じゅうきゅうかいめ
今日は、日頃みてきたなかで好きだったり、心動かされたりしたものを、書いていく。
電柱の上に何羽かいた鳩が、一羽を除いて飛び立っていった時、一羽の鳩が妙に面白かったし、少しだけ寂しさを覚えた。
木漏れ日を見上げて、その光を浴びた時、どうしようもない嬉しさがあった。帰り道、そこから今度は藍色になりかけていた空を見て、心のどこかが妙にむず痒くて、言葉にならなかった。写真は撮ったけれど、未だに晴れることがない。
山の上、頂上から見た街の景色、反対側にある山の上にかかる雲。その影。叫んだ瞬間に後ろから現れた他の登山者。叫んだ爽快感と、はずかしさ。急いで来た道を戻った。
波打ち際、寄せては返す波と追いかけっこ。たまにくる大波から逃げきれずに濡れた靴で帰った。
月にかかる雲。うっすらと雲の向こう側から漏れる月の光と、見えたり隠れたりする月。見えなくてもそこにあると、思わせてくれる月がすきだった。
学生の楽しげな話し声、滑る自転車の音、その後に訪れる静けさ。
誰もいない家の中、一人見上げる天井と、庭。植えたトマトの観察と、空模様。
桜の花びらを捕まえようと伸ばした手。捕まえられなかったけど、頭の上に一枚花びらが。
川のせせらぎに、川のほとりに咲いた藤の花。
散りかけの桜の木に、新たな葉桜。桜の葉っぱの匂い。新緑。
アスファルトの匂いと、田んぼの匂い、雨の匂いが混ざる瞬間。雨上がりの空気。
大好きな入道雲が近くに来た時。どうしようもなく不安感を覚える。そのうちに、蝉の声が消えて大粒な雨が降り出す。
夕暮れ時、下からゆっくりと黒くなっていく入道雲。完全に日が沈んだ時、大好きなそれを入道雲と認識出来なかった。
他にもたくさん、たくさんありすぎて、また機会があれば書くこともあるだろう。




