星を食べる
星が欲しい。
何万光年先のキラキラ光る星の一粒が欲しい。
手の平に乗せて堪能した後、ひょいと口にいれて食べてしまいたい。
私の舌の上には星の光があるのだと幸福に満たされてしまえば。
例え歯に砕かれ砂になっても、胃液に溶かされ美しい光を失っても、私の身体は星になったのだと、私を愛せるでしょう。
空の一番星を見つけた、あの小さな喜びをその身に宿して。
星を食べた私は、私の身体を巡る星だった物へと願いをかける。
どうかお星さま、願いが叶いますように。
どうか私、願いが叶いますように。