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ガーディアン  作者: 月神世一
ガーディアン入隊

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ep 47

【ブロンズ昇格祝賀会】

ブロンズ選抜試験に見事合格し、晴れて中堅ガーディアンの仲間入りを果たしたリューネ、ラビィ、ドラゴ。(アミュは既にその実力を認められていたのか、あるいはエルフとしての別ルートがあるのか、今回の試験対象ではなかったが、ずっとサポート役として彼らを見守り、共に喜んでいた)。

四人は、試験官から授与されたばかりの、誇らしい青銅色の階級章を胸に(あるいは大事にしまい込み)、疲労困憊ながらも達成感に満ちた表情で、アルトゥンの街へと帰還した。そして、向かう先はただ一つ。彼らの行きつけであり、心安らぐ場所――「お食事処 リリカーナ」だ。

「リリカさーん! やったよー!」

店の扉を開けるなり、ラビィが満面の笑みで叫んだ。

「まあ! リューネさん、ラビィさん、ドラゴさん、アミュさん! おかえりなさい! …その階級章は! もしかして!」

カウンターの中から顔を出したリリカは、三人の胸元で輝く新しい階級章に気づき、自分のことのように顔を輝かせた。ギルドの連絡網で、既に吉報は届いていたのかもしれない。

「ブロンズランク昇格、おめでとうございます! 本当にすごい! さあさあ、今日は私のおごりです! 思う存分、お祝いしていってください!」

リリカの温かい祝福に迎えられ、四人はいつもの奥のテーブルへと案内された。テーブルの上には、既に「祝・ブロンズ昇格! 戦乙女・ローズ様」と書かれた小さな札と、お祝い用の特別な料理が並び始めていた。

「わー! ありがとう、リリカさん!」

「すごいご馳走ダゴ!」

「お心遣い、感謝します」

四人は席に着くと、まずは冷たい果実水(と、デュークには内緒で少しだけエールも頼んだかもしれない)で乾杯した!

「「「「ブロンズランク昇格、おめでとう! かんぱーい!!」」」」

カチン、とグラスを合わせる音が、祝福の響きとなって店内に広がった。

テーブルには、リリカが腕によりをかけて作った、まさにお祝いのご馳走が並ぶ。ドラゴのために用意された特大の骨付きローストミート、ラビィが大好きな新鮮野菜と木の実の彩り豊かなサラダ、リューネの好みに合わせたであろう白身魚の香草焼き、そしてアミュのために用意された、見た目も美しい森の恵みのキッシュ。その他にも、熱々のチーズグラタンや、山盛りのフライドポテト、そしてデザートには特製のフルーツタルトまで用意されていた。

「うわー! 美味しそう! どれから食べようかな!」

「肉! 肉! 肉はどこダゴ!?」

「ふふ、どれも本当に美味しそうですね」

「いただきます!」

四人は、試験の緊張と疲れも忘れ、目の前の豪華な料理に夢中になった。

「ん~~! このお肉、最高に柔らかい! リリカさん、天才!」

「このキッシュも、色々な茸の香りがして美味しいですわ」

「ポテト! ポテトもっと食べるダゴ!」

「あはは、ドラゴくん、落ち着いて!」

美味しい料理を囲みながら、自然と今日の試験の話題になる。

「いやー、あの試験官、怖かったねー」

「まさか本当に魔物を倒すことになるとは思わなかったよ……」

「でも、新人さんたち、結構頑張ってたダゴ!」

「リューネの指示が的確だったからだよ。さすがリーダー!」

「そ、そんなことないよ! みんなが協力してくれたから……特にアミュさんの魔法がなかったら、もっと大変だった」

「いいえ、リューネさんの冷静な判断と、皆さんの勇気のおかげです」

互いの健闘を称え合い、反省点を語り合い、そして笑い合う。厳しい試験を共に乗り越えたことで、彼らの絆はさらに強く、深まっていた。新しいブロンズの階級章を眺めながら、ガーディアンとして、そしてパーティー「戦乙女・ローズ」として、新たなステージに進むことへの期待と責任を、改めて感じていた。

「それにしても、デューク教官、最後は少しだけ笑ってくれた気がするんだよね」

ラビィが思い出したように言う。

「え? 本当? ボクは見逃した!」

「オレも見てないダゴ!」

「ふふ、厳しい方ですが、きっと皆さんの成長を喜んでくださっているのですよ」

アミュが穏やかに微笑む。

美味しい料理と、仲間たちとの楽しい語らい。それは、厳しい試験を乗り越えた彼らにとって、最高の報酬だった。

リリカの温かいもてなしに心も満たされ、四人は、ブロンズランクのガーディアンとして、これからさらに多くの人々を守り、助けていくことを、改めて心に誓うのだった。

「戦乙女・ローズ」の新たな伝説は、ここから始まる。

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