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「聖殿の霊薬」

「こちらはかの英雄が、聖殿の神より賜った世界に一つだけの霊薬でございます。なんでも、飲めばたちまち傷が癒え、力が湧いてくるのだとか」

「まだ、中身が入っているようだが」

「その通り、この瓶の封は開けられていません。一説では、蓋が固くて開けられなかったという話や、使う機会を待っていたら、ついにそのタイミングを逃してしまったという話も……」

 ――博物館の案内人と観光客



 霊薬の中には、特殊な素材や特別な力を用いてしか製造できないものがある。

 そうしたものは貴重で、数が少なく、手にするだけでも困難が伴う。


 だからだろうか、人によってはもったいなさや慎重さゆえに、霊薬の使用を惜しんだ結果、最後まで鞄の中で眠らせる者もいるようだ。

 世の中には、そうして機会を逃したまま、一度も使われずに余った貴重な霊薬が無数にあるのだという。


 使う使わないは、手に入れた者の自由だ。

 しかし、余らせるくらいならいっそ、使ってみてはどうだろうか。

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