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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

愛とはなんぞや?

作者: 刺身大好郎
掲載日:2016/05/23

数ある中この小説を読んでいただきありがとうございます。

この話はSCP-031、愛とはなんぞや?を元ネタに書き上げてます。



これはジョンという男が体験した不思議な話です。

男は家族、友人、恋人はいません。ただ職に就き、収入を得、飯を食し就寝する。お金が余れば風俗に足を運びました。

三大欲求は満たしているのですが、彼は自分の存在意義を見つけられません。

そんなことを思ったのが今から4年前、ジョンが28の時でした。

今現在彼は湖の湖畔にいます。入水自殺をしようとしているのです。

辺りは暗く、霧に覆われています。彼を止める者は誰もいません。

湖に足をつけようとしたその時、彼の目に一軒の館が見えました。

普通の館ならば彼は気にせず湖に入り命を落としたでしょう。

ですが呼ばれるように、ジョンは館へ足を向けました。

洋館の外観は赤を基準として作られており、敷地外からも見えるような時計台があります。また同サイズの一般的な洋館よりもあきらかに窓が少ないようです。

建物の外周は2mの塀で囲まれていて1つの門が設置されています。館内に入って散策すると、

図書館や地下室が存在していました。

不可思議なことがあるとすれば、それは館の外見と比べて中が広いことです。

中央にある階段を昇り、右手側の廊下へ行くと、そこにはぶよぶよとした肉塊がありました。

肉塊はずるずると音を立てながらジョンの方へ近づいていきます。

ジョンは驚く様子もなくただ彼女を待っていました。

彼の目には、肉塊が、高校生の頃に恋したメアリーに見えたのです。

彼女がジョンの元へたどり着くと、過去の事情により貧困に陥っている。落ち着いた状況に戻れるまで一緒に居させてくれ。とジョンへ訴えました。

ジョンは、どこか救われたような気持ちで彼女を自宅へと案内しました。

一緒に住み始めてから一週間後、2人は恋人同士になりました。

彼女のために料理を作り、テレビを見ながら笑い合い、夜の営みに励んだり、彼にとってこの一週間は人生最高の日々でした。

ですが8日目の朝、通りかかった青年がメアリーを目に留め、彼女に一目惚れをしてしまいました。ジョンが起きた時には、メアリーの姿はどこにもありません。

代わりに家の前にはたくさんの濁った油が散乱していました。

メアリーが危ない目に合ったのではないかと思ったジョンは、その油の跡を辿ります。

数ブロック行った先にある公園で、青年が肉塊とキスをしているのを見たジョンは、何かを悟り、家に向かいました。

倉庫から縄を持ってきて、天井から吊るし、わっかをつくり、そこに首を掛けました。

そして彼は呟きました。

「愛とは、なんぞや?」

土台になっていた足場を蹴り飛ばし、彼は他界しました。

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[良い点] 文体は好き。乱歩みたいな [気になる点] もうちょい改行とか空白とか使ってもいいかも
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