73話 夜にはご用心……
ロブシェリル・フェスティバルの5日目が
行われている。
秋人が月に居るために此の場に居ないので、
5日目のメインイベント【ナンシーリエット】の
可愛らしい姿を眺める会は明日に順延された。
観客スタンドの前のフィールドでは、
今日行われた光悦対つかさとキューイルの戦い、
光悦と未来の沙良との戦い、秋人たちとセント・ギアについて
人々は熱く語っていた。
クチナは戻って来てから、何時も通り劇を開いて
子供たちを喜ばしていた。
今日は、つかさの嫁さん達を観察しようと
浴衣を着るナルエたちをモデルに写真を撮って行く。
「先ずは、1人ずつって!!」
つかさとのツーショットを撮ろうとする
ローズマリーたちに文句を言うと、
「旦那様と並んで撮りたい!!」
騎士と言うより乙女という感じで恥じらいながら言う
ローズマリーに続いて、キアリー、元勇者癒し騎士団の者たちが
言い出すので、
「男がいると売れないから!!」
「売らなければ良いだろう!!」
俺が言うとローズマリーが言うので、
「つかさから趣旨を聞いてるだろう!!」
俺が撮影をしているのはギルドの収益をアップする為に
秋人、つかさの女性たちの写真を撮ってギルド内で売る為である。
秋人の妻たちは、早く別れてほしいランキング
トップ10に入る程の人気である。
早期で結婚しているのは神界では稀であり、その美貌もあり
秋人憎しと言う者が多い。
最初は、隠し撮りをしてギルドで自慢する為だったが、
秋人にバレて、売り上げの何割かを払うことで
堂々と撮ることになった。
アキナさん達も御世話になっているギルドの為に
一肌脱いでくれた。
つかさの妻たちの写真は無名だから売れるかは半々。
つかさの隠れファンから嫉妬の炎が怖いので、
つかさの妻というのは隠すつもりだ。
つかさは下級神の眷属と言うことで、中級神、上級神の
子供たちは、つかさのファンと公に言えないので、
隠れファン化しているのである。
ネット上ではファンクラブが存在し、つかさの検索で多くの
コミュニティサイトやチャットがあるのはダミーも含まれているので
つかさのファンクラブに到達するのは難しくなっているが
其れでも多くの方が入って、ソリュート王国、境成学園などの
つかさの行動について盛り上がっている。
つかさ自体は其の遣り取りを見て苦笑いしつつ
プライベートなことは書かれていないので黙認している。
俺なら即刻閉鎖させるけどな。
つかさが太陽界で人気があるのは分かるが、つかさの場合は
他の界でも下級神の眷属なのに人気があるので上記のように
親に隠れてファンクラブに入っている者もいる。
見つかれば両親から下級神と関わるなと言われるだろう。
それだけ身分の差別は大きいのである。
太陽界では身分の差が少ないのはギルドマスターのサンローアこと
太陽界の長が下級神である明美と交友している為である。
また、明美たちの冒険者パーティー【アポロ】の名も
サンローアが決めた。
そして、アポロはギルドのアイドル枠としてメディアに
露出している。
メディアに出るのは明美、恭子が出ていて
つかさの露出は少ない。
が、ソリュート王国の総騎士団長、
アポロではリーダーをしているので
ソリュート王国に訪れた神界の観光客、武器購入で訪れた者が
つかさの騎士ぶりに惚れてネット上にアップしたのが始まりか、
アポロはアイドル路線でギルドの広告塔になっているので
つかさも嫌々ながらメディアに出ている時に気に入った者が
ネット上にアップしたのが始まりか……
他のメンバーも明美か竜巳と共に写っているので
太陽界では顔は知られているのでソコソコ人気はある。
明美の実力も知られているし、広大な面積の明美御殿を所有しているので
太陽界では下級神ではなく明美は上級神扱いになっている。
つかさたちも下級神の眷属ではなく上級神の扱いになっているが
太陽界だけの話である。
つかさの太陽界での人気はグラビアアイドルをしている竜巳と
同等くらいで結婚したい男性ランクでは1位になっている。
その為に、つかさのファンクラブのコミュニケーションサイトに
入るには、コミュニケーションサイトの会長の厳しい審査に
合格して入る事が出来るので現在は1000人くらいのサイトである。
其のコミュニケーションサイトには明美が入っているので
情報源は明美かと思われたが、アケミは偽情報をチェックする為に
会長に頼まれて入っているだけであった。
つかさ自身は沙良が好きだと公言しているが、沙良自身が
何回も振っているので今では片思いで成立しない恋と
誰もが知っている。沙良自体が相当強いので
つかさは沙良を越えれば振り向くかと鍛錬している姿の写真も
出回っていて其れが結婚したいランクに現れているのかもしれないが
男の俺には女の心は分かりません。
つかさに秋人が強引に結婚させたナルエたちの存在が此れから
どう転ぶのか楽しみである。
未来の明美たちは教えられないと言われて
つかさが何人娶るかは分からないでいるが
ローズマリーが1000人とか言っているが
沙良が入らないことだけは確定だろう。
そして、人間から神になった秋人は自分の世界を
管理しているので中級神である。
前管理人を倒して権利を奪った。
その世界は12界総合議会でも問題視されていたのを
秋人たちが解決したので、その褒美として中級神の地位を得た。
だが、俺も秋人が神になった装置を見たが、
12柱でも壊れていて動かせない物であった。
後からソリュート王国から出せれた書物【シン創世記】に詳細は
書かれているので未来から来た少女が動かしたことが分かるが
その未来から来た少女が誰だと言うのが分からなかったが、
秋人たちとの会話で明美だと分かるが現時点の明美には時間を超えるには
無理だと思っていたが未来から来た明美たちを見て確信に変わった。
ソリュート王国では明美が秋人たちを神にしたと思っている者が
多いのは、秋人の妹として明美が王族に入り、明美の両親を秋人が
父、母と言っている為である。
その父と母だが地球に住んでいる下級神であるが秋人は人間から
神になったので矛盾している。
そこで、サンローアと冥王が喫茶店で雑談をしていた時に
依頼の件で聞くついでに気になったことを聞いたら内緒と言うことで
秋人が神になった時に両親も神になったことを告げられて
そんな事例は聞いたことがないので嘘だろうと思った。
そして、冥王が壊れていた装置は武鍛界でも
制作不能な物であり、親族までも神にさせる装置を書物に出ていた
其の少女が制作したのなら其の少女と結婚することになるだろうと
真剣に言っていたので冗談だろうと思ったが、明美が秋人の養女となって
太陽界の幼稚園に通うようになり、幼稚園の遠足で冥界の遊園地で
冥王と出会った時に冥王は明美に求婚した。それを聞いていた
周りにいた子供の母親たちが動揺している中で、遊園地の設計をした
ソラスが冥王に
「私の娘を其の子の眷属と結婚させるので
冥王とは親族になりますね」
意味不明なことを言っていたが
「なるほど、知っているのだな」
「転生した知り合いがいますので……
その時の冥王とソラスの会話を秋人は聞いていないのは
明美をトイレに連れて行っていた為である。
アキナたちは此の時は2人だけでと言うことで同行していない。
そして、ソラスと母親たちは明美に関する情報を得るための
会を結成して今に至っている。
明美が美里、恭子、光悦を眷属にする事件が起こり、
その事件のせいで地球が破壊されて俺も急行したが
美里の暴走を止めることが出来ず、更に明美たちは喚いている
ばかりで此のままでは世界が此の世界が亡くなる寸前に
冥王が話した内容に頷いた明美が美里に再度キスをして
暴走は収まったが、地球にいた下級神は殆どが死に絶えていたのを
地球ごと明美が冥王に教わった詠唱で蘇生させたが安定が出来ないので
ソラスが数年かけて地球を安定させることになった。
この影響が東日本の地震に繋がることになる。
美里で思ったことは、明美が美里を眷属にしただけで
美里の体内の魔素が暴走することに驚いた。
恭子は神と人との間の子なので暴走はしなかったが
明美の眷属になったことでレベル500の魔法剣士に
なったことは驚きであった。
光悦は剣士なので魔素が暴走することは無かったが
恭子と同じレベル500。
その後、勝人に正体がバレた明美が、勝人を明美の
準眷属にしたのはアキナさんの娘が勝人に求婚した為である。
勝人はレベル1からレベル3になっていた。
成長も早く今ではレベル250である。
つかさを剣では勝人は上回るが総合的には劣るので
リーダーなどに向いていない。
明美は俺たちギルドメンバーとは仲がいいが
神界の住人が地球に居る下級神をバカにしてる事などで
明美は眷属、準眷属を神界の住人とはしていない。
此の世界に来てビックリしたのは、今年の初めにあった
テロの首謀者が転生も出来ずに魂が亡くなるはずが転生して
王子をしているので神界に報告をしないといけないのだが
12柱のアフロディーテからするなと言われて俺は共謀者に
なっている。どうやら明美が王子の行いに共感した為であるらしい。
そういえば、明美に求婚していた奴も少女誘拐などで地獄に
行く予定が明美御殿にいるからなぁ……
さすがに眷属、準眷属に2人ともしていないが、
此れからなる方たちにギルド運営の資金源の為にと
何回も説明しても
「我々はタツミとは違う!」
ローズマリーが苦言を言うので、
「明美の上位準眷属になるだろ!
ギルドの登録用も兼ねてるって!!」
俺がもう一度、ローズマリー達に説明をしていると、
「どうした? アドラー」
つかさが来たので、ローズマリーたちのことを言うと
「売り場に出しても良い者だけで良いだろう!」
つかさの発言でローズマリーは笑顔を見せているが
ちょっとという感じでローズマリー達から離れて、
「ローズマリーは外せないんだけど」
「本人が嫌って言うのを……
「旦那さま権限で!!」
「ツーショットな!」
つかさと議論したが、
つかさの最後の発言に肩を落としながら、
つかさと浴衣姿のローズマリーのツーショット写真を
皮切りに、つかさの妻たち全員を撮ったが、
ギルドで売れないと判断し、竜巳とキューイルの写真を
撮ることにした。
竜巳は神界でもグラビアアイドルとして売っているので
問題はない。女装だけど……
キューイルはソラス似で、可愛らしいので、
新たなアイドルとして行けるはず。
竜巳は、ギルドのアイドル部門にも登録しているので
竜巳と同じようにキューイルも入るだろう。
たこ焼きを食いながら勇太は俺の近くに居るが、
此れだけ女性が居て、何も思わないのだろうか。
「好みの女性は居ないのか、この中で?」
「うぅん、おれへん!」
「居るだろう!」
「あれへん!!」
「本当か?」
「ワイは、たこ焼きが恋人やねん」
たこ焼きを食う勇太を見ながら、
「ツインテールの子って、どう?」
遠回しに恭子の髪型を言うと、勇太はピタッと動かなくなって
「どう?」
「ワイが1番嫌いな髪形やねん!」
再度聞くと、
赤面しながら嫌いだと言って、
屋台が並ぶ道から観客スタンドの方に歩いて行った。
勇太の護衛の為に、恭子が俺を此の世界に来させたが、
恭子は両親の親友の子だから心配と言っていたが、
どうやら恭子は勇太のことが好きで、勇太も好きなのか?
だが、恭子のせいで女性嫌いになっているのを聞いているので
少しは女嫌いを緩和させたかったので隠し撮りに付き合わせたが
どうやら勇太は恭子にベタ惚れで、嫌い嫌いと言っているのは
恭子を好きだと言ってるのかと、
遠くの山の方を眺めながら考えていた。
つかさに輪投げで勝負だと圭一たちが絡んでいる
横を通りながら、つかさとすれ違う時に目で合図をして
山の方に向かう。
圭一は振られたのに零を諦められない感じであるが、
つかさと零の関係を考えれば無理だろう。
他の2人、美知恵、りつも零を死なせない為の
つかさが奮闘した映像を見た後に、つかさに惚れてしまい
ナルエたちと共に嫁いでいる。
圭一の友人の十須は零のことが好きだったが、
圭一ならと諦めていた。零が圭一に告白したのも
零に言い寄って来る男が多いので、
圭一を防波堤の代わりにするためにと。
焼酎を飲んでいる時に、美知恵に零の学校での評判はと
聞いた時に教えてくれた。
なぜ、零のことが気になったかと言うと、
セント・ギア【クチナ】の前世との繋がりである。
クチナの前世は獣族最強勇者の輝太の母親である。
零の両親とクチナの前世はコスプレ仲間であり、
零と輝太は幼馴染である。
クチナは、つかさに零が嫁いだことは
気にしていないようである。
零に聞くと、鳥取と埼玉と住んでる県が違うので、
輝太と会うのはコスプレイベントくらいで、
輝太が此の世界に居る事には驚いたが、其れだけであった。
クチナが零のコスプレ時代の写真を見せるので、
零は黒歴史を見ないでと叫んでいたが、その中には
着替え中のもあり、
「いつ、撮ったんですか? 夏織さん?」
「私の小型メカで撮りました!!」
クチナが言うので、つかさからギャグ・ハンマーを借りて
零はクチナを叩いていた。
クチナへの尋問が始まった。
「かつ丼が食いたいです!!」
「その前に、吐け!!」
ライトを向けて、全て吐けと俺が迫ると、
「弁護士を! 弁護士を!!」
「此の世界には無い!」
つかさはクチナが口走るのを見てクスッと笑った後に
クチナ達を復活させた明美は秋人の世界で過ごすことを提案したが
クチナだけは恭子の家で居候をすることを願ったので
明美は受け入れて今に至っていると話した。
そして、クチナは恭子の家で輝太の為に色々と動いていたらしい。
輝太名義の株、為替の取引、不動産購入などで
輝太は知らぬ間に大金持ちになっていた。
輝太が此の世界に来ることも、つかさが多くの女性を
此の世界で娶ることも知っていた。
「なぜだ!! 言えぇぇええ!!!」
俺が再度迫ると、
「言いたくない!!」
秋人がスッとフィギュアのポスターを見せて、
「10体、買おう」
「ホントですか!!? 20体で!!」
「同じのを……
「色違いもあるので、本当は100体ですが……
「分かった……
秋人はクチナから聞くために無駄な御金を使った。
その甲斐もあってクチナから聞いたことは、
此の世界に一緒に輝太と共に来た女性から
聞いたと言うので、どうやってと聞くと
ある日、ふと女性の家に尋ねて、
クチナをクチナ母さんと呼ぶ女性と面会した。
クチナの願望を叶える女性であり、それを聞いた
俺たちは引いた。
此の事を知っているのは、明美、美里が地球を破壊したので
修復のために明美と関係を持ったソラス、そこにクチナが加わった。
後、ソラス関係で3人の女性が参加した。
「そうゆうことか、知っていたら来なかったのに!!」
つかさは全ての線が繋がったので怒りを込めて言っていたが
零たちから私たちと一緒になるの嫌だったのと聞かれて、
つかさは会う前のことだからと言って弁解をしていた。
つかさとナルエの結婚、竜巳とキューイルの結婚のために
恭子の母親に偽の依頼を言わせて召喚された。
秋人たちも恭子の母親から聞いていた召喚者を助けるために
此の世界に来たが、つかさがナルエとの結婚を渋ることを考えて
此の世界に来てもらう為であった。
ただし、明美が此の世界に行く人選で、つかさと竜巳を選んだ理由は、
ソラスの世界の召喚魔法の条件を破壊することが出来る為である。
此れは帰還後の話になる……
つかさは嫌な予感はしたが、学校での女性からの好意が
無くなるなら良いかと悩んで決めたらしい。
「チラホラされるのは嬉しかったのか?」
秋人に言われて、
「沙良だけ! そんなわけないでしょう!!」
つかさは零たちと共に俺たちから離れて行ったが、
クチナへの尋問は続き……
クチナに関しては輝太の母親の前世であることだけを
勇者隊、ニコールたちに話をした。
つかさが更に女性を娶ることも聞いたが、
そのことは隠すことにして、つかさがアタフタするのを
見ながら俺は酒でも飲もうと思う。
俺は気配を消しながら山に入り、
ロブシェリル・フェスティバルの会場を見ている者たちの
背後に回り、
「何をしている?」
俺が発した言葉に振り返る男たちは
「何時の間に?」
「馬鹿な……
「ウルフ族でも、隠密の……
どうやら獣族の大陸から送り込まれた調査隊の者みたいだが、
「で、何をしている?」
「人族対魔族のゲームの観察です。
船が座礁して、さっき来たんですよ」
「おぉい、何を喋ってるんだ!!」
俺の問いに答えるウルフ族がお座りして喋るのを
もう1人が制止させようとするので、
「全員お座り!!」
俺の命令で3人は犬のように座り、
俺に見逃してくださいと言う顔を向けて来るので、
「お前らだけか?」
「他の国の船もありましたから……
3人の中でリーダー格が俺の質問に答えたので、
「調査だけか?」
「はい、もちろん! 魔族はアンデットの種類、性能を、
人族は天の勇者の力が我々と戦った時よりも
向上しているかを調べるのが任務ですので……
俺が再度聞くと、リーダー格が調査だけですと言うので、
「そうか、任務がんばれよ!」
ウルフ族の3人から離れると、殺気があったので
命を粗末にするのかと、
鎌を一瞬で皮袋から出して、俺に襲い掛かった
ウルフ族の3人を周りの木ごと胴体を真っ二つに斬った。
「人族が……
ウルフ族の3人は言い終わる前に事切れていた。
港町【ロブシェリル】にしか港は無いが、
此の国に海から入ろうと思えば
険しい海沿いの岩場からでも入ってこれる。
調査だけなら無視してもいいが、
ありすの件もあるので拉致も考えられる。
スマートフォンで獣族を検索すると、スタンテッド王国との
国境あたりで固まっているようで、ウルフ族は先発隊と言うことか?
此処に来るのは明日の夜あたりか?
王みたいに洗脳をすればいいが、
倒した方が簡単なので、秋人たちと相談だなと思いながら
ロブシェリル・フェスティバルの5日目の終了の音楽が
流れているので、観客スタンドの方に走って行った。
人族対魔族のゲームも4日目の朝となり、
アレタと共に朝練をしている。
そして、ナルエたちは朝食を作っている。
パンも作っていて香ばしい匂いが流れている。
哲史、しょう子たち短剣を使う者たちと
剣の長さの違いでの戦いをアレタに見せていた。
それを見ていたロックティラが
「ツカサ! 俺と!!」
朝食前に模擬戦をと言うので
「アレタと!」
アレタも俺の言葉に驚いていたが、
「ツカサと……
「兎志津、圭一、祐樹と4人で!」
俺の言葉に、
「アレタは子供でレベルも!」
アレタはレベルが低いので嫌だと言うロックティラに
「アレタに勝ったら、毎日付き合うよ!」
「分かった!」
鞘から剣を抜いて、フィールドに出て行くロックティラを
アレタが見ながら、
「お兄ちゃん! 勝ったら……
おねだりするように俺に顔を向けるアレタに
「アレタの希望を聞くよ!」
その言葉にパアッと笑顔で
「一緒に御風呂!!」
言うので、アレタは50歳だけど、見た目が少女で、
親子ならオーケーかもしれないけど、流石に不味いだろうと
考えていると、
「混浴なら……
ナルエがテーブルに朝食を並べながら言うので、
「混浴ですか?」
部屋の御風呂は100人でも入れますけど、
想像すると怖い感じがするが、アレタと2人で入るよりは
マシかと思うけど、仁美たちを見渡すと頷いているので
「アレタ、皆でどう?」
聞いて見ると、ブスッとしているので
「どう?」
「2人が良い!!」
再度聞くと、アレタは全員とは嫌と言うので、
「水着を着て入るなら2人で……
プールなどで温泉プールがあると、温泉プールに水着を
着ながら浸かる。子供、大人関係なく入れるし、年齢も関係ない。
意外と気にしないので良い案を言ったなぁと
アレタに聞くと、
「裸のお付き合い! おばちゃまが!!」
あのババァ! 何を子供に教えてるんだと
怒りを抑えて、
「30秒で倒せたら飲もう」
4人同時に戦うので、4人を倒すのに
2分は掛かると思うので無理な30秒にした。
「分かった! 約束!!」
小指を出すので、俺も出して、指切りげんまんと
アレタとして、「勝つぞ!!」
張り切って言うアレタに、
「勝つなぁ」
心で願うのであった。
俺に名前を呼ばれた圭一たち3人が此方に来て
「賭けをするみたいだな」
圭一が聞いてくるので、
「そうなった」
「俺は剣がほしい」
渦巻の髪をなびかせている祐樹が圭一に俺が答えた後に
勝った褒美を言うので、
「勝てばな、どんな剣を?」
俺の腰から下げている鞘に入った剣を見ながら
「お前の剣」
「分かった、明美に言って作らす」
「少女が……未来の……
統星剣を欲しいと言うので承諾して
明美に頼むと言うと、祐樹が驚きながら呟くので
なぜ驚くのが分からずにいると
「俺も同じで、女性が作れるのか?」
兎志津も同じ希望で、祐樹が言った言葉の意味が
兎志津の言葉で分かって、
「彼奴は超一級の鍛冶師だぞ!」
先入観を止めろと言う言葉を込めて叫ぶと、
「俺たちは知らないから……
両手を胸まで上げて、俺に手の平を見せてゴメンと
兎志津が謝るので、
「俺も声を上げた……
俺も女性が制作してるなど此の世界では考えられないので
兎志津たちに謝っていると、
「ガイア・ソードもアケミ作だな、男だと思っていたが……
ロックティラが素振りをしながら言うので、
「俺たちのクラスの武器は明美が作ってるが
鎧は殆ど作ってない」
「今は着けてないが……
襟付きの半そでのシャツを着ているロックティラが
明美が制作したソリュート王国の騎士が着る鎧を貰ったが
俺の言葉に対して明美作ではないのかと言い出す前に、
「秋人さんに頼まれてな」
「他は?」
「剣や盾を作るのに時間かかるのに、鎧までは嫌だってさ!」
秋人さんに頼まれては、大の御兄ちゃん子の明美が
断ることは出来ないので、今年の春休みを利用して
一生懸命に作っていた。
俺たちは明美の作業が一旦終わったら気晴らしに遊んだりする
要員で隣の部屋に居た。
明美の作業を兄弟子、師匠が見守っているが、
明美に助言を出来るのは師匠くらいで、その師匠ですら
明美作の武器は舌を巻くほどである。
明美作の武器の流通はブロンズ・ソード・ソリュートのみで
秋人さんが王様をしているソリュート王国で売っているだけである。
ギルドでも売る時はあるが、ソリュート王国の値の倍である。
明美作を欲しがる神界の冒険者たちは、ソリュート王国に
観光や修行で訪れて購入している。
他は師匠作で出していて、聖神鉱石を使った剣などは
明美作が多い。
なぜ、自分作でとして売らないのかは
名が広まって依頼が来るのが嫌なのと
気にった人の為だけに作りたいから……
それでも武器のコンテストには剣を出して優勝はしているので
名は知られている。
秋人さんの為にブロンズ・ソードは
ソリュート王国の工房で弟子に作らしている。
コンテストに出した剣は偶然出来た剣とか言って誤魔化しているが
此れが勝人に言われて制作した統星剣のプロトタイプ【ゼロ】で
全ての星を消し炭にする力を宿した剣である。
勝人用にゼロは調整されてアキナさんの娘によって
統星剣と名付けられた。
俺も貰ったが最初は剣を制御できずに剣に振り回されるので
ブロンズ・ソードをゴールドに進化させる技術を
完璧にできるまで行ってから統星剣を使うようになった。
他の奴らは調整されて貰っているので俺の様になっていない。
勝人用を其のまま使う為だが、調整された剣では勝人に劣るようで
嫌だったから……
明美が師匠作で作った剣、原料となる聖神鉱石を
武器屋に卸す時に入って来る御金は軽く日本の予算を超えて
俺たちの給料に回されている。
アドラーの鎌は聖神鉱石は明美が制作したが、
鎌の制作は師匠がしている。
値段は、お店を通さずに工房で依頼したので、
アドラーは仕入れ価格での購入だが、
明美の師匠が制作したので
白金貨100000枚(1枚1000万円)である。
俺が使用している統星剣のように完全修復が出来ないので
メンテナンスに御金が掛かり、アドラーは何時も金欠。
お金があると、直ぐに宴会をするのも原因だけど……
聖神鉱石のレベルの高いのを作れるのは明美だけで、
それ以外だと自然に出来上がった物になり
有名なのは、冥界の河【コキュートス】近郊にある
聖神鉱石がある。此処で10等級の聖神鉱石が発掘されて
制作された剣の1つに、恭子が使用しているダガーがある。
元々は恭子の母親が使用していた物である。
「女が作るなんて凄いなぁ……
「神界でも珍しいらしいが、
最初、男だと思われてたからなぁ」
祐樹が此の世界で鍛冶師は男性だけであり、
女性の職業という感じでないのを聞いて
俺が明美の眷属になってから聞いた話を告げると、
「光悦も男と思って付き合っていたと」
圭一が話せるタイミングだと思って話してくるので、
「アキナさんに聞くと、一緒に風呂にも入っていて
普通、気が付くと思うけどな」
「見てなかったんだろ?」
俺が聞いた情報を言うと、兎志津が言うが、
あの明美が気にしないわけがないし、私は無いのにとか
言って、明美が光悦ので遊んでいた可能性はあるなと思っていると
「お兄ちゃん!! 早くぅ!!」
アレタが催促するので、
「圭一は、零で良いか?」
「もちろん!」
勝った褒美を聞いていなかった圭一に聞くと
予想通りの答えが返って来て、
アレタが待つ場所に4人が向かった。
剣を構える5人に、審判のセント・ギア【ビター】が
フィールド中央に集まっている。
大の大人4人が、子供1人に襲い掛かる構図であるが、
アレタは50歳なので、この中で1番の年上である。
遠くの方から人族対魔族のゲームに参加したゴブリン達が
食事を止めて見ている。
「始め!!」
ビターが合図を言うと、アレタは剣をビュッと手から飛ばして
ロックティラ達がエッとなっている間に、ロックティラの懐に入って、
アレタは左肘をロックティラの腹にめがけて叩き込み、
その勢いでロックティラが吹き飛ぶ時に
アレタはロックティラを足台にして飛び上がり、
体を回転しながら圭一の首の後ろから左足を、
兎志津には圭一から体を回して首の後ろから右足を、
祐樹にも同じように回って首の後ろから左足をぶつけて、
3人の体が前に倒れて地面に顔が減り込むと同時に
体を回転していたアレタは地面に着地して、
最後の1回転をした後に、俺に向けてガッツポーズをしていた。
ビターは、
「アレタの勝ち! 開始8秒です!!」
時間まで言うことないだろうにと
俺は地面に両膝と両手を地面に着けて
「剣同士で……
嘆いている俺を無視して、格闘で勝ったアレタは、
「今日の夜ね!!」
高らかに宣言をした。
約束は約束なので、地面から立ち上がり、
「観客スタンドの中の風呂で良いか?」
「うん! 楽しみ!!」
アレタに向けて言うと、アレタは嬉しそうに答えて
ナルエたちの方にスキップしながら歩いて行った。
俺の部屋、何でも屋の風呂でなく、
観客スタンドの中の風呂にしたのは、俺が賭けに負けたから
一緒にアレタと入るのは皆さん分かってますねと、
言い訳をしながら入れると思うから。
風呂は魔族の大陸にはあるが、人族の方はシャワーか
樽に水を入れて体を洗うくらいである。
バフタブは貴族の一部ではあるが、シャワーやバフタブは
水漏れなどの加工が高価で普及していない。
ミューラ宮殿では、神に捧げる前に沐浴用の風呂はあるが、
基本はシャワーである。
何でも屋の風呂は薪で水を温めるタイプで、
秋人さんが好きなので採用されている。
俺の部屋、観客スタンドの風呂は
魔石採用の給湯器を採用している。
さて、スマートフォンを出して、
セーイラさんに電話を掛けているが、
其のまま留守電に突入し、まだ寝てるかなと
「つかさです。セーイラさんに緊急の用がありますので
起きましたら電わ……
『はぁい、セーラちゃんです』
メッセージを入れている途中で、セーイラさんが
電話に出てくれたので、
「おはようございます」
『おはぁよう……つかさ君、なぁに?』
俺のせいで起こされて、
セーイラさんは寝ぼけているようだが、
「蘇生を、4人前たのめるでしょうか?」
『つかさ君が、やっちゃったの?』
「アレタが……
『ふぅうん……そう……
月から帰って来たのが遅かったからか、
セーイラさん眠たそうだなと思っていると、
『ティーナのデカブラ? わたしの……
ちょっと待て! まさか寝間着も着ずにいる状態なのか?
「セーイラさん! 朝食をゆっくり食べてからでも……
『蘇生でしょ?
時間がたてば経つほど魔素が多くなるから……
「そうですが! 化粧とか……
『でも……此のまま行くわぁ』
待てぇ!!! 裸で来るのか?
「秋人さんは!!?」
『秋人さんは……ナンシーと繋がったまま……
秋人さんに止めてもらうしかないと振ると、
帰って来た答えは最悪だった。
行為しながら寝るかぁ!!!!
俺が1人でスマートフォンを耳に付けながら
喚いているのを見たナルエたちから心配の念話が届いたので、
今から、セーイラさんが裸で、裸で来るから、
全員で圭一たちの周りに集まって、
アドラー達に見えないようにしてくれ!!
ナルエたちを見ながら御辞儀をして念話で頼むと
朝食の準備を止めて圭一たちの周りにナルエたちが集まると
直ぐにスマートフォンのゲートのアプリで来たセーイラさんが
ロックティラ達を蘇生して、
「まだぁ……いる?」
「もう終わりましたから、何でも屋で寝ててください!!」
セーイラさんが他にはと聞くので、
セーイラさんの生まれた姿は大変美しいですが、
俺は涙を流しながらセーイラさんを見ないようにして答えると、
セーイラさんは秋人さんが居る部屋に戻って行った。
蘇生された祐樹たちは、アレタに負けたのが
相当ショックだったようで、圭一たちは肩を落として
テントの方に歩いて行った。
ようやく朝食であるが、目の前の大皿に一口サイズのパンが
200個以上はある感じで、どうやら、竜巳とキューイルの
恋人のようにアーンをしたいようだが、パンだけで終わりそう。
シチューなどあるのに……
王や王子たちの朝食後、ロックティラ率いる勇者突撃団、
パーセント、自称皇太子のケティングと法皇護衛騎士団、
勇者護衛法皇騎士団の唯一の生き残りのエンリーを残して
第2陣が帰国の準備に入っていた。
朝食を食べ終わった俺は帰国する人たちを
ケティングと共に見送っていた。
当分はパンは良いかなと思いながら見送りの手を振っていると、
「サーバン! 今日も?」
ケティングが俺の偽名を言って聞いてくるので、
「はい! 砦の前に立って威嚇します」
元気よく答えると
「頼む! 魔術師の代わりの生贄で……
ミューブル王国は勇者召喚に失敗したので、
再度、術者の魔術師が生贄になっていたのを
偶然そこにいた犯罪者が生贄になって召喚された者が
レベル40を超える最強の勇者【サーバン】であった。
ミューブル王国は最強勇者を他国に隠していたが
人族対魔族のゲーム会場近郊で接触して隠していたことが分かった。
サーバンはゲームに参加することを承諾したが、
ミューブル王国には参加することを隠しての参加である。
サーバンが気ままに旅をしているのを許している
ミューブル王国も問題なんだけど、まぁ急遽作った設定なので
穴だらけだが、最後は死ぬことになっているので大丈夫だろう。
「生贄ですか?」
ケティングが小声で言っていたのが聞こえたので聞くと、
「召喚できる魔術師も少ないからね」
他の世界から人を召還すると、召喚の魔術を行った
魔術師が代償として命を落すので度の国も召喚は
頻繁に出来なかったが、サーバンのように他の者の命で
魔術師の死を回避できる召喚方法が見つかったので
朗報という感じで話すので、
「犯罪者なら……
生贄になる者の例として俺が言うと、
ケティングは少し考えてから
「死刑になる者がされると思うが、
地獄に行かずに天国に行けるだろう」
ケティングが国の役に立ったのだから、
神が天国に連れて行ってくれるだろうと言うので、
「……そうですね」
俺たちから離れて行く馬車を見ながら言ったが、
ウインライム法皇国に死刑宣告された者が
地獄に行くことは無い。死んでも怨念などが多い場合に
浄化を兼ねて地獄に落ちるくらいである。
その判断理由も冥界の裁判所で決めるが、
地獄エリアの収納人数の問題もあり、
最近は余程のことが無いと地獄に落ちない。
俺たちの世界を含む世界が数億以上あるので……
今日はロブシェリル・フェスティバルの6日目、
人族対魔族のゲーム4日目となり、
午前の部での俺とアドラーとの戦いは、
アドラーとリオーダン王国【第3近衛騎士団】の
副団長であるオーソンとの戦いに変更された。
オーソンは午後から帰国するので、その前に
俺に嫁いだプロールクト王国の王女【サヴェンコフ】を
取り戻すためにアドラーと戦う。
オーソンがアドラーに勝てば
サヴェンコフを俺から取り戻せる条件である。
サヴェンコフがオーソンの条件を
受け入れてしまった為であるが、俺と戦うのではなく
アドラーなら勝てるから……
アドラーは戦闘には不参加で、勇太と一緒にアキナさん達を
覗いている盗撮男とアドラーは認識されている。
実際にはゲーム会場に来る前に光悦と戦っていた
アドラーは其の力を見せているが、女性陣も忘れているくらい
アドラーは盗撮男と認識されている。
セント・ギア【アクア】が審判をするようで
2人の間に立っている。
「その武器は?」
「鎌だけど」
オーソンがアドラーの柄が長い鎌を見ながら聞くので
答えるアドラーに
「何処で?」
「神界、俺が神って知ってるだろ」
購入先を聞くので、アドラーは素性がバレているので
購入先を言うと、
「交換しよう」
「君の力量じゃ無理だよ」
「レベル22だろ! 俺は12だ! 使える!!」
アドラーが肩に担いでいる鎌とオーソンの剣を交換と言い出すが
レベル差もありアドラーが無理だと言うと、
10違うだけとオーソンは言うが、俺たちは苦笑いするしかなかった。
「つかさ! 御前の統星剣を貸してやれ!!」
アドラーから言われて、
「どうして?」
「レベル差を埋めるために」
オーソンに貸さないといけないのと聞くと
レベルを埋める為と言うが、統星剣はアドラーの
鎌【スターダスト・エンジェル】より上である。
確かに、けどなぁ
「専用剣なので……
「愛する女性のために勝とうとする行き込みをな!」
アドラーの言葉に、嫌そうな顔をするサヴェンコフを
見ながら、結果は変わらないから
「分かりました」
「貸すの?」
鞘から統星剣を抜いていると、
サヴェンコフは貸すのに不満そうに言うので、
「本人も納得するだろ」
柄に嵌め込まれているクリスタルに指を添えて
少し光った柄の頭をオーソンに向けると
オーソンは左手で柄のグリップを握ったので、
俺が手を放すと
「此れが神剣か? ロックティラのより……
オーソンは両手持ちに変えて、
剣を振りながら呟いているので、
「試作品! 未完成の剣だよ」
ロックティラの剣のことを俺が言うが、
「これで勝てる!!」
俺の言葉を聞かずに高らかには叫んでいるのを
眺めていると、アドラーが俺たちの方に来て、
「俺が勝ったらの賭けは無いのか?」
「勝つのに?」
アクアが言うので、
「負けたら、明美に100年間無償でメンテ……
「それはダメだろう!! ワザと負けて!!
彼奴に俺のサヴェンコフを渡すなんて!!!」
アドラーが負けたらと言うので、大声で駄目だと叫ぶと
集音マイクに声が入ったようで、観客スタンドから歓声が上がり、
「ツカサ……私のこと」
俺の言葉に歓喜したようで目を潤ましながら両手を重ねて
俺を見ているので、
「え、まぁ……
抱いてしまったので責任はあるし、
沙良の件を言っても構わないと言うから
俺も彼女たちを受け入れる気になっている。
それに、オーソンごときがサヴェンコフを幸せに
出来ないのも分かっている。
オーソンが弱すぎるのもあるが、王の素質もなかったりする。
オーソンの弟が次期王に内定であると、サヴェンコフは
話してくれた。
オーソンとサヴェンコフの間に出来る子が男なら良いが
女だったら、オーソンの弟などから不当な扱いを受けるだろう。
次期王はオーソンの弟で、
次がサヴェンコフの子になる男なら……
サヴェンコフの父親は、オーソンの国との繋がりの強化も
考えてサヴェンコフをオーソンに嫁がせることを決めたが、
オーソンの立場を知った後は後悔したらしい。
そのサヴェンコフは、サヴェンコフの父親が決めたことに
逆らうことなど出来ないので、サヴェンコフは
オーソンの婚約者となった。
婚約者となったからには愛を育てていくわけだが、
弱いわりに独占欲が強く、サヴェンコフを自国に
通わせて部屋で話していたらしい。
逆に、オーソンがサヴェンコフの国に行くことはなかった。
それでも、サヴェンコフとしては今回のゲームに参加する
オーソンを気遣って強引に参加。
その結果、サヴェンコフは俺に惚れてオーソンを振った。
剣を気持ちよく振っていて、周りが見えないようで
観客スタンドの歓声など聞こえてないオーソンを見ながら、
「勝たせてやりたいが……
「別れたいの?」
俺の呟きに、悲しい顔を見せるサヴェンコフに、
「振られたのに……
「貴方とは違うわ、貴方は沙良さんに振られることを
分かっているのに何回も言うのは、
修行がマンネリにならない為でしょう?」
俺が沙良に振られても何回も告白してるので
オーソンも自分と同じだなと思いながら言うと
サヴェンコフが変なことを言い出すので、
「沙良より強くならないと……
「強くなっても……
振られるのは弱いからと言うと、
俺に体を寄せるサヴェンコフが言うので、
「成れば……
「かわいい……
沙良よりも強くなれば振られることは無いよと拗ねていると
微笑んでサヴェンコフが呟くので
何処がと思いながら
「まだまだ弱いから、良い目標さ!」
沙良が振り向くことは無いことを知りつつ
初恋の沙良を守ることが俺の原動力である。
守るためには沙良よりも強くならないといけないので
強くなるための目標に沙良がなっているのも可笑しいが……
「私たちも貴方を守れるように……
「俺が……
「色々な意味よ!」
サヴェンコフが俺を守るために強くなると言うので
逆だろと言おうとすると色々って言うから
「どういう?」
「内緒よ」
精神面とか、そんな類かなと思いながら
「頼む……
俺に向けて目を閉じているので軽くキスをしていると
「何処でもするな」
「未来の沙良さまが言ったことは……
アドラーとアクアが言い出すので
「良いだろう! 俺の嫁……
嫁という言葉が出るので言うのを止めると
「最後まで言えないのは?」
アドラーがニヤニヤしながら聞くので
「良いだろう! アドラーが勝ったら、
10回くらいは俺が金を出す!」
俺にとって、サヴェンコフたちとは数日を過ごしただけだが
他の奴らに渡す気は無いようで、俺も完全にサヴェンコフたちに
惚れてるんだなと改めて認識したが、未来の沙良は
今日は宿で過ごすので来ていないが、此処で認める発言は
出来ないので誤魔化すために、アドラーの賭けのことを言うと
「さすが、お金持ち!!」
フッと笑ってアドラーが言うので、
「無駄使いしなければ俺よりも……
嫌味っぽく言うと、
「貯める気は無い!!」
高笑いしながらオーソンの方に行って、
アクアが勝負の開始を告げると、
誰もが思った通りにアドラーの完勝であった。
胴体が真っ二つになったオーソンを見ながら
今日2回目のセーイラさんへの電話。
明美、クチナたちが居ないので蘇生できる人は
セーイラさんしかいない。
『セーイラです。つかさ君、どんな要件?』
電話に出て直ぐに聞いてくるので、
「朝のように、蘇生を」
『朝?』
どうやら、朝のことは寝ぼけていて覚えていないようで
「アドラーとオーソンが一騎打ちをしまして、
オーソンが……
『今、食事の準備中だけど、パティーと一緒に行くわ』
「ありがとうございます」
説明をして、電話を切ると、パティーさんと共に来た
セーイラさんは、観客スタンドの観客の前でオーソンを蘇生して
「月でのバトルで体が疲れてるから……
「100%以上の力を出すと若くっても」
セーイラさんが此のまま見学をせずに帰ると言うので
パティーさんが理由を言ってクスッと笑うと
「年は取りたくないわね」
セーイラさんが微笑んで言うので、
「そうね、あ、そうだ!」
パティーさんが同意するように言った後に
俺に向けて思い出したような感じで
「つかさ君って、何人娶るの?」
「アレタなど含めて111人に……
パティーさんが何人と聞くので答えると
「隠れファンって居るの知ってる?」
「隠れファン?」
ギルドではアイドル枠で活動は少しはしているので
ネット上に俺のファンクラブがあるのは知っている。
明美が入っているので見ているが、サイトでは
何処で仕入れた情報か分からないが嘘も本当も混じって
議論されている。変に介入するといけないので
見なかったことにしている。
「知らないの?」
「竜巳なら分かりますが……
竜巳は神界でもグラビア活動をしているので
俺以上にファンがいる。
だが、竜巳もそうだが俺たちは下級神の眷属なので
太陽界以外の中級神の上級、上級神の子などは
親の目を盗んで隠れファン化しているのは
俺のファンサイトで知っている。
パティーさんの問いに恍ける感じで答えると
「沙良ちゃん以外は無関心ね」
「今は違いますけど……
パティーさんに言われて、横に居るサヴェンコフを
チラッと見た後に言うと、
「その隠れファンが公にファンクラブを結成して、
4年に1回のトーナメントを開いて
優勝者が、つかさ君に嫁ぐそうよ!」
パティーさんの爆弾発言に、アドラーもホントなのかと
俺に顔を向けるが、
「なんです? それ?」
「さぁ? 沙良ちゃんに聞いてね」
俺も分からないので困惑していると、パティーさんは
セーイラさんと共に逃げるように何でも屋に戻って行った。
「俺は、ハーレムなど作らないからなぁあああ!!!!」
大声で叫ぶと、観客スタンド、ナルエたち、アドラーから
ハーレム男だろ!! と言われたが、俺だって分かっているが
言いたいんだよ無性に!!!
「今は恋人募集中で、100人以上いるだけ!!!」
嘘つけ!! 嫁だろ!!! 罵声を多く浴びるが
「今は叫びたいんだぁああああ!!!!」
最後に叫ぶと握手が起こっていた。
昼食も終わり、午後の部の
俺とアドラー対ニコールとモルモーラ戦が開始される前に
オーソンたち第3陣が帰国する。
此処には非戦闘員の進次郎たちも含まれる。
オーソンは記憶を変えて帰国する。
サヴェンコフが亡くなった記憶を植え付けられて
馬車の中で泣いている。
「良いのか?」
「ツカサと戦わなかった時点で……
帰国する馬車が並んでいる光景を見ながら
サヴェンコフに聞くと
最後のチャンスを自分で潰したオーソンに
未練が無いようで、
「そうか……
オーソンが乗る馬車が動き出して行くのを見ながら
呟いていると、進次郎が俺の前に来て、
「お別れだな」
今日は男の娘の格好ではなく、襟なし長袖のシャツに
少しふっくら系のパンツに皮靴を履いていて、
「何があれば連絡を」
進次郎たちにはスマートフォンを渡してあるので、
「分かってる」
俺にスマートフォンを見せてながら言った後に
サヴェンコフに振り向いて、
「陛下には……
「父には私が亡くなったことを」
辛そうに言うサヴェンコフに
「誤魔化して伝えます」
言った後に、進次郎は俺を見据えて、
「ハーレム男か、まだまだ増えるな」
クスッと笑って言うので、
「のぼると理登は?」
「団長と馬車の方さ」
話題を変えるために聞くと答えたので、
「セント・ギアが護衛に就くから……
「お前が護衛なら良かったけどな」
「今から……
「分かってる……
帰国までの護衛のことを言うと、悲しい感じで
進次郎が言うが、午後からの予定があるからと言うと
進次郎は目に涙を貯めて承諾するので、
「男だろ」
「駄目神のせいで……
男が涙を流すのは女々しいぞと注意するが
女性として生まれるはずが男性として生まれてしまった
進次郎がソラスのせいで女々しいんだと言うので、
「毎日、連絡くれ!」
「あぁ……
メールでも電話でも良いので掛けてくれと言うと
涙を拭って分かったと俺に言いつつ
目を閉じていたので、ナルエたちにチラッと目を向けて
ナルエたちが俺たちを囲むようにしてくれたので、
「此処に戻ってきたら、女性になる?」
「考えとく……
馬車に乗り込む進次郎は、
右手人差し指を口に触った後に、
「またな」
元気よく言ってから、進次郎は馬車の扉を閉めると
御者席に座る団長が手綱をピシッと鳴らして
馬車が動き出して行った。
セント・ギア【インディゴ】が後に続いた。
次は、コンピーコム王が俺たちの前に来て、
元勇者隊の俺の嫁たちを見ながら、
「ツカサ! 勇者警備騎士団を鍛えてくれ!」
「分かった! 兎志津たち召喚者は遊んでいても良いぞ!」
コンピーコム王が俺に元勇者隊を託すので
了解と召喚者である兎志津たちに今後のことを言うと、
太い眉をピクピクさせながら
「お前に傷を付けるまで修行する!!」
兎志津が言い切るので、他の男性陣6人を見た後に
「アレタに勝つことだな」
俺より前に、今日の朝に祐樹たちを簡単に亡き者にした
アレタの名を出して言うと、
「わ、分かった! まずは俺たちで! い、行くぞ!!」
兎志津は冷や汗を掻きながら言った後に、
団長のスティーブを残して俺たちの居る場から
稽古ができる場所に移って行った。
「私と共に来た騎士団の洗脳は完璧か?」
コンピーコム王が俺に聞いてくるので、
「完璧だ! 他の国もな」
俺が答えると、コンピーコム王はスティーブに顔を向けて
「29か国が敗れるまで……
「分かっております」
1か月後に行われるミューブル王国への戦争までの間、
スティーブが勇者隊を失った罪で牢屋に入ることを
承諾していると、
「陛下!」
俺の嫁の1人テアトルがコンピーコム王に
尋ねたいことがあるようで、
「どうした?」
「ブリンに私たちのことを」
テアトルたちの友人の名を言うので、
「同盟後だ!」
コンピーコム王が告げると、
「それまでは……
悲しい顔でテアトルが言うと、美花たちコンピーコム王国
関係者も悲しい顔になっているので、
「バード・メールでも偽の詳細は送っている。
今頃は……
勇者隊の分まで生きて行こうとしているはずだ!」
「陛下……
友人のブリンは、
弱い騎士では無いと言うコンピーコム王に
「29か国が此処に攻め込むが、
陛下の所は?」
俺が聞くと、
「10万以上は出す気だったが……
「10万……
「死ぬのが分かっているのに……
ミューブル王国の本当の戦闘力に対して無力で
あることが分かっている辛さを顔に出している
コンピーコム王に、
「出さない方向は?」
「他国の目が在るから無理だ!」
人族対魔族のゲーム前に決定されていることであり、
今のタイミングでミューブル王国と同盟をするのは
早すぎることを含めて言うのを聞いて、
「私の知り合いも亡くなるのだろう? 旦那様!」
ローズマリーが聞いて来るので
「そうなるな」
「本当のことを言えば!!」
俺に迫る勢いでローズマリーが近寄って来るので、
ローズマリーの肩に両手を置いて、
「好きでもない女を抱いて、子を作る道具にされる」
「そんなこと……
俺の言葉に困惑するローズマリーを見ながら
「国を亡ぼすだろう、ツカサ君」
コンピーコム王が恐ろしいことを言うので、
「出来ませんよ! 国民に罪はありませんから」
後のことを考えたら出来ないと言うと、
「そうか、私に未婚の子が居たら、
君に会わしたかったが……
コンピーコム王が
テアトルたちを見渡しながら言った後に、
「1000、2000年だったか?
私の子孫と君の子を結婚させてくれ」
「好きになれば」
俺の子との婚約の話をするが、俺みたいな感じは嫌なので
御互いが好き同士なら認めますと言う感じで言うと
「それでいい」
俺に笑みを見せて答えるコンピーコム王が
馬車に乗り込むと馬車が動き出すので
俺たちは敬礼をして見送った。
29か国の戦いに対して、秋人さんに相談しようと
決めて、ニコールとモルモーラ戦に突入した。
基本は、アドラーがニコールを、俺がモルモーラと戦うが
アドラーと連携しながら俺がニコールに襲い掛かかると
モルモーラがニコールの助けに入るので、
モルモーラに邪魔をされて討つことが出来ないので後退し、
アドラーが鎌を振って空気の刃をモルモーラに浴びせると
後退するので、俺は天使の翼を展開してモルモーラに向けて
剣を構えて突進するが、コウモリに変化したモルモーラに
逃げられると、後ろからニコールが牙を出して俺の首に
噛もうとするのを剣で受け止めて、足でニコールの腹を蹴ると
上空に上がるので、剣を皮袋に入れてニコールを追いかけて
ニコールより上に行くと、俺は両手を合わしてニコールの背中に
打撃を入れると、ニコールは急降下で地面に落ちるのを
アドラーが鎌を構えて待っていると、モルモーラが地面に
投げた種が直ぐに大きくなり、人食い花と化した巨大花が
アドラーに襲い掛かるのを俺は上空から剣圧で巨大花を
数体バラバラにしていると、モルモーラは強大な狼に変身していて、
ニコールを背負いながら俺たちに口からシャイニング・ブレスを
放つので、左腕の小手を盾に変えて、アドラーの前に立ちはだかって
防ぐと、アドラーは直ぐに動いて、モルモーラの前足にめがけて
鎌を振るうが、狼からコウモリになって回避するモルモーラに
アドラーも見えないが天使の翼を出して追いかける。
ニコールはまだ気絶しているようで地面に置かれているが
さすがに此れは放置して、アドラーとモルモーラが一瞬でも
止まったらモルモーラに襲う為に上空の争いを見続けていると
スッとニコールが立ち上がり、俺めがけて
ダーク・ファイヤー・ボールをダーク・ウインドウ・ウォールを
立て続けに詠唱して俺の逃げ場を防ぐが、俺は炎が風によって
広がっている中を盾を構えて突破して、ダーク・ファイヤー・ボールを
何回も撃っているニコールに襲い掛かると、ニコールはコウモリに
変化するが、コウモリの羽を剣で斬ると、ニコールは変化を解除して
地面に倒れるので
「これで……
「神界の武器は凄いな」
「モルモーラに買って来てもらえば良いよ」
俺たちは笑って上空のアドラーとモルモーラを
見上げると、此の世界に合わしたアドラーが
モルモーラが変化した狼の背中に乗っているので
どうやらアドラーは負けたようだ。
地面に降り立ったモルモーラは人型に戻り
「どうするの?」
「夕方になって来ましたので……
「引き分けでいいかしら!?}
俺に勝敗はどうするのと聞かれたので、
夜のイベントもあるのでと答えると
モルモーラが観客スタンドの方に問いかけると
拍手が上がるので、
俺たちの戦いは引き分けに終わった。
待ちに待った夜が来た。
クチナも輝太の護衛をインディゴに変わってもらい
何時も通りに演劇をしているが、進次郎たちが居ないので
つかさの妻の零、美知恵、りつが参加したので、圭一、十須も
参加したドタバタ劇が展開された。
零は染み込んだ芸は忘れることが出来ないようで、
クチナが念話で各出演者に指示を出していると、
零扮する天馬の戦士が、ゾウラスト(りつが演じている)が死に、
もう戦う意味が無いという所で、十須扮する大熊の戦士に
頬を打たれた零が
「親父にもぶたれたことないのに!!!」
叫ぶと、「ゾウラストに打たれていただろ、小さいころ……
零はハッとして、「セリフ間違えましたぁ!!!」
恥ずかしそうに袖に逃げて行ったなど、大人も子供も
楽しそうに笑ったりして劇に夢中になっていた。
その劇を尻目に、俺は今日のメインイベントの
ナンシーリエットの可愛らしい姿を見る会が行われた。
隠し撮りはしないので堂々とスポブラ、ショートパンツに
シューズと陸上女子選手の格好をしたナンシーリエット。
恥ずかしいのかロングのコートを着ている。
何時もの格闘スタイルでは無いので新鮮である。
秋人よくやった!
が!!
「あの、ナンシーさん」
「何? アドラー」
「キスマークが……
「愛の証だ!」
「修正しても?」
「だったら撮影会は無しだ!!」
ナンシーリエットとの話し合いでは解決しないので、
秋人に
「帰って来てから……
「未来の妹に負けられないから、久々の6Pを」
セーイラから祭りと合わない格好集を撮ろうと決めたのに
月から帰って来てからキスマークを付けるほど激しくするのは
「売れないだろ」
「酔っていたから」
結婚はしているのは誰もが知っているから良いんだが
流石にキスマークが付いているのは売れないので
「ジャージを着て下さい」
ナンシーリエットに告げると、コートを脱いで
ジャージを着たので写真を撮るのだが、色気も何もなぁい!!
勇太は、たこ焼きを食いながら
「キスマークって口紅やろ、拭けばええんちゃう?」
キスマークについて言っているが、ナンシーリエットの姿が
強烈だったのか、ずっと背を向けていたので、じっくりと
ナンシーリエットを観察していない。
キスマークとは行為中の傷ですよ、唇で……
写真を撮り終えて、
「勇太! ナンシーと撮らないか?」
「女とは並ばへん!!!」
勇太に今日の最後にナンシーと一緒にと言ったが
観客スタンドの方に逃げて行った。
「恭子恐怖症は凄いな」
「稽古と言って虐めていたから……
逃げる勇太を見ながら俺が言うと、ナンシーリエットも言うので、
「好きだから?」
「そうみたい、未来じゃ結婚しているし、
恭子を含めて3人いるみたいね」
嫌い嫌いは好きかと改めて思っていると、
ナンシーリエットが未来の明美たちから聞いた情報を言うので
「俺の周りハーレムばっか!」
「アドラーも出来るだろ?」
勇太までそうなのかと悔しんでいると、
秋人が作ればと言うが、
「俺は独身貴族を貫くのさ!!」
宣言すると、
「そうか、少しは貯金しとけよ!」
秋人が俺に言った後に、ナンシーリエットと腕を組んで
俺の前から去って行ったのを見ながら
「貯金をしないのが美徳だぁあああ!!!」
叫んでいたが、つかさ達を見てると
結婚かぁ……考えたことが無かったし、まだ500歳だしなぁ。
だけど、結婚するなら明美関係者だな。お金持ってるから。
まだまだ先だけどな。
さて、勇太との遊びの時間も終わったし、遠くから此方を見ている
獣族の方々に、夜は君たちにとって危険だよと教えてやるかな。
俺は獣族を監視しているロブシェリルを守る護衛騎士団に
合流する為に森に向かった。
此の時の獣族の調査隊が全滅したのは、魔族が住んでいる
ロブシェリルが参加したので、魔族と獣族のレベル差で負けたと
獣族側は考えた。
この時点では決まっていなかったが、獣族対人族のゲームは
人族側の思惑もあり、ミューブル王国のみの参加となったが、
ミューブル王国内のロブシェリルに居る魔族も参加するのかと
懸念して、ミューブル王国に特使を派遣することになった。
その特使には、
獣族最強騎士のダルザニア、最強勇者の輝太である。
痴漢や隠し撮りって
スリルとか楽しみたいんじゃないの?
夏織は?
あったことないけど
何時もジャージだもんね
化粧もしないし
なぜ、ピチピチ?
今の仕事が好きだから
出版社の人とかに人気だもんね
コスプレ女王!!
コスプレの時だけ化粧するな!
だってぇ! 化粧するの面倒!!
面倒なのを、コスプレする感覚で!!
元が良いんだから!!
面倒! 面接の時だってしないで受けたもん!!
なぜ? 入社できた?
母さん? 大手に入れたな
凄いでしょ! 給料は全部おもちゃやグッズに!!
どうやって?
それは……大株主の1人なのだよ輝太君
……そうですか
次回 クチナの舞!!
違うから、第74話 剣舞……
緊張するのじゃ!
大丈夫だよ
でも、でも……
何時ものキューイルで!
ううぅ……
始めます!!
呼んでるよ!
水着で……
僕が居るから
ダーリンは何時もカメラの前で自然で……
小さいころ……勇気を……
あん! 舌が……
何をやってるんだ!! バカ息子!!!
勇気を! 勇者は勇気を与えるんだよ!!!
もっと……
周りを見ろ!!
勇気を与えてるんです! 我慢して下さい!!
女同士でやるな!!
俺は男だ!!!
ダーリンの水着姿すてきじゃ!
男に戻ってから言えぇぇ!!!
あっ! 忘れてた!!
撮影は他の者から!! 龍美、ホテル行ってこい!!
行こ!
皆さん、其れじゃ……




