幕間 柏倉せつな……
修道院の回廊を歩きながら、中庭のある花畑へと歩いている。
あの忌まわしき2週間前の悪夢から、私は体を汚れ、身も心もボロボロに
されて、この国に逃げるように帰って来て以降、この汚れた体を
清めるために、神ソラスを信仰するメルウララ修道院に入信した。
私と共に、ミューブル王国での魔族のゲームに参加した
勇者機動隊の女性騎士たちも、私と同様に、この修道院に入信し
私たち4人は、司祭の手伝いをしながら過ごしている。
私は、この修道院がある王都【インデット】の墓地で、ミューブル王国の
ゲームで亡くなった方のための合同葬式の為に、祈りを唱えながら花を
籠に摘んでいる。
「今日の夜のために花をって言っても……
「そうね……この庭の花が無くなるのは寂しいわね」
と私と同様にしている勇者機動隊の女性騎士だったマチルーレが
話しかけて来て、
「まさか……勇者全員が亡くなるなんて……
涙がこみ上げながら、花を見つめて言い、
「全員じゃないわ……
「……薬剤師や鍛冶師などの勇者は……だね」
私は籠に一杯になった花を見ながら言い、立ち上がって、
庭の端にある荷車に、籠を置くために向かった。
私が、この世界に来たのは4年前。
学校の廊下で友人と分かれて、角を曲がった時に、偶然そこに居た
三宅卓と渡辺参四郎と共にこの世界に召喚され、
私は、遠くへ物を投げると、100%当たると言うスキルを得ていたので、
弓をメインに使う、弓使いとして参加した。
魔物を倒す、動物を倒す、魔族(アンデットを主に)を倒す。元の世界では
在りえない殺すことに戸惑いながら、生きるために、帰るために、勇者として、
他の国の勇者と共に戦った。
半年前に、ミューブル王国で、勇者召喚された勇者のお披露目で、
この国の筆頭騎士のカーメルさんと勇者機動隊のルールックさんが
視察へと向かったけど、勇者は他の国の勇者より弱すぎ、レベルも上がらない
失格勇者で、国から追い出すので、ゲームには参加しないと言うことを
告げられて、帰って来てから、散々愚痴を言い、王にも告げて、
王も呆れていたらしい。だけど、ゲームの参加は、勇者が居なくっても、
騎士団は派遣していたが、病気か何かで、指揮する者が居なくなり、
弱い女騎士が指揮するようになり、その指揮の仕方の無さが、参加しない
理由だと分かったと、カーメルさんは語っていた。
荷車に籠を置いて、横にある空の籠を持ち上げながら、
空を見つめながら、
ミューブル王国で、今回、行われた人族と魔族の戦いは、
2ヵ月前に、魔族の者から連絡が入り、近郊の国が集まり、会議したが、
ミューブル王国の国王は、戦わずに負けを認める発言をして、
私がいる国の国王などが反対し、魔族に勝って追い出すことを決めたが、
ミューブル王国の国王は、勝っても負けても、街は魔族で、今まで通りに、
と言う発言を何回も言い、折れないので、その意見を聞く代わりに、
街の税収の半分を各国に渡す話が決められた。
私も、その話を聞いて、
「魔族……人間の敵の……在りえない……
存在自体が悪であり、人族をないがしろにして、家畜のように扱われていた
今まで魔族から奪い返した街や都市の人々の喜びの顔を見た時に、
この大陸には、魔族は存在してはいけないと強く思い、魔族に対して
勝ち続けているので、今回、私たちは最後から5番目にミューブル王国の
王都について、
「なぜ! 王都の外でテントを……
私たちが着いた時、王都の外に張っているテントに案内され、
他の勇者たちも何も言わずにいるので、ビルッド王国の勇者アキヒトに、
聞くと、「宮殿は狭いし、兵の宿舎は空きがないから、外で……
と言うので、「私たちは、魔族から街を奪い返すのよ! 行く前から
外でなんて……」と強く言ったけど、首を横に振り、「俺たちも言ったが、
無理だと言われた」と言い、これが同じ人族の国と思いつつ、我慢して
あの悪夢の日を待つことになって、私は、あのサキュパスによって、
光悦さんの前で、汚され、泣いて、ルールックさんと卓が、
「戦えない……と2人が言うので、私たちも賛同し、ゲームの前に
帰国した。
空の籠を持ちながら、皆が花を摘んでいる所に向かいながら……
たかがゴブリンの軍勢に、勇者の皆が、騎士たちが敗退し、
報告を聞いた時は、冗談だと思ったが、特殊な武器を使い、圧倒!!
私が片思い中の光悦さんも、その武器の前に亡くなったと聞いて、
涙が零れ落ちて、体に力が入らずに座り込んで、ずっと泣いていた。
カーディオン王国の勇者突撃団が、神から武器を与えられて、
初日を乗り切ったと聞いた時は、
「光悦さんに、その武器を!!!!」
と卓の胸で泣き、「俺たちより前に来ていたが、何も言わなかったな」
「武器も普通のミスリルの剣で、いつのまに……
と参四郎は言ったけど、「隠していたのよ!! 真の勇者であるコウエツさんに
与えないために!!!!」
「セツナ……カーディオン王国のダイジも深手を負っているんだ!
勇者には合わない武器なんだろう……
「ルールックさん……
「先ほど、国王が決断をした!」
「決断……
「今朝! ウインライム法皇国のケティング皇太子が、
手紙で、法皇陛下と皇后陛下が魔族側に就いた人族の者に殺された。
と書いてあり、ミューブル王国も、その人族に侵略さてる可能性が高いと
更に書いてあった。ゲームは人族側の勝利で終わるが、29の国での
分断の話を進める決断をしてほしいと書かれてあり、王は、ミューブル王国に
4週間後に開戦する準備をするそうだ」
「た、戦い……
私は、そのことを聞いて、ミューブル王国が魔族に支配されているから
光悦さんが、
「その戦いに、私も出ます!!」
ルールックさんは、首を横に振って、
「セツナ……我々、勇者機動隊は、騎士権剥奪、自宅謹慎……
君たち女性陣は、修道院で、その体を清め、生きることが決まった」
「えッ! 戦います!!!」
「王の命令だ! 背けば……
「それでも、行きます!!」
私の肩に手を置いて、メイデットが、
「私も同じ……けど、亡くなったコウエツさんは喜ばないわ」
「メイ……
私は、花を摘みながら、思い出したように涙を零していて、
「セツナ……あなたが泣くと、私も……
シャルソンが言い、「ごめん……
「良い庭ね……
「彩の花があって、植え方によっては、絵がかけるな……
「花で何を……
「もう少し、歩けるように……
「ダァメ……少しの間でも、くっ付いていたいから……
「20秒交代だから……
「で、何を……
「ドリームランドのネズミ……
「著作権で、訴えられるわよ!!」
「異世界だから、いいだろ?」
「フフッ……写真撮るとダメかもよ」
「交代よ!!」
「もう……
この修道院に入るための城壁の門から礼拝堂へ続く回廊を歩く
人達の会話が聞こえて来て、
「写真か……
「写真って……
花を摘みながら、不思議な言葉なので、マチルーレが聞いて来て、
「この国に来て、最初にあなた達に会った時に、スマホ見せたでしょ……
充電も出来ないから、もう見えないけど……」
「そ、そうね……
マチルーレが、私から顔を背けて言うのが気になったけど……
「良いのか? ここをハーレム城にして?」
「お母さまが良いって言いますから……
「日本で、こんなことしたら、炎上だな……
「イチから作るよりも……
「大司教が男って言うのもビックリだが……
「毎晩……
「19までは、もうしないよ……
「分かってるわ……全員を見るのよね」
「ああ……
私は、籠に一杯になった花を荷車にと、立ち上がろうとしたら、
「う……うそ……
メイデットが、摘んだ花で一杯になった籠を地面に落として、
口に手を付けて、震えるように言っていたが、
「せっかくの花が……
「死んだはずじゃ……
「えッ!?」
その言葉で、メイデットが見ている方を見ると、
「ナルエに、ヒトミに、ショウコ……
私も、籠を地面に落として、
他の2人も、同様に立ったまま彼女らを見ていて……
「まずは、マチルーレを探さないと……
「ねえ! つかさ!! あそこに居るのが……
私たちに気が付いたのか、手を振っていて、
「魔族が……アンデット化?」
と身構えるが、私たちの所に素早く来て、
「元気にしてた? 少し痩せた?」
私と仲が良かった、カーディオン王国のセンシーラが笑顔で言い、
「えッ! 今、どうやって? 魔族に……
その言葉に、男と一緒に来るナルエたちは笑っていて、
「生きてるわよ! あなたが好きだった光悦も」
「えッ! ゲームで……
「ゲームは、人族も魔族も、双方死者無しよ!!」
「でも……報告では……
私を抱きしめてから、センシーラは、私の顔を見ながら、
「私たちは、国を捨てたの……だから、亡くなったと嘘を……
「国を……コウエツさんも……
「そう…… 頷き、
「今、私たちは、ミューブル王国の何でも屋の
騎士として住んでるわ」
「な、何でも屋???」
全員が頷き、「つかさにメロメロで、濡れ濡れ状態で居るから、
此処に良い物件があるから視察に来たのよ」
と髪がプラチナゴールドの女が言い、
「あなたは……
「私たちの旦那さまと同じ神の準眷属で、その神に
メロメロで、濡れ濡れのミサトよ!」
「何よ! その紹介は!!!」
笑いながら怒って言っているミサトという女に、
「おあいこ……
舌を少し出して肩をすくめて言うセンシーラに、男を囲んでいる
皆が笑い、
「!? 旦那って……
ミサトという女を除く皆が、頬を少し赤くしながら、
「「「「「 私たちの旦那様です!! 」」」」」
と手で指して言う男を見て、コウエツさんより幼くって、
髪はワイルドで、長袖のシャツにパンツで、皮靴という普通で、
「こんな男のどこが良いの?」
「良かった!! と全員が安堵していて、
「レベル1よ! 召喚された勇者だけど、この国の平民より劣るわ!!」
と、相手のステータスを見ることが出来るメイデットが言い、
「頼りない男のために、国を捨てるなんて!!」
と、マチルーレも激しく言い、
「好きになるのに、レベルなど関係ないわ!!」
と、カーディオン王国のべルールが言うけど、
「両親は? いくら次女でも……
「死んだんだから、関係ないわ」
と言ってから、男に媚びる様に見ていて、
「……私は勇者で、今の魔王が倒れば、帰るのよ……
あなた達は、この世界の住人で、別れるのよ!!!」
私は、愚かなことをしている皆に説得するように言い放ち、
男を見る皆は、笑っていて、
「あなた達とは、あまり話さなかったわね。私は、ベルローズ王国の
勇者癒し騎士団、団長のローズマリー・フラワー・ロンド・ヴェルローズ」
皆から離れて言う女に、
「団長が……国を?」
「フラワー……? まさか……
メイデットが驚きつつ、震える声で言うので、
「どうしたの……
「王家の……人間が!?」
その言葉で、女を見て眺めると、平民、騎士というより、王族か貴族と
言った感じの気品のある女だけど、
「そうね、勇者のガキに、体を許すためだけの騎士団に居るなんて
思わなかったみたいで、国でも知らないの」
私は、その話に驚き、女に囲まれている男に、
「あなたは知っているの? 他の男に許すような女を連れてるのよ!!」
困った感じで男が、勇者癒し騎士団の団長の所に来て、肩に手を置いて、
下を向き頬を染めながら、男を下から見ているのを、センシーラ達が
罵声を浴びせているなか、
「関係ないな……父親に会う時は、幻影魔法を掛けてもらっていたし、
替え玉がうまくやってるみたいだからな」
「神ソラスが、私の願いを聞き入れてくれまして、枝から私の複製を
制作してくれまして……
「たまには、駄女神も良いことするな」
少し笑いながら言う男を淫らな青い目を向けている団長に、
「ロックティラのことが好きで、一緒の戦場で……
「はい……正妻がいますが、ひと目見た時から、この方の近くにと……
男を見る目が潤って来ていて、見るからに発情している感じで、
「だ、だったら、そんな男より……
シャルソンが男を指を指しながら言い、
「分からないの……子供ね……
「さっき、ガキにって言っていたわよね!!
こいつだってガキでしょ!!!」
怒り気味に言い放つシャルソンに、
「ツカサは……立派な方で、ロックティラを愛する心を超えて、
この方に嫁いだの」
と言い終わると、男とキスをして、周りを見ると、
プラチナゴールドの女はヤレヤレと言った感じで見ていて、
男を囲んでいたナルエたちは、自分もしてる感じで頬に
手を添えてうっとりしていて、
「こいつは、帰るのよ!! 別れるのに……
私が、大声で叫んでいると……
「所詮、レベルなんて安心するためのものなんだよ……
「レベルが上がると、余裕だな」
声のする方を見ると、男2人が、空間に出来た歪から出て来たので、
「えッ! コウエツ……さん? とダイジ?」
後から、白い布を纏った女性が出て来て、
「魔導士? 空間を、そんな魔法は……
と驚いて言うマチルーレに、
「私は、ミューブル王国の宮廷魔導士パティーレイスよ!
パティーと呼んでね」
優しく言う魔導士をメイデットはジッと見て、急に座り込んで、
纏っている布が湿って来ていて、私は座り込んだメイデットに駆け寄って、
口をパクパクしていているのを危惧した魔導士が、プラチナゴールドの女に、
「美里ちゃん! 精神と回復を!!」と告げて、詠唱をして終わると
メイデットは、魔導士を見てから跪き、
「神よ! 神ソラスさまとは……
私は、「何を言ってるの……神は、礼拝堂などで声を聞くだけで……
「セツナ……神の御前です。あなたも……この場にいる者たちも!!」
と大声で訴え、私は何が何だか分からずに跪き、他の2人も跪いたが、
しょう子やセンシーラは、そのまま立っていたので、
「なぜ! 神の御前です!!」と言うメイデットに、
「普通に接すれば良いよ! パティーさんもその方が良いみたいだから」
と言う光悦さんに驚いて、魔導士を見ると、微笑んでいて、
「つかさ君! 今日から此処を使って良いそうよ」
と男に言い、「今日は無理でしょう! で、松本は?」
「今、洗脳中よ!」と右手の人差し指を振って言い、
団長を腕の中で抱いている男が、
「どんどん松本のようになってくな。帰った後、どうしようか?」
「大丈夫よ! 恭子ちゃんに頼むから……
「岩崎任せって言うのは、情けないな……
魔導士と男は笑っているなか……
マチルーレ・シィズ・タワーミドの立っている所に俺は
彼女を真っ直ぐ見ながら歩き、彼女は、俺を見るなり、
嫌な顔を見せるが、
「……あの時は、あなたに恥ずかしい行為をしてしまい、
すみませんでした」
顔をしかめて、
「あれは、魔族の所為です。男たちに、あの魔族に……
もう終わったことです!」
と屈んで、花を摘もうとするが、
「俺は、助けるところか、魔族に負けて、だから……
また立ち上がり、
「何を……
俺を睨むように言い、
「君が、君の心が癒されるなら、俺は君のために生きる!!」
俺に背を向けながら、
「私は、メイデット、シャルソン、セツナと共に、ここで
一生、神に仕えます」
「それで良いのか!! 魔族の所為で、国王の処罰で、生涯を……
「神に仕えるのです。立派なことです!!!」
「神が許せば! 俺と共に来てくれるか!! 魔族にされた傷を、
俺と共に!!!」
私は、2人のやり取りを聞いていて、振られた恋人に、再度、アタックする
駄目男のようで、同じ世界の仲間だと思うと恥ずかしさで、私は、その場から
離れて、私は部屋に戻って行った。
俺は、黙っているマチルーレに、
「タクたちは……さっき会ったが、どうなるかわからないと……
此処に居ても、先はどうなるか……
俺に振り返り、
「嘘は言ってはいけませんよ!」
「……嘘?」
俺を真っ直ぐ見てから、
「もう一度、聞きます」
「ああ……
「あなたは、そこに居るミサトさんが、好きなんですよね?」
「素敵な女性で、ひと目見て好きになったが、振られたよ」
「振られたから、私ですか?」
「魔族に……その責任がある!!」
「責任で、私ですか?」
「そうだ!! 君を幸せにする!!」
強く言い放つ俺を見て、ため息してから、
「私を幸せにするだけですか? セツナも言ってましたが、
帰えるのでしょ?」
「魔王を倒してな」
「私を残して帰るんですか? ツカサも魔王を倒せば、女性たちを、
ツカサは残して帰るのでしょう……あなたと一緒で……」
と言うマチルーレに、俺は、つかさの方を見ると、不安な顔をしている
女性たちを見てから、再びマチルーレを見て、
「俺が戻る時に、君も連れて行く!!」
その言葉を聞いて、笑みを見せるマチルーレは、
「私だけですか? メイデット、シャルソンは?」
俺は、責任が取れるならと、
「もちろんだ!!」と即答して、
メイデット、シャルソンは喜んでいて、俺は、何かおかしいぞ!
と思いながら、
「ただ、俺は学生で無職でも、良いか?」
両手を合しながら、「皆の前で、婚姻のキスを……」
と目を閉じて待っていて、俺は初めてのキスを、ぎこちなくして、
2人にも、キスを交わし、
光悦が、
「良かったな! 3人とも……
「そうね! 大二のことが、前から好きだったと聞いた時は
ビックリだったけど」
その言葉を聞いて、俺は美里に、
「ま、前から?」
俺に抱き寄っているマチルーレが、
「本当は、うれしかったです。ルービュークスも謝ってくれました。
神の眷属であるミサトさまに、体を元に戻してもらってますので、
初めてを……
俺は顔を赤くして、
「元って? なぜ、魔族の名を?」
光悦が、俺の所に来て、
「まだ、分からないか?」
「全員で、俺を嵌めったって言うことだろう」
「怒るか?」
俺は首を振って、
「感謝するよ! 戻ったら大変だろうけど……
と俺と光悦は笑い、つかさ達が見ているなか、
俺は、光悦に、
「セツナは……
「ここで、優雅な生活だな」
「お前のことを……
光悦は、ナルエの方を見てから、
「ナルエのことが好きだから、ツカサから奪う!!」
決めポーズをしているが、
「無理だろう……
「諦めたら、負けさ!!」の言葉に拍手をしている
つかさの周りに居る女性たちを見ると、つかさから奪えるなら奪って
見ろと言う感じで、これも、ひとつの恋愛の形かなと思いつつ、
3人に、もう一度キスをしてから、夕食のために、ミューブル王国へ、
パティーさんの魔法で戻って行った。
私は、1人、部屋のベットで横になり、
「1人の男が複数の女に……センシーラ、何があったの!?
王なら分かるけど、ナルエたちまで、あんな弱そうな男に」
枕を抱きしめながら、
「魔族に……魔王が倒れば、元の世界に……
天井を見ながら、
「経験は、中学生でも遅いくらいだから、
新しい恋をして、忘れさせてくれれば良いんだわ」
私は起き上がり、
「魔王は、コウエツさんが倒すんだから、数年で……
異世界物って、歳が戻るのが多いから……
思っていると、扉が開き、3人が戻って来て、
「どうなったの?」と聞くと、
「振ったわよ! 神に仕えるんだから」
左手を左右に振って言い、更に、「ダサい男に言い寄られてもね」
と笑みを見せながらマチルーレは言って、
「そうね…… とマチルーレを見ると、頬を染めているので、
「?? 夕食もそろそろね?」
日が傾いて来たので言うと、
「パンとシチューと……変わらず同じ物ね」
メイデットは呆れた感じで言い、
「飽きるけど、食べないと無いから」
シャルソンも続けて言い、
3人は着替えるために、違う布をタンスから出しながら、
「セツナ! 私たち、さっきのダサい男に言い寄られて、
気分が悪いから、夕食は1人で食べてね」
と言うマチルーレに、
「分かったわ」と答えて、3人は着替えが終わって、
「私たちは、合同葬式まで、外をブラブラ回って、時間を過ごすわ」
部屋の扉に向かいながら、マチルーレは言い、
「分かったわ! 気を付けてね」
と私が言った後、3人は部屋から出て行った。
私は、瞬くして司祭になり、違う修道院に移り、
そこで、入信する方に神の理を唱え、修道院に入る方には、
どんな所かを教えて、魔王が倒れるまで、この日々が続いた。
光悦に、告白すれば良いのに……
何を見てるの?
スマホで、ちょっとね。
あっ! プライバシー侵害よ!!
弓を教えてくれた人と、すでに……それで、好きって言ってても……
な、何よ! 人のプライバシーを!!
次の転生で幸せになってね。
どういう意味よ!!
次回
幕間 子供の方が上でした……
私を本当に愛してくれているのは、お前だけだ!!
だが、お前は……国を分断させないために娘にと思ったのに……
長い歴史の中では、よくあることです。
息子同士が争うことなど……私は……
それも、歴史の中の1つですわ……




