第三話
もう嫌だ。
何をしても上手くいかない。
上司にゴマを擦る同僚が出世していき自分は置いてかれ、ミスを責められる。
もう嫌だ。
家に帰る途中スーパーで自分の好物のメンチカツをたくさん買った。
帰ってからまるでやつ当たるかのようにメンチカツを頬張った。
そして思った、メンチカツになれれば、ただ食べられそれで終わり、苦痛なのなく楽なのではないか、と。
満腹になった私はベットに横たわり眠りに落ちた。
目が覚めたら私はメンチカツになっていた。
昨日の願いが叶ったとでも言うのか、それかこれは夢か?
私が混乱してると妹のテスタロッサが部屋に入ってきた。
「お兄ちゃん~また私のパンツ勝手に履いたでしょ~ もうやめってって......あれ?いない?」
妹が言っていることに見に覚えもある.....これは夢ではないのか...?
「お兄ちゃんどこいったんだろ?あれ?なんかベットにメンチカツある」
妹が私を手に取る、この感覚はまるで夢に思えない....まさか!
「おいしそ~」
「ちょっ まt」
「あむっ...もぐもぐ」
「ん"ぎも"ち"い"ぃ"」
こうして私は食べられた。
スイーツ(笑)
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作:タスマニアン
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