刃物耐久レース
私の名前は殺生奏!! ピチピチの高校一年生!! 趣味はバードウォッチングとヒューマンハンティング!!
好きな食べ物は特にないし嫌いな食べ物も特にないよ!!
いつでも元気いっぱいいっぱいに頑張ってるよ!
そんな私なんだけど、ピンチなの。
路地裏で人をどれだけ一本のナイフで刺し続けられるか試してたんだけどね。それを同級生にみられちゃったの!!
そしてまさに今、その同級生と目と目で見つめあってる所なの!
小説だったら恋が始まりそうな場面だね! 相手私と同じ女の子だけど!
それじゃあ勇気を出して私から話しかけてみるね!
「みちゃった!?」
「ひっ……」
ひ、だって可愛いよね!! 友達になれそう!!
「刺した回数は百回を越えてるよ? すごいでしょ!」
「……」
あれ無反応か腰も抜けてて動けないみたいだし、つまらないね!!
「それで? 私に何かようだったの? こんな人目のつかない路地裏まで私をつけてきたんでしょ?」
疑問を投げ掛けてみたよ!!
今日は学校から帰るとき尾行をかわす術をやってなかったからこのざまだよ!
「……」
私って無言は駄目なタイプなんだ!!
だから走ってお腹を刺しちゃった!!
「あぐっーー!!」
おっと片方の手で声が出ないように塞がないとね!!
何度も何度もお腹がぐちゃぐちゃになるまで刺したよ。
そして現在も刺し続けてるよ。
時折、力をかなり込めないと抜けなくなる時があるから頑張らなくっちゃ!!
もうナイフもボロボロで切れ味悪いからだと思うけどね!