劇毒龍の毒袋1
短いですが何だかもう長くなりそう。
どうしよう?
「えーっと…この辺…よね?」
首をかしげて辺りを見回す。
見えるのは朽ちた切り株や草木の残骸、全身から汗のように血を流した鳥の死体。
生き物の気配はなく、草木一本、虫一匹居ない。
「100年経っても未だ毒は消えないかぁ。」
100年前。
この辺りを根城にしていた龍が居た。
名前は劇毒龍。
火を吹かずに毒を吐き、
周囲の大地を毒に侵して死に絶えさせる極悪な龍。
100年前に冒険者が龍を倒し、大地は黄泉帰る。
その筈だった。
しかし、大地は黄泉帰るどころかその死を広げた。
本来、死後直ぐに土に還る筈の劇毒龍の死体は残り、死んだ大地の中でも毒を糧に逞しく生きていた動物さえ死に、生者の無い、完全な地獄が生まれた。
知恵の有る者はその頭脳を使い、原因を探ろうとした。
しかし、探ろうにも一息吸えば命絶える場所。
探ろうにも探れなかった。
劇毒龍の死体とその周囲は禁忌領域となり、それから1世紀。
この世に顕現した地獄の1片は未だ猛威を振るい、地獄は未だそこに在った。
今まさに賢者が歩いているのはその地獄。
息をするだけで死ぬ、毒の地獄。
禁忌領域。『劇毒龍の霊廟』だった。
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