黄泉の山のハデシウム3
今日中に番外編は終わります。
火山なら火口にあたる山頂の中心。
そこには先程同様にマグマが、マグマ擬きが広がっていた。
ブク。。。。ブクブク。。。。。。。。。。ブク。。。。。。。 。。。。ゴポ。。ゴポ。。。。。
黒く、ドロリとしたあの液体が火口部一杯に溜まり、気泡を表面に浮かべて煮たっていた。
気泡が割れると同時にその中から山肌を覆う煙が立ち上る。
このマグマ。実はその大半が元は雨水である。
雨水が火口部に溜まって、それが変質してあのような粘性と色のマグマ擬きとなるのだ。
もう、お分かりだろう。
黄泉の山のハデシウムとは、この山の鉱物全体を示しているのだ。
雨水を変質させ、劇物に変化させる。
「黄泉」というのはまさにこの火口の事である。
マグマ擬きの黄泉に注目しているが、忘れてはいけない。
実際に毒を帯びているのは鉱物なのだ。
周囲全てが毒なのだ。
賢者が来訪しているから何の事無くここまで無事たどり着けているが、他の人間なら足を踏み入れることもままならない。
黄泉は触れれば普通のマグマ同様に人の肉体を焼き、爛れさせる。
それだけ有毒なのだ。
つまり、その大元たるハデシウム自体はもっと有毒である。
もし、地に足を着けてこの鉱物地帯に足を踏み入れたら………………沈む。
正確には鉱物との接触部が溶けてあっという間に身体が無くなる。
この鉱物に触れたら、大概のものは、熱した鉄板に落としたバターのように、あっという間に溶けて無くなる。
そう、劇毒揃いの材料で作る魔剣の刀身もまた、劇毒であった。
『毒を以て毒を征す。』
制御せず、毒の覇道を征する。まさに賢者!!
賢者の所業であった。
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次話も頑張って作っていきます。
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