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第91話 垓下への道

進軍を続けるレッドキャップと旗本600騎。


突然、伏兵が森の中から次々と隊列の側面に対して攻撃を開始する。


混乱する旗本隊はレッドキャップに告げる。


「大王様、お進みください!」

「我々は奴らを撃ち倒した後に合流いたします!」


「わかった、先に咸陽で待つぞ!」


レッドキャップは前に残った100騎程の旗本と共に前へと駆け出した。


「大王様、どうかご無事で…」


旗本500騎は、数も知れない伏兵団との戦闘を開始する。


ここでクイに乗って林冲が現れた。


「レッドキャップの兵団よ、おとなしく投降しろ!」

「降伏すれば命までは奪わない!」


林冲の呼びかけにも、旗本たちは誰一人として応じない。


「我々はレッドキャップ様に忠誠を誓ったもの達」

「その最後の瞬間まで我らは戦い続ける!」


ならば止む無しと、林冲は一気に攻勢を掛ける。


八十万禁軍棒術指南の槍裁きは強烈で、手練れである旗本たちの殆どの者が林冲に討ち取られた。


全てを倒し終えた林冲は、レッドキャップを捕らえるために追撃を行う。


咸陽に向けて駆けるレッドキャップたちを、突然の雷撃が道を塞ぐ。


雲に乗って現れたのは混世魔王・樊瑞。


「レッドキャップよ、おとなしく降伏しろ!」

「さすれば部下の命は全て保証する!」


樊瑞の勧告にレッドキャップは言い返す。


「笑止!ここまで来て命を惜しむものなど我が配下に一人もおらぬわ!」


そう言い終えると、レッドキャップは口から次々と火の玉を繰り出した。


樊瑞は火の玉を避けながら雷撃を撃ち込むが、騅はそれを軽々と避ける。


「やりますな!わしの雷撃をこうも軽々と避けるとは!」


感心する樊瑞に旗本は次々と矢を射かける。


「大王様、ここは我々が相手を致しますので進んでください!」


旗本たちの言葉にすまぬと言葉を残し、レッドキャップは駆け出した。


旗本たちは少しでも時間を稼ぐため、散開し矢を射る。


そして、矢も尽き攻撃手段を失くしたころには、皆地面に転がっていた。


「天晴!レッドキャップの旗本たちよ!」

「わしはここまでじゃが、あとは黒田勢が何とかするじゃろう」


長い一日は終わり、森の日は暮れていく。


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