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ろくじゅうよんかいめ

 今日、昼はずっと雨で雨だれを聞きながら作業していた。

 かなりの土砂降りから、小雨に変わり、また土砂降りになる。

 なんだかその移り変わりを聞くだけで落ち着いてくる。


 雨がやみ、外に出るとひんやりとした空気が身を包む。

 昨日よりも少しだけ体感温度が低く感じる。

 それと同時に、雨上がり特有の澄んだ空気と、雨の匂い。

 雨が降る前の匂いより、降ったあとの匂いのほうがどこか清々しさを覚える。


 暗くなり方も、いつもより少し早く感じる。

 5時15分にはもう夜の帳がおりはじめ、赤い三日月が顔を出す。

 タイミングよく、昼と夜の間、雨と晴れの間みたいな空を見ることができた。


 藍色に染まりきりそうな空に、わずかに見えた白に近い暖色。

 雨雲の端のほうがわずかに夕焼けに染まっているが、浮かんでいるのは藍色の空。

 あかく光る三日月が更に上に昇る。

 夕焼けを反射する雲と、それに不釣り合いな空の色。

 見たことがないような空で、5分とせずに夜の帳が降りきってしまったが、満足感と、充足感が心を満たした。

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