ごじゅっかいめ
私は、四季全てが好きだが時間帯で一番好きな季節は異なる。
昼は、春が一番好きだ。
温かな日差しと、色んな種類の花の香りが春風に乗って漂ってくる。
日差しを浴びながら草原にレジャーシートを広げて、空を見てのんびりする。
そんな時間が好きだ。
朝は、夏が一番好きだ。
朝のしっとりした空気感。
昼に比べ、澄んでいる空気。徐々に上がっていく気温に、蝉時雨が聞こえ始める。
それを楽しみに待つのだ。
夕方は、秋が一番好きだ。
夕焼けが一番綺麗に見える季節。
真っ赤な夕焼けに、たくさんのカラスの鳴き声、すぐに消えてしまう夕日。
気がつくと暗くなって、閑散とした道にどこか寂寥感を覚えてしまう。
夜は、冬が一番好きだ。
冬の夜は、空気が張り詰めていて、静かな時が多い。
空気が張り詰めているから、星の瞬きがよく見える。
街頭に照らされる白い息と、かじかんだ指先。
痛い感覚も消えて行きそうな耳の先。
寒さだけじゃなくて、家に帰った時の暖かさも感じれる。
もちろん、どの季節の時間帯も好きなのだが、特に好きなのは書いた通りだ。
春の朝は、なにか新鮮な気持ちで胸がいっぱいになるし、夏の茹だるような暑さと、色んな種類の蝉の鳴き声がどこかから聞こえてくる。
秋の昼は紅葉が綺麗に見えるし、冬の朝は霜が降りた草葉が朝日を浴びてきらきら光り、冷たく、澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込む。
そんな風に楽しんでいる。




