表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

第2話~変わる平凡~

 うーーーん  うーーーん ―――バサッ  うなされていた・・・ 夢の中でクロノスに火あぶりにさ


れながら、じわじわとベッドの下に隠しているエロ本をいっしょに燃やされるという悪夢だ・・・


こんな、夢を見るのは昨日のあの出来事のせいだ・・・


 昨日、俺とクロノスはいっしょに家に帰ってきて母さんに適当な理由をつけてクロノスを居候にするこ


とに成功した俺とクロノスだが まあその居候が成功したのは、俺の口がうまいのではなくクロノスの


見事な容姿で母さんと妹のハートを射止めたことなのだが・・・で なんだかんだで俺の部屋でいきなり


本題になった。  どうやら なんかこう悪魔的な奴が地獄から天界へと侵略しようとしているらしい


そこで、その侵略を止めるために色々考えた神様はこういったらしい


「悪魔の侵略を止めるために儂はある男に力を与えた。 しかしその力はまだ覚醒していない。だからそ


 の力をクロノス。お前さんで覚醒させてきてくれ。頼んじゃぞ。その男の名は・・・


        定常 京代   じゃ  」


「ちょっとまてーーー  明らかにおかしいだろ?なぜ俺?悪魔の侵略って?力ってなんのことだあああ


 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


「なぜ貴様なんぞなのかわ 知らん。だが、もうすでに悪魔の侵略は始まっていうんだ頼む」


(本当になぜ俺?もっと適任がいるだろ たくさん)


「そうだなもっと適任がいるはずだよな。 ああ なるほど」


「なんで俺かわかったのか?」


(ホントになんでマジで?)


「それはだな。貴様のようなふつーすぎる地味な人間は、大勢いるから死んでも何も特にはもんだいねー


 からじゃないのか?」


「なんか納得できるけど――――死ねーーーーーーーーーーーーーーー」


―――ゴン


「俺を殴ったな」


(やば こわ  しまったーー  殴るんじゃなかったーー)


「地味でへたれとはどこまでも屑だな貴様は!!」


―――ドゴーーン!!    チーン


「はっ  しまった  殺してしまった。これで天界は終わりだ・・・」


「うーん  いててててて」


「おお  生きていた良かったーー」


「ん?」


―――窓の外に黒い影


(まさか)


オレは走って外に出た


「やはり来ていたか  天使 ククク」


(悪魔か ついに侵略を始めたか)


「悪いが死んでもらうぜ  天使。  そら死ねやあああ!!!!!!」


槍が一直線にとんでくる


「なめんなよ  このクロノス様をおおおおおおお!!!!!」


ギリギリのところで槍をかわし、そのかわした槍を一瞬で手に取り投げ返すと・・・


「うおおおおおおおお」


見事に右肩らへんに命中


「さあて  もうちょっと遊ぼうぜえええ」


天使なのに悪魔的な笑みを浮かべ飛ぶ   ―――しかし


「今日はこのくらいにしといてやる  覚えとけ」


バサッバサッ  見事な逃げ台詞をはいてでかい翼を広げて逃げて行った悪魔にちっこい翼のクロノスは


追いつけなかった。


「口ほどにもない弱さだったな   ん?」


「見てたのか?京代」


「ああ 途中からな。  なあクロノスさっきの悪魔だよな?  侵略ってホントだったんだな」


「ああ」


(信じたくないけど信じるしかないか  ―――とりあえず)


「飯にしようクロノス。  あとでじっくり考える」


「ああ  わかった」


 ―――こうして平凡だった日々が徐々に変わりつつあった


「クロノス・・・要注意だな・・・ククク」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ