騎士団長VS三体の悪魔
お久しぶりで申し訳ありません。
「ハー!」
騎士団長が息を呑んでとんでもない顔をする。
彼と賢者を阻む三つの何か。それを見たのなら、誰もがその様な反応をするのが妥当だろう。
三つの何か。それは先程同様に強い何かを感じた。
そして、背筋が凍るほどの恐怖を纏っていた。
「皆。騎士団長を本気で倒しに行って。」
「承知」
「解りました!」
「やってやる。」
3つの恐怖は騎士団長へと牙を剥いた。
「うわぁん!タツミンさん!」
泣きそうになりながらもすごいスピードで3つを捌き続ける。
アクラギアシス・メルイテア・ゴンゴフィン
3つとも有名な悪魔の名前だ。
魔術書や歴史書。地図にその名前はよく見かける。
都市を消した悪魔として、
大地を割って渓谷を作った悪魔として、
何匹もの龍を屠った悪魔として、
有名である。
「タツミンさん!オーバーキル!オーバーキル!
僕死んじゃいます!!!!」
顔面が蒼白。しかし、それでも構えは崩していない。
「ノォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!」
強力な悪魔三体を相手に辛うじて互角の戦いを繰り広げている。
「流石」
「やりますね!」
「殺すのには骨が折れる。」
「ちょっ!本気で止めて下さい!ストップ………ノォォォォォオオオオオオ!」
食い下がるどころか逆に攻め返して来た。
「伸びろ!」
その掛け声と共に剣が伸び、そのままの剣を前方に構え、素早いタックル。
普通なら三人共胴体が離れ離れ………だが、
「わ。」
「何のぉ!」
「小賢しい。」
しかし、全員がそれを掴んで止める。
最早
「良いんです。これで。
そりゃぁ!」
そのまま剣を振り上げる。
「戻れ!」
剣が一瞬で元のサイズに戻る。
三体の悪魔は剣を取り損ね。宙に投げ出された状態になる。
騎士団長の前方上空。三人連なる様に。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
騎士団長の剣が赤く光り…………
「せりゃぁ!」
剣から放たれた赤い閃光が悪魔達を飲み込んだ。
これだ!
私はその時確信した。
「申し訳ない。」
「いやいい。」
「こんにちは。どちら様?」
賢者というのは存外無礼な女なのだな。
この私を知らないとでもいうのか?
「ランディス特別区のデルロ=マレンドック=ヴァーミリア=ノムシュムマン殿です!」
小声で騎士団長が囁く。
「そうなの…………。
で、どうかしたの?」
馴れ馴れしい。
まぁ良い。
使えそうだ。
「今日は大事な頼みごとが有るのだが………騎士団長。席を外して」
「申し訳ありませんがそれは出来ません。」
「ちょっ……………シモン君!」
賢者が騎士団長の肩を掴んで振る。
たかが騎士風情が、この私の命令を断るだと?
「王からの許可は得ています。
賢者タツミン様が人と会う時は同席しても良いと。
タツミンさんのヤバいアイテムが流出しては大問題になるので!」
ジトッとした目を賢者に向ける。
「おのれシモン君。
遂に王様権限を……………はぁ、仕方ない。
デルロ君も、観念して貰える?」
デルロ………君?
…………………………………………チッまぁ良い。
「良いでしょう。
では、本題に入ってよいかな?」
やっと本題に入れる。
最近、悪役令嬢系にシャーロックホームズの悪役をコラボさせた作品を投稿し始めました。
そちらもどうぞ、お願いします。




