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旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第2章 女神は、わが子の為に……

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69話 魔族側……

 ゲームが始まって、2日目の朝……

美少女戦士の裸を見せられたので機嫌が悪い。

 見たくもない物を見ると言うことは嬉しいことではない。

  パン、コーンスープ、サラダには赤身魚の切り身が細かく入っていて、

カラフルさを出している。最後に、白身魚のフライが置かれた

テーブルを見ながら不機嫌にしていると、

 「食べないの?」

   未来の美里が聞いてくるので、

「見ず知らずの男と寝るか!?」

  子声で言うと、

   「光悦とは、何回も寝てるが……

未来の沙良がパンを両手で分けながら言うので、 

 「過去だろ! 旦那! どう思う?」

黒髪の整った顔の旦那に聞くと、

 「過去、現代、光悦なら」

此奴ダメだと思いながら、

 「他の男と寝るなと注意しろよ」  

「俺たち以外なら、光悦の温もりが欲しかったんだろ」

  フッと笑って言う旦那に、

「光ちゃん達は自分に会いたくないからって……

未来の明美が言うので、俺だって会いたくないわ!

 未来の自分にもな。

  「それで、初心な俺を……

 「パクとばかりだとね」

名前は言えないとか言っていたのに

   「名前言っていいのかよ」

 「パクを見れば、直ぐ分かるから……

目線を俺の横にいる人物に未来の明美が向けて言うと

 「残留思念です! 本体ではありませんので……

ブレスレットの中で会った過去の明美が

 俺と共に未来の明美たちと朝食を取っていた。

  

「何時頃から好きだったの?」

  未来の沙良が過去の明美に聞くので、俺はムッとしながら

スープをスプーンに掬って飲んでいると、

  「何回目! 言ったはずだよ!!」

未来の明美が言うが、「小さい明美に聞いてるの!」

 未来の沙良が言うので、過去の明美がパクをチラッと見てから、

 「結婚する可能性ゼロ! 好みが変わったとしか言えない!!」

ハッキリ言ったので、

 「おじさま好きだからな」  

   俺が言うと、頷く過去の明美に、

    「俺が一目惚れしたから……

 ひと口、スープを飲んだ後にパクが言うので、

  「何時から?」

 「光悦は?」

パクに切り返されたので、フフッと俺たちは笑っていると、

 「光悦の事、何時から好きだったの?」

未来の美里が、パンにリンゴジャムを付けながら明美ズに聞くと、

 「「 眷属にした責任で!! 」」

見事にハマって言うので、

    「俺の人生を……

 パンをガブッと言い終わった後に食べると、

  「お兄さまと結婚出来なかったら……

 「僕が明美と結婚するって、風呂に入ってる時に!!」

未来と過去の明美が、俺の黒歴史を言い出すので、

 「聞いたことないわ」

   「一緒に風呂も入っていたの?」

 どうやら未来の沙良、美里は知らなかったみたいで、

  「男と思っていた時! お前もだろ!!」

 未来の美里に言うと、

  「最初から女の子って……

    目が泳いで言っているのを見て、

 「普通、分かるでしょ!」

   未来の沙良が言うと、笑っている明美ズに、

 目で威嚇している。

  「光悦! 男と結婚できると?」

パクが聞いてくるので、

 「今でも出来ると思っているよ!!」

   未来の沙良と美里は驚いているが、

  最近は同性婚もあるので言うと、

   「帰還したら、男になって、腕組んで、デート!!」

 過去の明美が言い出すので、

  「今の明美じゃねえか!!」

 軽く頭を叩くと、

  「残留思念で……

 頭を両手で押さえて言う明美に、

  「分かったよ! パク!!」

 俺がサラダを食っているパクに振り向いて言うので、

食べ終わってから、「光悦?」

 何で呼ばれたのか分からないので、俺の名を言うので、

  「無能王子って言われていたんだろ?」

 「そのことか……

俺が言うと顔をしかめるパクに、

「ツカサが、沙良が無能王子から

  冒険者に興味が移ったとか言っていたが、お前だろ?」

困った感じで、

 「どうして分かるんだ? 明美なら分かるが……

   パクが言うので、

 「ジース王国のバカ王が、パクを嫌っていたから

   無能と言っていただけで……

未来の沙良が言うと、

 「本当に無能だったんだ……

   「そうなの? お父さまからは英雄になれるって!」

 パクの言葉に驚く未来の沙良に、

  「無能だから。沙良の国に売られたんだけど……

「もう……

  冗談で言ってるパクに、未来の沙良はフッと笑って言った後に、

   「冒険者になったのを聞いて、ダァーツ帝国の皇子みたいにって」

 「居るのが辛かったから、冒険者になったんだよ」

   明美から何も聞いてないのかと言う感じでパクが言うので、

 「俺との風呂の件、パクの件、言わないのか?」

明美ズに聞くと、

 「沙良が幸せになればと、沙良からパクを紹介されるまでは……

   「冒険者で活躍して、沙良のお父さまが喜んでいたし、

     だけど、それ以上は……

 「名前は知っていたんだろ?」

明美ズに聞くと、

   「名前はね、基本、沙良の国以外は行かなかったし……

  「つかさ達と沙良の国で、沙良と一緒に遊ぶくらいだから」

 明美ズが言うので、

  「サラは、ツカサに無能王子が冒険者をしてる事を言ったのか?」 

 未来の沙良に聞くと、

 「つかさは、どちらでも良い感じだったから、王都で広まっている噂を

    信じていたみたいだけど」

  「50年つき合って、子を産んで、我慢した後は……

 未来の美里が言うので、

  「ツカサは、その後を狙ってるわけか?」

    「王子さま(明美)の方に行くから……

 未来の沙良が明美ズの方を見て言うので、

  「アケミのことは容認か?」

「つかさとは、ずっと友人よ! 明美が、つかさを好きじゃないし」

  未来の沙良が言うので、つかさよ! 諦めた方が早いぞと

 思いながら、

  「好きじゃないのか?」

 明美ズに聞くと、

  「好みじゃない!」

    「友人としては好きだけど、男としては……

 未来の明美が、俺、パクを見た後に、

  「お兄さまと似てないから、好きになれない」

 「アキト兄ちゃんを基準にか……

   昔から秋人にいちゃんと結婚、結婚って言っていたから

    未だに変わってないのも凄いが、

 「俺は責任だろ、パクや後の2人は?」

   俺が明美ズに尋ねると、

 「そう言えば、そうね」

未来の沙良が言うので、

 「結婚していて、聞かないのか?」

   俺が未来の沙良や美里に問うと、

 「「 明美が好きなら、好きになるだけ! 」」

同時に言うので、

 「単純と言うか……

   俺が苦笑していると、

    「11人で賑やかに生活している」

 パクが、にこやかに言うので、

  「俺は入ってないから……

 フライをフォークとナイフを使って、

ひと口サイズに切りながら言っていると、

 「昨夜はぐっすり眠れましたか、神ゾウラストさまの御友人の皆様」

俺たちのテーブルに来た胴長短足の宿の主人が声をかけるので、

「はい! 昨日は厨房を貸していただき、ありがとうございます」

  未来の明美が笑顔で言うと、

   「神ゾウラストさまの御友人のアケミさまに

     感謝されて、大変うれしい限りであります」

 主人は俺たちに御辞儀をした後に、俺を見ながら、

  「天の勇者さまとは……

 港町【ロブシェリル】は魔族が管理している。主人は人族であるが

此処は余所者の人族である俺は敵であるにもかかわらず、明美たちと

一緒に居るので、俺に対して様付けをするのでクスッと笑っていると、

 「私たちの旦那様ですから」

   未来の美里が言うので、

  「そうでしたか! 聖女さまとの噂もありましたので……

主人が言うので、

 「本当か?」

   嬉しそうに主人に聞く俺に、

    「商人や行商からですが……

 それを聞いて、ヨシッと右手を握って小さく振っていると

  明美が俺の右手に両手を添えて、

   「よかったね!!」

 笑顔で言ってるが、内心は怒ってるのがバレバレで、

  顔を引きつっていると、

   「本当の所は?」

明美がドス重い声で言うので、

 「と、友達以上にも、皇太子と取り合い中です」

   これで勘弁してと言う感じで言うと、

    「そうですか……

 疑いもなく言った後に主人は、

  「此方のエルックさまも、旦那様と聞いてますが?」

主人が俺が聞いてる名前と違う名を言うので、偽名を使って

つかさへ誤魔化すのかと考えていると、

 「言えないこともありますので……

未来の沙良が言うと、

 「……テントを張ってましたが」

   主人は、パクに聞くので、

    「昼からの決闘の為に、精神をね」

 パクが答えると、

  「ゲームは人族側の勝利で……

食堂に居る人族、魔族たちが落ち込んだような雰囲気の中で、

 「今日からは、人族、魔族、両方から戦いたい者同士の

   イベントに変わったんですよ」

パクが言うので、

 「今、知ったが……

   俺が言うと、

    「昨日の夜に決まったから」

 パクが答えると、

  「エルックさまは誰と?」

    主人が聞いてくるので、

     「私の妻の1人、明美の御兄さまと」

 秋人にいちゃんと戦うのかと驚いていると、

  「神と神との戦いなのですか?」

 周りも騒めいている中で主人が言うので、

  「そうなるかな」

    クスッと笑ってパクが答えると、

 「見に行かないといけませんな!!」

   興奮して言っている主人に、

    「貴方の期待に応えるように全力で戦います」

 パクが言うと、主人は礼をしてから、周りの人族、魔族たちに

挨拶もしないで食堂から出て行ったのを合図に、

ゆっくり食べていた者たちが慌てて食い出している。

 観客スタンドは指定席になっていないので、

良席を得るためだと思いながら、

  「勝てるのか?」

 「勝ち負けは問題ないよ、認めてもらうかだから」

   パクが言うので、

    「結婚したければ、私とって言う?」

 頷くパクを見ながら、結婚していて、今更やるのかと呆れながら

  「しなかったの?」

 「秋人お兄さまと明美の結婚式前だったから……

   「その翌月が、私とパクの結婚式だったから…… 

未来の沙良が、パクに続いて言うので、

 「……することも無く」

   頷くパクに、

 「真面目な奴! 王向きじゃないな!」

   笑いながら言うと、

    「良く言われる、光悦が王向きって……

 「王なんか遣りたくねぇよ!」

   「何時も言ってるよ!」

 パクが言うので、俺は笑ってから、

  「アキト兄ちゃんとの決闘、勝てよ!」

 「どちらが勝っても未来は変わらないから、全力で行くよ!」

俺とパクは、右手の甲でお互いの甲を軽く当てて、

 俺たちは椅子から立ち上がり、

  「時間あれば、俺の練習に付き合ってくれ!」

 「フェニックスの鎧の性能テストをするのか?」

   「頼む!」

  「分かった! 準備運動に良いから……

俺たちは食堂を後にして、明美のゲートを使った先の

 無人島で、フェニックスの鎧の性能テストと名ばかりの

ガチのバトルを展開した。

 ブレスレットの効果でレベルが60になり、使用していた鎧が

自己修復機能が付いたわけではなかった。

 屋台の時は、周りに大勢の人がいたので、大量に、倉庫から、

誰にでもフェニックスの鎧が得られる等と、セーイラさんは

本当のことを言うわけにも行かずに嘘を言っていただけである。

 明美は面白がって使用している鎧が成ると言っていただけであった。

  明美が俺の為に用意してくれたことを聞いて、

 俺の為に用意したことに嬉しくなり、パクが繰り広げる剣圧を

掻い潜り、明美を愛しているのは俺の方が上だぁっと叫んで、

パクの胴体をフェニックスの剣で斬り去り、俺はパクに勝利した。

  「フェニックスの鎧を着た光悦とは……

    未来の美里に回復してもらっているパクが言うので、

 「無いのか?」

「いつも、剣だけで……

  回復して、更に、服も破れたところが直っている

   パクが立ち上がりながら言うので、

「光ちゃんは、修行にならないって……

  未来の明美が言うので、

   「剣だけでも卑怯かな」

 フェニックスの剣を右手に持ちながら言うと、

  「カレンは光ちゃんが好きで、鎧になってくれたのに、

    剣まで使わないと怒るから使う!!」

 明美が怒って言うので、

  「カレンって言うのか、良い名だ」

    その言葉に鎧が反応して、

 「光悦の名も良いって」

   未来の明美がニコッと笑って言うので、

    「これから、よろしくな……

 鎧が俺から離れて炎の鳥に戻って、炎の鳥【カレン】は

俺に礼をしてから此の場から姿を消した。

 暫く空を見上げてから、

  「凄い剣だな……

 「光悦の前じゃ……

 俺に2本の剣を見せてくれて、明美は制作中の剣と言うと、

未来の明美は、自分で考えて、ヒントはあるでしょと言うので、

 「教えろ! 面倒!!」

   「鶏が先か卵が先かになるからダメ!!」

 舌を少し出して茶目っ気交じりに未来の明美が言うので、

  「それで良いから!!」

逃げる未来の明美を追いかける明美を見ながら、

 「仲のいい姉妹だな」

   俺が言うと、

    「思っても言わないな、普通は……

 パクが言うので、俺たちはクスクス笑って、

  一周して来た明美ズを俺とパクは後退りながら

俺は明美を、パクは未来の明美を抱きしめて、

 「お前なら出来るよ」

   「ヒントは……

 俺たちは明美ズに言うと目を閉じるので、

未来の美里、沙良は明後日の方向を見てくれているので、

 俺たちは熱いキスを明美ズと交わした。



 私は屋敷の食堂の食卓のテーブル椅子に座り、

  「ミューブル王国は良いが、他国がどう出るか……

人族対魔族のゲームは、魔族側の敗北で1日で終了した。

  「ニコール! 絶対、か、て、よ!!」と

 陛下から言われて、ゴブリンの精鋭、

陛下が製作した魔道具まで突入したが、たった2人の人族の活躍で、

盾を装備したゴブリン1000人が死に絶えた。

 その光景を目の当たりにした私は、

  その後のことを覚えていなかった。

   「……色々なことがあり過ぎたな」

  天井を見ながら呟いていると、  

 食堂に入って来た女性が目に入ったので、椅子から立ち上がり、

椅子の斜め横で女性に対して跪いて、

 「お早うございます。神モルモーラさま」

「あなた……

  ネグリジェ姿の私の妻の1人だったモルモーラさまに

 朝の挨拶をすると、怪訝そうに言うモルモーラさまに

  「神ソラスさまと同格のモルモーラさまに、今まで……

 私のシャツを掴んで睨むモルモーラさまが、

  「あなた! 私は魔族で、貴方の妻です!」

 「だ、だけど……

   「商業ギルドのティリシャーと同格で話してますよね!」

 「そ、それは……

   「ソラスだって知ってますよね!!」

 最初会った時は35歳で、20年経っても髪が白くならないから

変だなぁっとティリシャーに聞いたら、ソラスよって言われて、

驚いたが、神様の威厳がないから今まで通りに接していた。

 「知っているけど……

   「私とも今まで通りに!!」

 私を持ち上げて床に放り投げて言うが、

私は尻を打ったので直ぐには返答が出来なかったので、

  「貴方に恋をしたの! 神とか関係なく貴方が好きだから

    此処に居るの! 神扱いしないで、貴方の妻だから……

 モルモーラさまは姿勢を低くして、涙を流しながら両腕で

私を包み込むように体を密着させて言うので、

私はモルモーラの頬に零れる涙を手で拭いてから、 

  「私を助けてくれた時に気づくべきだったな……

 モルモーラが私の顔を覗くように見て来て、

   「貴方と恋人になれるチャンスと思って……

 「(神界)から見ていたのか?」

    「ソラスの家でね……

 目を閉じるモルモーラに、

  「私の妻として、此れからも私を支えてくれ!」

 私はモルモーラとキスをしながら

   モルモーラを押し倒そうとした時に、

 「旦那様! 寝室で……

執事のヨウケイが執事服をビシッと決めて言うので、

直ぐ別れて、私たちは床に正座しながら、

  「ヨウケイ! ノックくらい……

 「咳払いとか……

私たちが苦言を言うと、

 「しましたが、2人の世界にドップリと入っていたようで……

私たちは赤面しながら、

 「お、終わってから……

   「空気よんでくれる!!」

 「朝食の時間ですので、2人の愛の臭いはどうかと……

ヨウケイが場所を考えて行いましょうと言う感じで、

 重く重く言うので、

  「……朝食の後に」

 「そうね、朝食が先だわね」

   私たちは顔を見合わせてフフッと笑って言うと、

 「それでは、朝食を運びますので……

ヨウケイが食堂から出て行くと、

 「仲直り出来たみたいね」

「昨日の夜の余所余所しい態度よりは良いみたいだけど」

  私の妻の2人が私たちを見ながら言うので、

   「聞けば、誰だって!!」

 「もう大丈夫よ! 食後に……

屋台が並ぶ夜の宴で、モルモーラに正体を告げられて、

 どう接すれば良いかと悩みながら、屋台などを見て回っていた。

  神として接しなければと思ったわけで……

   「私たちも……

 「昼までに何回出来るかな」

   私たちに告げて所定の椅子に座り、私たちも床から立ち上がり

  椅子に座ると、メイド達がトレイを運んで来て、

テーブルの上にトレイからパンなどが乗った皿を置いていく。

 パン、シャムが入った瓶、トマト煮のロールキャベツ、

  サラダ、牛乳、鯛の塩焼きが今日の朝食の献立である。

 鯛は、陛下の一言で、マグロスから鯛に名が変わった魚である。

鯛は御祝い事などに出て来る食材であり、人族に負けたのに

  「朝から鯛まで並ぶのだ?」 

 ヨウケイがコップに牛乳を注いでいるのを見ながら言うと、

  「人族側が勝利しましたので」

 「はぁ? 何を……

 妻たちがクスクスと笑っていて、更に、メイドまで

クスッと笑っているので  

 「我々は……

 私が椅子から立ち上がりながら言おうとすると、

「旦那様! 説明いたします」

  ヨウケイが牛乳が入っているポットをテーブルに置いて言うので、

   「頼む!」

 ヨウケイの説明は、今回の人族対魔族のゲームは、キューイルさまの

お婿探しを何方がするかというゲームであった。

 陛下が勝てば陛下が押す男性を、人族側が勝てばソラスさまが押す

男性をキューイルさまに紹介する予定であったが、キューイルさまが

ゲーム前にある男性に恋に落ちて、その日の内に深い仲になってしまった。

 「まさか、キューイルさまが屋敷に招いた人族か?」

   「はい、そうです」

 「人族か……

 王族に人族の血が入るのは、陛下亡き後の政に影響が出ないのかと

心配しながら続きを聞く。

 ソラスさまにとって、その男性はキューイルさまに紹介する予定の

者であったので、大変喜んだそうだ。

 そして、カルギャップネ王国からゲームに出るために派遣された

部隊は、キューイルさまと男性のアツアツぶりに、ゲームで勝つのは

忍びないということで、人族側が最終日まで劣勢であった場合は

寝返る話になっていたそうだ。

 「私が戻ってくる間に……

   戦う前から負けていたことに愕然となっていると

 「最終日まで縺れた場合は、私たちが貴方を殺す話に……

妻の1人、スマージャが妖しく言うので、

 「冗談だよな……

   震えながら言うと、

 「キューイル殿下の為です。後から蘇生しますから……

ヨウケイが、いや、父上が喜んで言っているので、

 「そ、その男性は、キューイルさまに相応しいんだな」

   「もちろんです!……

 私のサラダが盛られている器の近くに写真を置くので、

その写真を見ると、

 「女性の方を好きになったのかな?」

 短いスカート、へそ出しのタンクトップから見えるブラジャー、

露出が多い姿で笑顔を見せている女性の写真を見て言うと、

 「男性よ!」

   クスッと笑って言うエリシャーラに、

 「男性じゃ……

へそ辺りを見ると細いし、少女から女性になりかけ……

 私は何を考えている。

  「冗談は止めて、相手の写真を!!」

 ヨウケイが1枚の写真をテーブルに置くと、

柄は違うが、同じ服を着たキューイルさまと腕を組んでいる写真で、

 「昨日、キューイルさまと……

ゲーム会場で開かれたロブシェリル・フェスティバルで、

 キューイルさまの友人として紹介された女性であった。

先程の写真を見ると同一人物で、本当に男性なのかと思いながら、

 「陛下は知っているのかな?」

   「知ってるわ、ソラスから……

 クスッと笑うモルモーラに、

  「……確認しないと」

写真を見ながら呟くと、

 「何処で見るのですか?」

   ヨウケイが言うので、

「シャワーを浴びながら……

  大抵の貴族の家には浴室にシャワーがあり、湯沸室で水を温めた

 お湯がシャワーの栓に流れる仕組みになっている。

  「何処で……

 ヨウケイが更に言うので、

  「この屋敷で! キューイルさまの夫になるのだろ。

    今後の打ち合わせもある。1泊をだな……

 「確認した後は……

ヨウケイがグッと近づいて言うので、

  「女装は止めてもらう!」

 写真をメイド達に回して見せていたので、

  「世界の損失! 「美人なのに……

「キューイル殿下と、お似合いです!

  「私も、かわいい彼氏が欲しい…… 等と言うが、

「私は、キューイルさまには、魔族の大陸の魔王になって

  欲しいのだ!! その相手が女装趣味では!!!」

椅子から立ち上がり叫ぶと、

 「なる気は無いから」

モルモーラが言うので、

 「魔王候補だよ! 王子たちより強いんだよ」

 魔王になるには、現魔王の息子か娘で、第4、第9の子に

権利があり、キューイルさまは第4王女で、魔王の権利があり、

第4、第9より圧倒的に強いので最有力候補である。

 が、人族とのハーフと言うのが問題であった。

それも、神ソラスさまの娘と分かり、魔王に相応しい方であるが、

公になっていない。

 知っているのは此の町の者のみで、

魔族の大陸の者には、此の町の者は誰も喋っていない。

 「写真の子が気に入って、正式に魔王にならないって

   ソラスに言ったから……

モルモーラが言うが、

 「この町の者は……

   「私の勘だけど、其の子、竜巳が魔族の大陸の魔王になるから」

 モルモーラはフッと笑って予想するが、

  「女装趣味が成れるのか?」

 「私の友人の眷属よ」

 モルモーラが言った眷属に反応するヨウケイに、

  「眷属とは……

 「私もモルモーラさまに聞いただけですが……

チラッとモルモーラを見てから、

 「お前が言うことは嘘ではないと思う」

「分かりました……

  ヨウケイの説明では、人間(魔族)が神と従者契約を交わして、

 神の為に働く。働く為には力が必要で、神の従者となった時点で、

神より弱い力だが、人間(魔族)より遥かに強い力を得る。

 「もしかして……

「天の勇者、サンライトの偽名を使ったツカサ……

  ヨウケイが私が思っていることを言ってくれて、

   「キューイルさまの……

 「旦那様の思われたことで間違いありません」

   ヨウケイが言ったことに頷いた後で

 「此処にいる者は全員知っていたのだな」

周りを見渡しながら話した後に、ため息をしてから、

「人族側が勝たないといけないわけか……

牛乳が入ったコップを手に持って眺めた後に、

 一気に牛乳を口にゴクッと飲み込んだが

  少し気持ちが悪くなったが、何とか耐えてから、

   「謁見はしないといけないだろうな」

 「ソラスの旦那だけで……

モルモーラがパンを手で持ちながら言うので、

   「王子たちも関心がある……

 「シナリオがあるから見ますか?」 

   スマージャが箸で鯛の身を取りながら言うので、

    「シナリオ?」

 「えぇ、ツカサが……

エリシャーラが微笑んで人族の名を言うのにムッとしていると、

 「旦那様、観覧に来た人族の王族たちを騙す為です」

   ヨウケイがシナリオが書かれた本を私に渡しながら言うので、

 受け取った本をパラパラと捲って行くと、

  「勇者隊は壊滅か……

 私はモルモーラの方に顔を向けて、

  「なぜ? 壊滅にする必要がある?」

    言うと、

  「つかさが勇者隊の女性全員を娶ったから……

    フッと笑って言ったので、

 「ぜ、全部って、嘘でしょ、ハハハァァ……

   ロブシェリル・フェスティバルで、モルモーラから

つかさを紹介された。

 失格勇者と呼ばれたミューブル王国の勇者であるが、ある理由で、

ゲームに参加できない為に失格勇者という烙印を押して出ないように

していたらしいが、詳しい話は後日と言うことで別れた。

 そう言えば、人族の女性が、つかさの周りに多かったなと

思い出して、

「ハーレムだね、本当の……

  苦笑いしつつ言うと、

   「貴方と私たちの子を彼にね」

 スマージャがウフッと笑って言うので、

  「なるほど、いい考えだが……

 神の眷属であるので、我が一族の発展の為には彼の血は

必要だろう。私とモルモーラの子が、キューイルさまのような

桁外れの力を持った子と結ばれたなら、更に……

 スマージャ、エリシャーラの子もモルモーラの子より

劣っていても、私の子なので優秀だろう。

 「人族は寿命が!」

   なぜか、食堂に居る者たちに笑われたので、

    「我々とは……

 「あなた、人族では無いですよ」

エリシャーラが笑うのを堪えながら言うので、

   「人族じゃ……

 何があると言う感じで言うと、

  「私と一緒よ」

    モルモーラが言うので、エッとなり、

 「神なの、寿命は心配しなくって良いわ」

   モルモーラに言われて、更に説明された。

 神の眷属には2種類あり、父が話したことは

準眷属の話で、眷属は、神と共に生きる者のことで、

神が転生しない限り死ぬことがない。力も全盛期が維持される。

 つかさは準眷属であるが、その中で細分化されたランクがあり、

つかさは上位準眷属のランクで、眷属と同格となっている。

 キューイルさまの相手の女装男子も此処で、ソラスさまが前から

目を付けていたようである。

 モルモーラも前から狙っていて、つかさがハーレムを形成したので

我々の子を入れ込むことが可能になり、ソラスさまに感謝したそうだ。

 ちなみに、陛下とソラスさまの前世の娘のサラウェルさま、

陛下が転生した人族とソラスさまの娘のナルエさまを紹介されたが、

 これも後日、陛下に聞く予定である。

  「私も、眷属になれないか?」

 寿命が無限にあると苦痛で退屈で、短い方が良いに決まっている。

  魔族の寿命は平均500年であるので、人族、獣族より長寿であり、

これ以上は良いとは思うが、つかさ達となら眷属と思うので言うと、

 「無理じゃない……

モルモーラは悪戯ぽく言うので、

 「なぜ?……

   「私は眷属化のスキルが無いの……

 「ツカサは……

   「ツカサの主は、おじさま好きなの」

 「ツカサは! 天の勇者は!!」

   「たまには、貴方は好みじゃないから、フフッ……

 モルモーラは笑い、

  「旦那様、今日から此の屋敷に住むことになっている

    ミサトさまは?」

 ヨウケイが言う美里とは、人族の者で、女性であるが、

サラウェルさまと恋仲である。

 更に、サラウェルさまが所属していた魔王軍第5騎士団【諜報部】の

全員が美里にゾッコンとなり、魔族軍を脱退することになり、

その為に魔族の大陸には居られないので、モルモーラの提案で、

我が屋敷に住むことになった。

 「眷属の眷属……か?」

神の眷属で、その眷属の眷属だと劣化なのではと思っていると、

  「美里は神の眷属スキルを持って、ルービュークスたちを

    ランクを下げずに眷属にしてるわ」

モルモーラは説明するが、

 「女性好きなんだろ……

百合系では男性を好きにならないだろうと思うのだが、

  「あなた次第よ! 暮らして行けば……

「そうだな、まずは、ツカサと良好な関係を作ることだな」

  「私が好きになった貴方なら出来るわ」

 モルモーラに元気を貰って、朝食を済ませようと食を進めた。


朝食も終わり、リビングの方でゆったりしようと、

 「ゲームも終わり、報告書も書かなければならないが……

妻たちに言うと、

 「会場でイベントが昼からありますので……

「するには時間がないですわ」  

  「私もワクワクしてるわ」

 3人が言うと、

   「イベントって?」

 「旦那様、会場では戦いたい相手と戦うと言う趣旨に変わりまして、

   今日は、モルモーラさまの御友人と、ツカサさまの御友人との

    対決です。明日は、私がツカサさまの御友人と戦います」

ヨウケイが説明するので、

 「ヨウケイが出るのか?」

   「今の自分の力が、どれ位かと知る為です」

 「私も出るわ、つかさに!」

自分の今の力量を知る為だと言う父上と

 モルモーラは、偽名を使って人族対魔族のゲームに参加した

つかさと戦うと言う。

 モルモーラは私より強いので、つかさの戦いを見た限りでは

モルモーラよりは弱いと思うが、

 「勝つのが分かっているのにか?」

   「ほぼ互角よ」

 冗談は言うなよと言う感じで、

  「天の勇者なら分かるが……

「レベル30の天の勇者に私がぁあああ!!」

  私に詰め寄って言うモルモーラに、

   「て、天の制裁も、あ、あるので……

 ビクビクしながら理由を言うと、

  「そうね、あの隕石の大きさも操れるから……

 納得したのか、優しい感じで言うので、

  「その内、天の勇者との戦いを……

 「分かったわ」

   モルモーラが了解すると、私たちは食堂からリビングへ

  移り、今日の予定を決め手いく。

 昼からは、ゲーム会場で、つかさの友人とモルモーラの友人との

戦いを観戦する。

 フェスティバルが今日も開催されるので、

  夕食を兼ねて、妻たちと出店などを回ることを決めた。

   




 人族と住むことに……

まだ言ってるの

 確かに、カルギャップネ王国の者たちを蘇生した女神だが……

人族だから?

 それもあるが、一緒に居たくないというか……

どうして?

 女性が……

天の勇者と未来で結婚しているから……

 えっ! と言うことは、逆ハーレムに入れと……

他の人と混じるのが嫌かな?

 少し考えてから……

  相当迷ってますね  

   モルモーラは、どう見る?

好きなのは確かね、キッカケがあれば……

    ニコール家が魔族の頂点になる日は近い!!

  タツミに命令して、私の従僕を作ろうかしら

   王子さま達を!!

冥王に嫁がせて、冥界の発言権を!!!

 あの、まずはメル友からで……

    ひとつ屋根の下で過ごすのに、情けない……

 趣味が合うとか……

  私たちの時と違いすぎ!!

   結婚しようって言った時の勢いが!!

其の場で求婚されたわ!!

 ……次回

 第70話 威力は……


 1個、2個……

幾つ……

 零ちゃん!!

クチナさん! ちゃん付けは……

 どうして? 

テルタ君のお母さんに言われてるみたいで……

 それじゃ、ゼロで!!

それも……コスプレさせられたので

 もう、しょうがないな! 綾波で!!

それも……

 この写真ほしい?

そ、それは、つかさの全裸!!

 小さい時から最新まで!!

仕方ありません! レイちゃんで!!

 それじゃ

ありがとうございます! 代官様!!

 今度は、水着姿コスプレを!!

はい、喜んで!!

  何やってる!!

 痛いなぁ、輝太君!!

テルタ君、こんにちは

  人の写真を使って!! 駄目だぞ母さん!!

 利益を共通……

あの、今、母さんって……

  あぁ、クチナは母さんの転生した姿なんだ!!

エッ! カオルおばさん……

 叔母さんって、此のカモシカのような足を見ても?

  ぶっとい足を見せて言うんじゃない!!

……異常なコレクターの理由に納得したわ

 見なさいカバーを太腿に移動したら細いでしょう!!

  変形の為だろう! 却下!!

 いけず!!!



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