ひゃくよんかいめ
今日の深夜、カラオケ帰りに気がついたのだが、昨日は満月だったらしい。
道理で昨日の月が綺麗に見えたわけだ。
満月の周期を調べているわけではなく、毎月満月くらいの時期になると、なぜだか知ることができるのだから不思議なものだ。
今日は曇っていたのだが、月がのぼり始めるくらいの、赤い月の頃は綺麗に雲が消え、赤が消える頃には雲で隠れてしまった。
今日の雲はひどく分厚く、月明かりや星あかりが見えることはない。
ただ、雲の影はやけにはっきりと見えるので、どうにも空が海に潜った時に水面をみあげてるようなそんな気持ちになった。
そうやって連想してしまうと、次は雲を泳いで雲の上まで行ってみたくなってしまう。
分厚い雲を抜けて、優しい月明かりと、たくさんの星。
人の気配が一つもない空の上。
そんなのを想像すると、ワクワクが止まらない。
実際には、地から足が浮いていく訳でもないし、浮力もない。
不毛とさえ言われる。
ただ、そんな不毛な想像でも、ある種私を形成する一つの要素である。
そう思うと、なんだか少し誇らしくなる。
それはそれとして、不毛とまで言われるのは傷つくが。




