ。着物姿だった」

「はいはい」


 晶子が携帯にメモする。

 亮が八で流す。


「革命ー」

「「あーあ」」「む」「やば」


 今日はかなり、のどかに過ごせた方だと思う。

 いや、思っていた。


 帰り道までは。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ