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ひゃくにじゅうろっかいめ 言葉の裏
今日は、朝からずっと曇りだった。
雲の層が厚く、晴れ間の欠片もない。
なんだか太陽をみたい気分だったけれど、そんな日に限って天気が悪いことが多い。
あるいは、そんな時だからこそ記憶にのこっていてそうやって思ってしまうだけかもしれないけれど。
それでも、今日の天気の悪さはくっきりはっきりみている。
なんだか釈然と行かないことが多くて多くて、どうにか気分をすっきりさせたくて、太陽だとか、星だとか、月だとかを見たかったのだが、辺り一面鈍色の空。
はぁ、と吐いたため息が、白くなって出てくる。
言葉もこれだけ見えてくれたらそこまで考えなくて良いのになぁ、なんて思う。
言われた言葉の裏の裏まで分かろうと考えて、分からなくて、また気分が落ち込んでしまう。
私は額面通りに受け取ることしか出来ないものだから、言葉の裏にある本音、真意を汲み取ってくれと言われてもどうしようもないんだ。
後からそうやって言われたものだから、あの時の言葉の裏にはこんなことが潜んでたのかな、とかもしかしたらこうやって思ってたのかも。
なんて、決めつけるような心境になってしまって、どうにも疲れてしまう。
もう一度吐いた息が、今度は透明で、自分にも見えない。
結局はそんなものなのかなぁ。




