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じゅうごかいめ

 私の住んでいる家には台所に椅子がひとつある。

 小さなしろい椅子だ。

 その椅子に座って、台所にある窓から月を見るのが好きだ。

 ちょうどこの季節、深夜の二時くらいにちょうど月がその窓から見える。

 昼間の喧騒を忘れてしまうくらい静かな台所に、外から聞こえてくる虫の音に耳をすませて、月明かりを浴びる。


 そんな静かな時間。

 もちろん、昼には昼の良さがある。

 料理している間の時間。似ている時間。

 その椅子に腰掛けると、ちょうど背の高さがガスコンロから見える火と同じくらいの視線になるのだが、その火を眺めながら鍋の蓋がことこと揺れる音を聞く。


 そんなに頻度は高くないが、たまに座って、何もしない時間を作る。

 そんな時間の幸せをかみしめている。



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