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第42話 亜父の刺客

亜父にはピットたちを仕留める自信があった。


彼らを葬るために、大王の武将熊2頭と部下のコボルト500匹。


300のコボルトで屋敷を包囲し、武将とコボルト200にて突入する。


これであのウサギも終わりだ…亜父は確信し、吉報を待った。


小1時間も過ぎ、武将たちが返ってきた。


「ご苦労であった、首尾よく討ち果たせたか?」


亜父の言葉に熊たちが答える。


「屋敷はもぬけの空だったが?」

「あいつらもう逃げだしたみたいですぞ?」


しまった!


亜父は自分の策が読まれていることを瞬時に理解する。


そして、内部に協力者がいることも…


「皆の者!急いで追撃を行うのじゃ!」


亜父は武将たちに指示を出す、が、武将たちは困惑する。


「亜父殿、この件に関しては大王様から何も聞いておりませんが?」

「そうですとも!宴の席では彼らに手を出すなと大王様が話しておられたらしいではないか!」


2頭の武将たちは亜父に食って掛かる。


「お前たちはわからないのか?」

「昼には奴らを殺す気でいた大王様が、宴が終わる時にはすっかり気に入っておった!」

「あのウサギは、我らを引き付ける何かがある!」

「この機を逃すと、我らは間違いなく滅びるぞ!」


亜父は力説するが、2頭には響かない。


「我らは大王様の臣」

「いくら亜父様のご命令とはいえ、大王様の意には反せませぬ」


そう言い残し、2頭は去った。


肩を落とす亜父のもとに、狐の姿をした陳平が現れる。


「亜父殿、宜しければ私が追撃の指揮を執ります」


亜父は顔を上げる。


「おぉ、お前が追撃の指揮を執ってくれるか?」


「お任せください、私が彼らを必ず討ち取ってまいります!」


そう話すと、狐は手勢200を連れて追撃を開始した。


また、部下のコボルト斥候に砦の門を開けないよう指示を出し、すぐさま出立させた。


誰もいなくなった暗闇に、亜父は呟く。


「たのむぞ…我らの命運はお前たちに懸かっておる」


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