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よんじゅっかいめ

 早いもので、もう11月である。

 このエッセイもかれこれ四十回に到達したということで、時の流れが早く感じる。

 色んな事があって、書いて、感じて、聞いて。

 構成されているものひとつひとつに愛おしさすら感じる。


 だが、毎年この時期になると今あるものを疎かにして、焦燥感に背中を押されてしまう。

 自分は今年何をしただろう、何を残せただろう。

 焦ったって仕方がないことは毎年分かってはいるのだが、なんだか気持ちが浮ついて、ふらついて。

 不安定とはまた少し違う状態になる。

 今年も相も変わらずもう十一月かぁ、なんて思うと何かをしろという強迫観念と焦燥が今にも背中を押して暗闇に突き落とされてしまいそうだ。


 とはいえ、こういう焦燥感やらなんやらで始めたことは大抵躓いて、そのまま起き上がれないことが多い。

 今までの傾向でしかないのだが、焦りからはじめたものは常に焦りがつきまとってしまい、「まだできてない」、「まだ終わらない」と、ずっとまだ? という問いかけで結局自分の調子をやたらと崩してしまう。


 こんな焦りを跳ね飛ばせるくらいに確固としてこれはやった!! というものが自分にもあれば別かもしれないが、自己肯定感というのはどうにも厄介で、出来てない自分ばかりを注視して、頑張った自分や、何かを為した自分のことになかなか目が行かなくなってしまう。

 こうやって文字に起こして、自分のやったことに気がつけはするのだが、癖のように自虐、自責がつきまとってしまう。

 それでも、これは少しづつ改善して行っているような気もするし、あまり考えすぎない方がいい事かもしれない。

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