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にじゅうさんかいめ

 真っ白なうろこ雲に、黒い雲が重なってわずかな隙間から見える青空と、そこから漏れ出る陽光。

 影も形もなくなった彼岸花。

 少しだけさみしくなる。

 緑の栗をつけた木に、電柱に沢山とまってるすずめたちの賑やかな声。

 遠ざかっていくカラスの声に、今日の終わりを感じる。

 少しづつ、少しづつ雲の隙間からもれていた太陽の光も消えてきた。


 それでも、太陽が沈む方角にうっすらと赤い光がある。

 建造物や、山、雲に隠れてるけど、確かにそこにある。

 そう思うと少しだけ安心して、また始まる一日に希望が持てるような、そんな気がする。

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