291/322
にひゃくきゅうじゅういっかいめ
今日は、朝から風が強かった。ぶわりと舞うカーテンの音で目が覚めて、ちりんちりんと風情もなく踊る風鈴に、朝から笑顔になった。
稲も随分大きくなってきており、風が吹く度にゆらゆら揺れて色を変えるもので、どこに風が通ってるかがわかりやすく、風の通り道が見えるのは嬉しかった。その間を燕が縫うように飛ぶのを見て、懐かしい気持ちと、漠然とした嬉しさが湧いてきて、風が強いのも、たまにはいいものだと、そう思えた。
夜になると、この風が心地よく、今日は扇風機なしで寝れそうだ。




