56/112
ごじゅうろっかいめ
風がかなり冷たくなってきた。
昼間で太陽が出ていてもそうなるのだ。
冬の足音が少しづつ近付いて来ているのが分かって、なんだか少し嬉しくなる。
今日は、雲が多い日だった。
雲間から差す一条の夕焼け。
太陽は欠片も見えず、雲間から分かるわずかな青空と、夕焼けを眺めていた。
一面の快晴は好きだが、どこか遊びがなくて写真に撮るときも、少し残念だが、曇天は日によっても変われば、雪雲だったり、色だったりがちょっとづつ変わっていて面白い。
それに、わずかに顔をのぞかせる青空があるときや、嫌に明るい曇り空になるときもある。
快晴も曇り空も、どちらも同じくらい好きなのだが、写真を撮るうえでは多少雲があったほうが遊びが出て良いのである。
だから、今日の天気もいい天気だったと言える。
あまり人には通じないが。




