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第93話 決着

咸陽の門に立ち並ぶ3頭の熊。


「ラビット王よ、いるか!」


「レッドキャップが直々に此方へ参ったぞ!」


暫くすると、城壁に3人の人影が現れた。


「そこの人間ども、ラビット王はおらぬのか!」


城門の3人に声をかけると返事が返ってきた。


「レッドキャップ殿、私がラビット王国の王、ラビット・ピットである!」


その言葉にレッドキャップは驚くも、やがて笑い始める。


「ハッハッハッ!そうであったか!」

「ラビット王はウサギから人間に進化しておったか!」

「なるほど、熊武将が言っておったのはこの事だったのか」


暫く笑った後、レッドキャップは一騎打ちの申し出を行う。


「ピット王よ!」

「部下の話によるとお前の家臣は猛者揃いらしいではないか!」

「お前の家臣でだれか私と一騎打ちを望む武将はおるか!」


「その言葉待っておったぞ!」


レッドキャップたちは声の方を見ると、ボウイ・林冲・母里太兵衛が現れた。


「俺の名はラビット王国最強の戦士。ラビット・ボウイである!」

「レッドキャップ殿の強さは周りの者たちから聞いておった!」

「宜しければこの私と矛を交えてもらえるか?」


「良かろう!掛かってこい!」


ボウイの申し出に、レッドキャップは快く受けて立つ。


「我ら二人が武将熊の相手をしよう!」


「応、望むところよ!」


林冲と太兵衛も武将熊2頭と一騎打ちに入る。


ボウイは今回、バトルアックスを鉄製の禅杖に替えて挑む。


ボウイが突撃してくると、レッドキャップは炎の玉を吐く。


右に避けた瞬間、横殴りの斧槍が飛んできてボウイの側頭部を狙う。


両手で持った禅杖で受け止めると、間髪を入れずにファイヤーボールを撃ってくる。


慌ててバックステップを踏み回避するが、レッドキャップはこの瞬間を見逃さない。


斧槍で突きまくり、ファイヤーボールを撃ち込んでくる。


堪え切れなくなったボウイは、低姿勢になり左脇下へ潜り込もうとするが、レッドキャップの回し蹴りが飛んできて吹き飛ばされる。


立ち上がっては果敢に攻めるボウイ。


しかし、その攻撃は全て跳ね返され、ボウイは幾度となく地面に倒される。


このような攻防が繰り返され…


ボウイは地面を転がりながら立ち上がると、レッドキャップは追撃せずに斧槍を地面に立て、ボウイを煽る。


「この程度がラビット国最強の戦士だと?笑わせてくれる!」


この言葉に、ボウイは立ち上がり一礼する。


「さすがはレッドキャップ殿!」

「同じ条件での勝負でと考えたが、あなたには全く歯が立たなかった!」

「これからは俺の最終形態で挑ませてもらう!」


この言葉でボウイは半獣化し、武器を禅杖から背中に隠していた鉄製のトンファーに持ち替える。


「ほう、これが噂に聞く半獣化か!」


つぎの瞬間、ボウイが一瞬でレッドキャップとの間を詰めてくる。


ここまで張り付かれると、斧槍もファイヤーボールも使えない。


至近距離でボウイは一気にラッシュをかける!


右・左・右・左と高速で繰り出される打撃は、レッドキャップを容赦なく襲う。


トンファーによる無数の打撃がレッドキャップの全身にヒットしていく。


ガードを固めるレッドキャップだが、その上からでも遠慮なく打撃を受ける。


「なんてことだ…これが…半獣化…強い…」


意識が飛びながらもなんとか踏ん張り続けるレッドキャップ。


やがて、レッドキャップは立ったまま気を失ってしまった。


ボウイは攻撃をやめて、一礼をする。


「やはり俺が半獣化できなかったら勝てる見込みなどなかった…」


ふとまわりを見ると、二人とも半獣化し武将熊を倒したところであった。


こうして、レッドキャップと2頭の熊は捕らえられ、レッドキャップ戦の終了を告げた。


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