ごじゅうよんかいめ
最近、虫がどうにも駄目だ。
小さな頃からそこそこの田舎に住んでいるから、中学校三年くらいまでは平気で触れていた。
ただ、高校から触れる機会がなかったから気が付かなかったが、つい最近、虫を触ろうとする機会があり、そこでどうにも虫を触ることが出来なくなっていることに気がついた。
蝶や蜻蛉、蟻、蛾、蜘蛛、バッタは触れるのだが、甲虫系が触れない。
他にもカマキリが駄目だった。
甲虫とは言っても試したのはカミキリムシ、カブトムシ、クワガタ、カナブンの四種なのだが、どうにも条件反射で触ることを避けるようになっており、遂に触ることは出来なかった。
カマキリは、触って捕まえることは出来るのだが、恐怖が先行しやはりそこそこの苦手意識があった。
これらの傾向から、痛みを伴うことが予測出来る虫が触れなくなったのかもしれないと予想した。
カミキリムシ、カブトムシ、クワガタ、カナブンの足には小さなかぎ爪のようなものがついており、それが手に食い込むとそこそこ痛いのである。
カマキリは言わずもがなである。
蜻蛉も、例えば種類がオニヤンマだったら触れないと思う。
完全に無意識に避けるような行動であり、自分でも痛みを伴う虫が触れなくなったなど思いもしなかった。
もしかしたら、他にも無意識に何かを避ける為に無理になったものや、駄目になったもの、起こしている行動があるかもしれない。
自分の中にそれを見つけるのが少し楽しみになった。
コメツキムシは、甲虫だが触れた。




