ゴーレムVS未来の パーティー4
今日はこれしか投稿できません。ごめんなさい。
二の舞。
テポン、ジョゴロー…ブレイさえ目を瞑った。
眩んだ目が映すブレイの亡骸を想像し、眼を閉ざした。
ブレイも目を瞑っていた。
「ン⁉」
ブレイは目を開けた。
開けられた。
凶拳に潰されてはいなかった。
代わりに目の前に見えたのは若干小さくなったゴーレムが居た。
「⁉なんじゃこりゃ!」
足元を見て気付いた。
石畳の地面がせりあがっていた。自分の所だけ。
お陰で凶拳はブレイの下のせりあがった石畳を捉えてブレイは無事だった。
「成功。土の槍の応用。名付けて『土の迫舞台』。」
マリッシアは成長した。
『魔法の無効化』
それがゴーレムの機能だと思っていた。
しかし、それは違うと気付いた。
前に戦った時、テポンと私は強化魔法を使ってブレイ達を強化した。
もし、魔法を無効化するのなら二人の強化も解除されていていい筈。
でも、そうは成らなかった。
ここで魔法の無効化時の状況を見直した。
・魔法が消されるのはゴーレムに当てようとしたとき
・魔法が消される時、ゴーレムの身体の宝石が光る
これを組み立てて考えた時、ある仮説が私の中に出来た。
『ゴーレムは自身を対象とした攻撃魔法のみ消すのではないか?』と。
再生能力は明らかに魔法由来。
もし、自動で魔法を無効化するのなら再生もできない。
つまり、条件を揃えた魔法のみ無効化できる。
そうと解れば私の考える事は決まった。
『魔法を直接当てない支援の方法を考える。』
その成果が『土の迫舞台』
土の槍の殺傷力を減らし、槍では無く、せりあがる壁の様に改良した結果、味方や敵の位置を上下に移動させることが出来るようになった。
これが賢者様の下さったアドバイスへの答え。
私の『支援的攻撃魔法』よ!
「ホォ!ようやったぞマリッシア。」
「ありがとう!助かった!」
「三人共!次が来ます!構えて下さい!」
良かった。私にもまだやれることが有った。
「ブレイ!ジョゴロー!ガンガン攻撃して!私が援護するわ!
私に預けて貰えるかしら?」
「ホォ!」
「応!」
雨が本格的に降り始める。
ゴロゴロと空が鳴く。
しかし、4人はそれでも立ち向かう。
逃げられないからではない。
逃げたくないから。
この空の意味が前と違う事を彼らは証明しようとしていた。
『重力』
跳び上がったブレイが重力に引かれて更に上に飛ぶ。
『疾風弾』
飛び上がったブレイが落下の勢いで一刀を振り下ろす瞬間。
風の弾丸をゴーレムの頭上から刀身に叩き付けて威力を倍増させる。
「ウォォォォォォリャアアアアアアアアア‼」
胴体が砕ける。
『啄木鳥』
そこに追い打ちをかけるようにジョゴローが強化された肉弾で畳みかける。
破壊される石の躯体。
再生が速くなったが、それ以上の破壊が起こった。
(後は見極めるだけ。ゴーレムの…………………核!)
マリッシアが緊張しながら目を凝らす。
ゴーレムには核がある。
そこがゴーレムの弱点である。
そして、その周囲は回復の基点でもあるとマリッシアは考えた。
今までは破壊規模が小さく、土埃の所為も有り、視認できなかった。
今は雨が降り、視界こそ悪いが、土埃が無い。
見極める。
マリッシアの後ろで轟音が空を割った。
ドカン‼
メキメキメキメキメキ…………バタン!
闘技場の外の木に雷が落ちた。
これから一週間ほど多分不定期になります。
楽しみにしている方々。ごめんなさい。




