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とある少年達の日常  作者: 蝶佐崎
第一章:4月
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プロローグ

 夜中。三日月が辺りを照らす中。



 走っていた。

 血塗れの左腕を押さえる。

 何度も後ろを振り向く、追手(やつら)の姿が無くても勢いを緩めようとは思わない。

「早く……早く……!」

 警察に言わないと。彼女のお父さんに言わないと、


 パン!


 その頭を、何者かが、銃声と共に撃ち抜いた。





 男は、今から脱出する塔を見下ろす。が、直ぐに前を向く。

 無表情のまま。

 月が、彼の足元に蠢く何かを照らす。それは赤子のように何本もある手を伸ばし、月を掴む動作を起こした。


「会いたい」





 黒い闇のなかに、一人で立つ。


 何も見えない。


 ぞる、と質量を持った―――――いや、質量すらないのか―――――何かが、腕にまとわりつく。


 行かないで。

 そう、心細げに言われて、心が揺らぐ。


 揺らいだ心の隙間に、膨大な量の、言葉による恐怖と哀願と――――――――――憎悪が飛び込んできた。



 俺は。明日も。

 いつもの日常を送れるんだろうか?


 どうも、蝶佐崎と申します。

 この頃ろくに更新できていないくせに何を血迷ったのか、また新作を作っちまいました。

 どれも頑張っていきます。どうぞよしなにお付き合いくださいませ。

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