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「天鬼」

 東国の山に古くから住む怪物たち、その名を天鬼(てんき)と言う。

 正確な数は不明だが、伝えられている話だけでも、数体の天鬼の存在が確認されている。


 彼らはたびたび人里に姿を現すと、思い思いに振る舞った後、また山へ帰っていく。

 災いをもたらすこともあれば、人助けを行うこともあり、その時々で何が起こるかはわからない。

 各々で性格が違うだけかと思えば、十年前に田畑を荒らした天鬼が今度は稲刈りを手伝うなど、同じ個体でさえ不可解な行動が多く見られる。

 一節では空模様が関係していると伝えられているが、憶測の域を出ず、それが本当かどうかは定かでない。

 

 現在確認されている天鬼は、以下の七体。

・『覇霊(はれ)の天鬼』

・『蜘蛛吏(くもり)の天鬼』

・『阿眼(あめ)の天鬼』

・『癒気(ゆき)の天鬼』

・『神鳴離(かみなり)の天鬼』

・『王路羅(おうろら)の天鬼』

・『丹痔(にじ)の天鬼』

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