よんじゅうはちかいめ
なんだか長いこと続けて来たような気がする。
そうは言っても五十回に届かないくらいだが、それでもここまで継続出来ているのは、なんだか嬉しい。
ただ、こう長く書いていると、何を書こうかと悩むことが多くなってきた。
見返すことはあまりないから、もしかしたら被ってるかもなぁ、なんて思うこともある。
それでも、自分の中に無いことや、少しだけ最初に思っていたことと、ズレたものは書きたくない。
だからこそ、自分の中の醜いものだとか、芯に迫ることは書いていこうと思うのだが、書こう! と思ってなにかが出てくる訳でもない。
自分の感情が動いてそこから、芋ずる式に過去に思ったことや経験したものが出てきて、今日はこれを書こうかなぁと思うのだ。
少し、前置きが長くなった気がするが、今日は嘘のことを書こうと思う。
幼少の頃、母から『人のせいにしない』と、約束した原因でもある。
その頃はよく嘘をついていた。
冗談のような嘘から、親から怒られそうな時に妹に押し付けてしまうような嘘まで。
その頃の記憶は、曖昧であんまり覚えていないのだが、何か怒られるような悪戯でもしたのか、なにかに親に気付かれて、追求されてた時。
咄嗟に妹に濡れ衣を被せるような嘘をついたことを覚えてる。
どんな言葉を吐いたかは覚えていないが、バレたくない思いと、怒られる恐怖で心がガタガタ震えていたのはよく覚えている。
結局、その後どんなことがあって、どういう風におこられたかは覚えていないのだけれど、酷く怒られて、泣いて、妹に謝って。
『嘘をつくのは駄目なこと』だと痛感した。
そうやって約束は結ばれた。
それ以降、嘘をつかない、なんて言わないけれど、重要な時に嘘をついたり、誰かに罪をぬすくるような嘘はついていない。
少し誤魔化すような嘘をつくことはあるけれど、決まって胸のどこかが痛むようになった。
なにか体がむずむずして、罪悪感で心が満たされる。
きっと、未だに私は怒られた時の父と母の目と、嘘をついたあとの気持ちが忘れられないんだと思う。
どんな目だったのか、説明は難しいし、父と母の心の代弁になってしまうような気がして言葉には出来ない。
嘘をついた後悔と、ついてしまったことによって事態が大きくなったことで、不必要に傷ついた妹。
それを明確に思い出すことは稀ではあるのだが、それでも根底に眠っているような気がする。




