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「刃射雨魔」
刃射雨魔とは、技術者の国カリゴルが製造した攻城兵器の一つである。
これは専用の巨大な刃を射出し、それを雨のように敵陣に降らすことで、城壁や兵士を切り刻む。
ちなみに、名前に魔という文字が入っているが、魔法の動力は一切使用していない。
名の由来は、人力では持てないほどの刃を雨のように降らせることが、まるで魔法のように見えるからという、ごく単純なものだ。
刃射雨魔は部品の九割が木造であり、分解して輸送し、戦場でそのまま組み立てることもできる。
一度射撃状態にしてしまえば、後は刃を装填してやるだけでずっと仕事をしてくれることから、カリゴルでは脇目もふらずに集中して物事に取り組む際、『刃射雨魔のように~』と表現することがあるようだ。




