ごじゅうきゅうかいめ
ふと、もう十一月も終わりに差し掛かっていることに気がついた。
途端に襲い来る不安と焦燥。
終わる、という言葉にどうにも弱く、意識する度になんだか心のどこかにしこりが残るような、そんな気がする。
十一月の終わりとなると特に顕著に現れてしまう。
今年の終わりも一緒に近ずいて来るからだ。
何かが終わるということは、何かの始まりであることだとは思っているのだが、私は終わるのも始まるのもどうにも苦手だ。
そんなこと言っていたら何にも手を伸ばせないし、始まらない。
頭では分かっているのだが、苦手意識というのはどうも払拭できない。
とはいえ、苦手だなんだいいながらもやりたいことは新しく始めてみるし、意識すると苦手意識が増えるだけで、夢中になってしまうとそんなこと考える隙間もないのだが。
結局のところ、私が苦手とするものは自らの変化である。
人は常に変化し続け、精神性も昨日と全く同じではないことは理解している。
それでも、自発的、多発的問わず自分が変わることが苦手だ。
そのくせ、移り変わる景色や、季節。
日々変わっていくものたちを眺めるのは好きなのだから、自身の変化ですら楽しめばいいのに、とは自分でずっと思っている。
なかなかどうしてめんどうくさい性格をしている。




