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ゆるゾン  作者: ニコ・タケナカ
134/135

裏話3

どうも。ニコ・タケナカです。

本編は完結したのですが、少し伝えきれなかったことを裏話と題して追加しておこうと思います。



・学校について

以前、ツイッターでこんな内容のつぶやきを見ました。

「漫画やアニメで学校が出てくると未だに黒板使われてるけど、最近はホワイトボードに代わってるよ」

コレって描いてる人(漫画家やアニメーター)は黒板世代で当り前の様に、教室=黒板になってて認識がアップデートされてないんだなと、目から鱗でした。

今の学校がホワイトボードに置き換わってる背景としては、プロジェクターでデジタル教材を映すために使われているんだとか。

授業もタブレットを使ったものが増えてるようですね。タブレットについては元々、全国の生徒一人に1台を支給するという構想があったようで、それがコロナ過で一気に普及したようです。

ゆるゾンでは積極的に今の時代の学校風景を取り入れてます。なにせ2022年という時代設定なので。ホワイトボードもタブレットも小説の中で出しました。

他にも、今の学校って教室と廊下の壁を無くそうみたいな取り組みがあるようなんです。教室の中の様子が見えた方がいじめが起きにくいとか、廊下に誰か不審者がいればすぐに発見しやすいとかいった理由のようです。物語に出てくる高校でも廊下は明るくしてあります。

後は服装。今の高校生はスカートが長いのが一般的なようなんです。たぶん黒板世代からしたら、ひざ丈なんて有り得ないと思うかもしれないけど、今の子にしてみれば短い方がダサいのかな?(そこはよく分からないけど)制服自体も今はセーラー服を採用している学校が減っているようですね。理由はジェンダーレス。セーラー服と学ランで男女を分けるのはよろしくないから、みんな統一感の出るブレザーが主流のようです。更には個々の個性を尊重して私服を認めるところも増えているようですね。

ゆるゾンでもそういった今と昔の差をネタとして盛り込んでいるので「今の学校はこうなのか」と思うか、気にも留めず読み進められるかで世代が分かりますよw


・追記

書き忘れたので追記します。第一話で風香が会長に「理数探求をどう進めればいいのか分からないんだけど」と言うシーンが出てきます。読んだほとんどの人は「理数探求ってなんだ?」と思ったんじゃないでしょうか?「理数探求」とは2018年に高等学校学習指導要領が改訂された際に新設された科目です。それが22年から実際に授業へ導入されたようですね。ちょうど物語の設定と同じ年なので書きました。

ついでに、風香は歴史を苦手にしているだけで、他の科目も悪いという訳ではありません。理数探求では数学や化学に関する課題を設定して、その解決のために知識を探求するという内容の授業なんですが、なにせ新設されたばかりの教科なので教える先生も、教わる生徒も手探りのところがあり、よく分かっていない。なので風香も戸惑っているという設定です。



気が向いたらそのうち裏話に来ようとおもいます。

ではまた!

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