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ろくじゅういっかいめ

 いつからかは忘れたが口で誰かと話すのが少し苦手だ。

「これは言ってもいい言葉なのか」「伝えてもいい言葉なのか」

 なんて少し考えすぎなところがある。

 母や妹、一部の友達に対してはそこまで深慮することはないのだが、父や仕事場の人、そこまで親しくない友達に関してはかなりどこまで話していいものか考えながら話してしまう。


 明確にはどこまでなんて区切りはないのだが、どこか一線を引き、自分の本心から少し離して相手に寄り添うような回答になってしまうことが多々ある。

 人間関係を円滑に進めたり、ぶつかりあうことを避けたり、機嫌を伺ったりするのであれば正解なのだろうが、自分の中でこれを果たしてやり続けて良いのだろうか、と考えている。

 無理に自分の考えを全て開示して傷つけたり、相手の話の腰を折ったりしたい訳ではない。

 ただ、自分の意見を伝えられる時に伝えずに、寄り添うような回答ばかりでいいものだろうか。

 そう考え始め、最近は同意を求められても同意できない内容だったら曖昧に濁したり、少しだけ話題をずらすことを覚えて来た。


 白黒はっきりとしなくてはいけない訳では無いが、私の中の完璧主義の部分が『自身の意見を述べた方が良かった』のじゃないかと、後から暴れ出す。

 書いてて思ったのだが、別に私は相手に意見を押し付けたい訳でもないし、相手の意見を否定したい訳でもない。

 ただ聞くだけでいいものに対して、自分の意見を付随させ、ある種の承認欲求のようなものを満たしたかったのではないだろうか。

 そう考えると、どうしても言いたいもの、意見がぶつかってでもずらしたくない軸の時だけ自分の意見を伝える、というのでもいいかな、なんて思う。


 そんなことは滅多に無いのだが、どうしてもここだけは譲れない。

 そう思えた時に自分の意見をはっきりと言えるように、覚悟だけは決めておく。

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