ななじゅういっかいめ
七十回もこうやって書いてはきているが、未だ自分の核心となる部分は書けていないような気がする。
これだけ書いているのだから、核心に触れるようなことは書いているが、まだもう一歩先があるような、そんな感じだ。
別れへの執着や、言葉の出し方、人との付き合い方。
これらは全て孤独になりたくないというものに直結している。
あくまで私が主観でそうやって思っているだけだから、他者から見たらまた別の見方があるのだろうが、私の中の根幹は孤独への恐れで、言葉の端々に映り込んでいるものだと思ってる。
なぜ孤独が恐いのか。
なぜ、孤独を恐れていると他者の視線が気になるのか。
幾度と自問してきたが、未だに答えとなるものにはたどり着けず、ただ漠然とこわさだけを味わっているのが現状だ。
毎日という訳ではなく、ふとした瞬間に恐怖が湧いてくるのだ。
友達と遊んだ帰り道、夕暮れが差し込む部屋に一人でいる時、ひぐらしの鳴き声が聞こえてくる早朝。
そんな時に恐怖が全身を冷やして行く。
孤独が怖くなるのは、きっと真の意味で孤独になったことがないからだろう。
心の拠り所はあるし、幸いにも友人にも恵まれてる。
だからこそ襲いかかってくる孤独に、心がついていかないのではないかと思っている。
とはいえ、その孤独感を乗り越えていないし、もしかしたら一生の付き合いになるのかもしれないが、それでも人の目を気にして立ち往生してしまう自分の性格を、どうにか受け入れようとしているところだ。
孤独への恐怖は、かれこれ8年ほど向き合っているが、どうにも向き合いきれていないのか、だんだんと大きくなっていっているようにも思える。
偏になりすぎるのもまた違う気がするが、どうにもこの恐怖は心の底で燻っている。




