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ひゃくにじゆうさんかいめ

 この寒さにも慣れてきて、いつも通りの日常に戻って来たような感覚がある。

 少し浮足立っていた心も、寒さに震えてた心も、いつの間にやら平常心だ。


 今日も今日とて、寒いし晴れているのに雪がちらつく。

 積もることはないような降り方で、地面に触れた途端にアスファルトのしみになっては消えていく。

 水たまりにすらならない雪たちが、ひどく儚く、寂しいものに見えてしまって、なんだか泣き出したい気分になる。

 少し涙ぐむだけで、溢れるほどの涙は出ないのだけれど。

 その雪を見てため息を吐くのは許してほしい。やるせないのだ。


 今日の天気も、少し不安定な気がする。晴れ間は見えるのに、薄暗く、上空には曇天が広がる。

 私が向いてる方は明るく見えるのに、振り返ると暗い空が広がってて、私の影だけが明るさの証拠のように見える。


 私が唯一苦手なのが、明るさはあるのにどこか薄暗い時なのだ。

 幼い頃に見た映画のワンシーンを思い出して、怖さを覚える。

 真っ暗は平気なのに。なんだか不思議である。


 まさに今日の天気のようなものだ。

 なのに、今日はそんな雰囲気でも、あまり怖さを覚えずむしろ癒しのように思えた。

 どんな心境の変化があったのか自分でもわからない。

 それでも、この変化が面白くて、なんだか少しだけ好きだ。

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