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賢者の趣味は癖のヤバイ魔剣作りです。  作者: 黒銘菓
雷魔剣ライトニングロッド

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安定のMade by 賢者 の魔剣

 信頼と実績の賢者タツミンの魔剣です。



 「賢者様………悪魔を使役する魔剣。非常に素晴らしいと思いました。

 ですが………それには、代償が有るのでしょう?」

 悪魔との契約。

 本人(悪魔)は代償を払いきれないそちらの落ち度、我々は契約を遵守するだけ。と言っていたが、まさかただの菓子で悪魔が釣れる訳が無い。

 それこそ、この魔剣は正規の手段の召喚ではなく、ウルトラCの魔剣を用いた召喚なのだ。

 無事では済まない。

 「あぁ、悪魔は大概、というか、全員甘い物で釣れますよ。無論、そこら辺の飴でも釣れます。」

 意外とチョロい?

 「チョロいとは………我々の住む世界では先ずこの世界における味覚という概念が無いのですよ?

 そして、ここに正式に召喚された時点でこの世界を感じられる五感という概念を与えられたのです。

 こんな食べられる芸術品。悪魔の世界には概念さえ無いのです。

 我々にとって飴は宝石、クッキーはブローチやイヤリングといったアクセサリー、砂糖は賢者の石以上の価値を持つのです。」

 カップとクッキーを持ってそう言った。

 成程。価値観が違えば価値も変わる訳か。

 悪魔達にとって甘味とは人々にとっての地位や権力に近しいものなのかもしれない。

 いくらあっても満足しない。甘美な毒のようなものとして。



 「だから召喚出来たら確実に力を貸してくれるってこと。ね。凄いでしょ?

 これでシモン君をぎゃふんと言わせられるわ。私だってちゃんと皆でも普通に使える魔剣を作れるって。」



 シモン君………騎士団長様の事ですか………イヤ、それより…………

 「アクラギアスさん?ですよね?

 今、この方の言ったことが『正式に召喚』と聞こえたのですが……………それは一体……………」

 魔剣での召喚。それは正統ではない召喚だと思っていたが、どうも違うらしい。………………どういう事だろうか?

 「普通、悪魔の召喚は『高密度の魔力で悪魔の器を作って、そこに悪魔を呼び出して入れる。』って方式で行われるの。

 でも、魔力だけで生き物の身体を作ると大抵失敗するのよ。

 形は出来ても臓器がおざなりだったり、作ったけど脳の形成が不完全な状態だったり……………。だから悪魔の召喚には大概失敗するの。」

 「そりゃ、臓器を幾つも潰された状態で呼び出されたら(モグモグ)我々とて怒りますよ。(モグモグ)それに、(モグモグモグモグ)我々高位精霊は頭脳が無ければ強大な力を制御出来なくなります。(モグモグモグモグモグモグ)

 そりゃ暴走しますよ。(モグモグモグモグ)」



 衝撃の事実。おそらく研究機関に今のデータを知らせたらひっくり返るだろう。

 「では………通常行われる悪魔の召喚は不完全な、正統ではない召喚だと…………。」

 「そういう事。」

 「モグモグモグモグモグモグモグモグ(そういう事ですね)。」


 「………………では、賢者様はその点をどうやって…………克服したのですか?」

 「だからこそのさっきの召喚方法よ。自分の血液。つまりは肉体の一部を召喚に用いる事で召喚する悪魔の入れ物(肉体)を完全に召喚することに成功したの。」

 「つまり(もぐもぐもぐもぐ)今の私にとって(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)主はお姉さん(もぐもぐもぐ)という訳です。(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)」

 成程………………血………か…………………。

 契約系の魔術において血は媒介として、契約の証や楔として、非常に強力な、重要な役割を果たすアイテムである。

 しかし、血だけでそのようなことが出来るのだろうか?

 「全く………アクラギアス。文字通り血を分けた訳だけど……………………でも、持ってき過ぎよぉ。」

 「申し訳ない(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)。その分は(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)働きますので(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)ご容赦を。でも(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)その前にこれを食べてからで良いですか(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)?」

 持ってき過ぎ?

 そう言えば、魔剣が賢者様の血を吸い取っていたようだが……………一体どのくらいの血を要求されるのだろうか?

 血液と悪魔の強さは比例すると言っていたが…………………………………

 「150ℓは持って行き過ぎよぉ。」







 「ブレイさん。諦めた方が良さそうです。」

 難しい話で卒倒しかけているブレイさんを起こす。

 「ん??????????????」

 「あれは使えそうにありません。」

 「150ℓはのぉ…………………………ホォ………………。」

 「それ…………人の血液量じゃぁ無理よねぇ。」





 150ℓ

 人間なら失血死どころか死体も残らない。






 「えぇー‼確かに、悪用防止用に完全な同一人物、同一存在の血液でしか召喚出来ない様にしておいたけど、300ℓ位までなら大丈夫でしょう?」

 一体どうやって150ℓの血液を体の中に入れておけというのでしょう?

 「体内の活性化を魔法で行って血液を絶えず精製させれば問題無いでしょう?」

 困惑した。

 肉体の活性化を魔法で行う。までは解る。

 これは回復魔術の基本であるからだ。

 しかし、それを用いて血液を作り出すのは応用も良い所である。

 至難の業と言えよう。

 それを150ℓ?

 「もし……………最低限の血液で悪魔を召喚しようとしたらどれほどの血が…………?」

 「30ℓ位かしら?それ以下だと召喚失敗か暴走。」

 無理だ。

 「賢者様…………他に無いでしょうか?

 その………………雷系の魔剣等…………………………?」

「私なら魔法要らずで(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)街一個感電死(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)させる位の電力は(もぐもぐもぐ)賄えるんですがねぇ。(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)」


最近別のサイトにも同じものを載せました。良ければそちらも見て下さい。(内容は同じ筈ですが。)


読んで下さる皆さま。評価して下さる皆様、ブクマ、お気に入りユーザーにして下さっている方々、有り難う御座います。

次話も頑張って作っていきます。


なお、他にも色々連載中ですので 他の 黒銘菓 の作品も宜しくお願いします。






 感想、評価、レビュー等を聞かせて頂けたら幸いです。宜しくお願いします。

 尚、「小説家になろう」に登録していなくても感想は書けるようになっています。

 厳しい評価、お待ちしています。(ツイッター的な何かでの宣伝もお待ちしています。)

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