ひゃくにかいめ 積雪
今日は、特別気温が低かった。
ただ、天気予報では昼から雪と書いてあったが、朝は晴れており、雲もそこまでなかった。
なので、積雪するほど降ると言われてもあまり想像ができなかったが、いざいざお昼を過ぎると、窓から見える世界が白銀に染まっていた。
流石に道路は積もっていなかったが、家の庭や、車の上、屋根の上なんかは雪で真っ白に染まっており、部屋から見える木の枝にも雪が積もっている。
朝から妙に底冷えしており、家の中でも足の悴みが酷かった。
これだけ寒ければ雪も降るというものだ。
初雪ということもあって、お風呂に入る前にはしゃぎ回って手乗りサイズの雪だるまを作成した。
手袋を濡らしたくないから素手で雪を鷲掴みにしたのだが、それはそれはもう冷たくて、楽しかった。
それでも、お風呂から上がってほっと一息着くと、どうにも体の震えが止まらないので、やはり積雪は時々でいいなぁと思う。
そういえば、これを書いたかは忘れたが、私はどうにもエアコンと相性が悪いのだ。
冷房も、暖房も、長いことその環境下にいるとどうにも吐き気や目眩、頭痛がしてくる。
なので、お店に入る時も長くは居られず、たまに外に出ることでどうにかなっているが、職場だとそうも言えない。
そこら辺は、夏は少し上着を着たり、冬は体をいい感じに冷やせるような場所を見つけることで凌いでいる。
もうすっかりと自分の体に染まりきっているので、自分の当たり前が通用しないことをたまに忘れてしまうのだ。
どうやら雪が降るのは今日だけのようで、すっかりと止んでしまった。
窓辺に肘をついて見る。
木に積もった雪や、屋根や田んぼに積もった雪が光を反射して、きらきらと光るのが、あまりにも美しくて、窓を開けて外の雪の匂いと、冷たい空気が部屋を満たす。
ふと、上を見上げると、雲に光を遮られた朧月と、きらりと輝いているひとつの星。
それと、ちょうどいい具合にあった雪が積もった木の写真を撮る。
ナイトモードで撮られたそれは、酷く幻想的で私の見えてるものをそのまま映してくれたようで、嬉しくなった。




