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「誘爆ゴーレム」

「だから火は使うなって言っただろ!」

 ――盗掘者



 古代遺跡には、様々な罠が仕掛けられている。

 落とし穴や刃つきの振り子などが代表的だが、備え付けの罠以上に危険なものは、ガーディアンだ。

 道中、あるいは最奥で宝を守るガーディアンはどれも強力で、出くわしてしまえば戦いは避けられない。


 ガーディアンの中でも、ゴーレムは特に対処がしづらく、倒すのが難しい。

 大抵のゴーレムは堅牢で、弱点となる部分を破壊しない限り動きを止めることはない。

 しかも、その特性や弱点は作った者の数だけ存在する。

 

 最近確認されたものに、誘爆ゴーレムと名付けられたものがある。

 これは露出した胸の核に炎が触れると大爆発を引き起こし、周りを巻き込む自爆型だ。

 閉所に設置され、また数も多いため一体が爆発すると、連鎖的に他のゴーレムも反応してしまう。

 このようなゴーレムの中には、腕が燃えており、緊急時には仲間の核を殴って起爆させるという強引な手段を取る種類も存在する。

 侵入者どころか守るべき場所を破壊しかねないが、そうまでして守りたいものも、時にはあるのだろう。

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