85/112
はちじゅうごかいめ
冬の白い雲は、格別に綺麗だ。
色素が薄い空と、調和が取れており、冬でしか見れないような白さの雲が、よく映える。
綺麗な空に心が躍る気持ちと、妙な物悲しさで心が満ちる。
夜の帳がすっかりと辺りを包む頃には、空に合った雲もどこかに流れていき、そこそこの星空が見える。
車のヘッドライトや、街灯なんかで満天の星空とは言い難いが、都会の夜空よりは星がよく見える。
あまり星あかりは強いとは言えず、見つけるとそれだけで少し嬉しさがある。
ただ、ここ最近あんまり月が見えてないのが少しだけ悲しい。
たまに自らの白い息で曇る夜空を見上げつつ帰った。




