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旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第2章 女神は、わが子の為に……

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68話 復活の鎧……

 月が出ている星空の下で、私は一生懸命にノートパソコンを

操作している。隣に、

 「ピピィィ、ピピ?」

神界の聖龍のシルヴィアがモニターを見ながら聞いてくるので、

  「動き無いね! 光ちゃんだけ……

 「ピピ、ピ!」

私を見ながら言うので、

  「秋人さまと会ってるから、うぅん、10時回ってる」

 モニターに映る部屋を見ると、部屋に設置されている物以外ない

感じで、うっかりミスで何処かに未来から持って来た物が無いかと、

たまに、光ちゃんの横顔を見ながら探していると、

 「何をしてるの?」

公演が終わり、控室から外に出て来たリオーダン王国の勇者【アオイ】が

レイーナ様の代わりに女神ソラスを演じた衣装のままで聞いてくるので、

  「未来の明美さまが宿をとっている部屋を覗いているの」

 私が言うと、

  「良い趣味とは言えない……

 呆れた感じで言うので、「ピピ!! ピ!!!」

シルヴィアが抗議をするので、

 「その魔物、何て?」

「覗きではない! 情報収集ですって、そうですよね」

  シルヴィアの言葉を翻訳して、私も納得していると、

「ロボットが、ノートパソコン操作って!」

リオーダン王国の勇者【ツトム】が、深紅の鎧を着たまま

 呆れながら言うので、

  「ここら辺を探索していたシルヴィアと一緒に見るためです!!」

 ノートパソコンを出さずとも、明美さまの泊っている部屋を

テントウ虫型の覗きマシーンからの映像を脳内で見ることが出来ます。

 「シルバーの毛並みの魔物って、ドラゴンの子供か?」

だいぶ女装が板について来た進次郎君が聞くので、

  「小さくなってるだけです」

 「未来のアケミさまのペット?」

私の答えに、更に聞くので、

 「明美さま成分がたっぷりある、明美さまのペットです」

  「ムピ! ムピ!!」

抗議するシルヴィアを見ながら、

  「ええっと、一心同体だそうです」

 私も融合すれば一心同体ですとムッとしながら、

  「未来から来たと言うことは、少数ですから」

 私が釘を刺すように言うと、

  「クチナが口を滑ってな……

 クスッと笑うリオーダン王国の勇者【ユウヤ】が

シルバーに輝く鎧を着ながら言うので、

 「クチナにとって、チェックしている小説やマンガが

   ヒットしているかが気になるので……

 コスプレをするには早期の準備が必要である。

  漫画のキャラのキメポーズの選定も大事です。

 秋人さまと未来の明美さまが会って話をしていた所に赴いて、

しつこく聞いていたので、少しだけと言って、明美さまが

教えてくれたのに興奮して、開演が始まる前の最終確認の時に、

あの作品がリメイクして、敵のキャラクターの声優がラスボスクラスで、

私は死にたい!! 歓喜に叫んでいたので、

 如何したのと周りが聞くので、バレました。

  「未来か……

 のぼるが、青銅の鎧を着たまま言うので、

    「俺たちの未来はどうかな?」

 神秘的な鎧を着た理登(まさと)が此処にいる皆に

聞くように言うので、

 「ムラサキさんは、どうなると思いますか?」

 蒼がロングワンピースから覗く胸をチラッと

見せながら言うので

  「もう、男を惑わす仕草を得てます?」

 私が嫌味っぽく言うと、

  「そうなの?」

周りを見る蒼に、

 「無防備で見せられて、そのなぁ……

困った感じで裕也が進次郎君に振るので、

   「振られても、まぁ……

 進次郎君は、男の娘セットを着ているので、

Cカップ・ブラジャー対応のブラジャーで、女性のような胸を

ロングワンピースの胸元から見せながら、

 「見せブラとかあるみたいだから……

「サイズきちんと計って、セーイラさまに」

  困った感じで言った進次郎君に続いて私が言うと、

   「今度こそ! 男の服を!!」

 ゲームは終わったけど、今週中は、人族は港町【ロブシェリル】に

入ることが出来ないので、買い物も……

 未来の明美さま達は、魔族と認識させて泊っているのかもしれない。

 「似合ってるのに! 本来、女の子で生まれて来る予定だったのに!」

クチナが私たちの所に来て言うので、

 「蒼みたいに思ってないから!!」

進次郎君がクチナに詰め寄って言ってますが、

   「女になった私より、脚綺麗って!!」

 口を少し尖らせて言う蒼に、

  「男の娘セットのせいだから!!」

 進次郎が言うと、

  「顔立ちもなぁ……

 「電話すると、女性? って……

のぼると、理登が言うので、

「少し声が高いだけで! 顔だって! 男性アイドルには負ける!!」

  力説する進次郎君に、

「図書館の妖精って言われてるよなぁ」

  のぼるの発言に、クチナは目を大きく開けて進次郎君を見て、

   「確かに……

 小瓶を右手に出現させて、

  「覚悟を!!」

    「そんなこと言われたことが無いぞ!!」

 少しクチナから距離を取る進次郎君に、

  「静かに本を読む姿が、遠くからだと女性が男装した姿に

    見えるので、いつしか妖精と言われて……

 「今作っただろ!! マサト!!」

   「ホントだって! なぁ、ノボル!!」

 「トイレに行く時に聞かれる! 女性? 男性? って……

のぼるが言うと、「妖精とは……

 怒り顔で言う進次郎君に、

  「図書館に住んでいる男にも、女にも見える妖精だと……

 「嘘だろ! 顎に手を付ける時は、嘘を、ノボル! お前が飲め!!!」

クチナから奪った小瓶の蓋を開けて、何錠か手に出して、

 「女神の愛を受け取れぇぇえええ!!!」

   のぼるに向けて投げた性転換の錠剤は、のぼるが避けて逃げたので

  届かずに、錠剤は地面に落ちてしまって、

  「高いのに!!」

  クチナは地面に落ちた錠剤を拾って、クリーンと魔法を掛けている。

 

 「何をやってるんだ?」

屋台が立ち並ぶ合間の隙間から声がしたので、

 全員が其方を見てから、

  「パーセントさん!!」

蒼が驚いたように言うので、

 「劇! 面白かったよ!」

   笑みを見せて言うので、ドタバタ劇ですが、満足してくれて

 ありがとうと皆が思いながら、

  「王たちの方か、騎士団の……

 進次郎君が聞くので、

  「綺麗な星空を眺めたい時もあるよ」

 落胆した感じで言うパーセントに、

  「王たちに……

 パーセントは、右手を首の所に持っていき、軽く横にずらすので、

勇者、勇者隊の騎士たちが、嘘でも殆どが死に絶えて、残った者たちが、

団長のみという異常事態である。

 自国に戻れば処罰されることを無言で言うパーセントへ

 「ピピ! ピピピピ!!!」

   シルヴィアが泣き叫ぶので、

 「その魔物は? 神々しいが……

「神界の聖龍ですよ! パーセントは、此の国の参謀長官!!

  つかさの右腕!! って、叫んでますよ」

私が言うと、周りはパーセントを見つめていて、

 「……私が」

   驚き、立ち尽くすパーセントに、

「神ソラス、此の国の初代王妃の神ミューラが、貴方を

  任命しますからって、今は、黙っていてね! だって!!」

私はクスッと笑うとシルヴィアも笑っていて、

 「待て、今、何て言った……

のぼるが動揺しながら言うと、

 「この国が? 神ソラスさまが魔王の妻と言うのも驚いたが……

   裕也が冷や汗を掻きながら言うと、

「待ってくれよ!……

  額に手を付けて嘘だろと言う感じで進次郎君が言うと、

   「宮殿の壁画を見ませんでしたか?」

 クチナが言うので、

  「神を崇拝する国では普通にある……

パーセントが何処でもある壁画と言う感じで言うと、

 「この国の成り立ちを描いた壁画ですよ!」

私が言うと、

 「だが、此の国は神を、教会も無い国で……

  「この国の人は知ってますが、商業ギルドの施設が……

パーセントが言う話に、私が無い代わりのことを言うと、

 化粧をした美少女の顔で、

  「まさか、マスターって……

    引きつって言う進次郎君に、

 「ピピ! ピィ!!」

   シルヴィアが嬉しそうに鳴くので、

    「正解って言ってますね」

 私が言うと、クチナが港町【ロブシェリル】の方を見ながら、

  「ニコールなど貴族が此の地に来る時に、ソラスさまが土下座して

    就任させていますから……

 言うのを聞いて、蒼が、「違う神が言っても……

  「3大陸の神は同一だ! それも言って……

 進次郎君が言うと、知っている者以外が驚いていて、

  「と言うことは、魔族の貴族連中は知っている。

    今回のゲームは……

 パーセントが確信に近づいた顔をして言うので、

  「夫婦喧嘩さ!」

 此方に歩いて来る秋人さまが言うので、全員が秋人さまを見ると、

   「ソラスの友人のミューラのことも話しているから、

     なぜ、ゲームをするとな……

 右手で全員に軽く挨拶する秋人さまに、

  「娘の婿選びで……

 パーセントが言うと、

  「そこまで知っている者は居ないさ!」

 「開催される以上、兵として、あっ!!」

   秋人さまの発言に進次郎君が途中まで行って口を塞いで、

    「ニコール以外は出てない! その代わりに……

 「ゴブリンを……

   今回の魔族側が投入した兵は、事情を知らない

    ゴブリンであるので、パーセントが言うと、

 「だけどさ! アンデットじゃないんだ!?」

裕也が、魔族との対戦は何時もアンデットであり、今回のような

生身との戦いは無かったので言うと、

 「簡単さ! 死体やスケルトンを動かす魂が、精霊で、

   ソラスの、天使の使いだから……

 秋人さまが言うのを聞いて、

  「ボイコットですか……

 進次郎君が言うので、

  「ピピ! ピィ!!」

シルヴィアが叫ぶので、「正解と言ってますね」

 私が言うと、「ソラスも勝ちたい為に、つかさ達を投入させて……

秋人さまが語ると、昼間の光景を思い出した進次郎君たちから、

 「圧倒的だったな……

勉が言うと、蒼たちは頷いていて、

 「ソラスも悪いと思って、蘇生はさせて、終わったな」

   秋人さまが言うので、

 「今は、画面を……

進次郎君が言うと、「光悦か?」

 「覗き中です」

   秋人さまが言い、私が答えると、

 「見たいだろうが、風呂に入って来い!!」

秋人さまが言うので、

  「どうなるか……

理登が見たいと言うが、

 「明日も公演だろ! 俺とパーセント以外は見る物じゃない!」

秋人さまが威圧的に言うので、渋々行く進次郎君たちに、

 「蒼ちゃんだったかな」

蒼が振り向き、

 「なんですか?」

   「妻たちが待ってる! 一緒にって!!」

 その言葉に、「僕、男ですが……

周りは笑い出している中で、

 「女になっただろ! 体についてレクチャーだとさ!」

顔を赤く染めて、「そ、そうですね……

 言うと、「見たかった! 「本当にないか……

勉、のぼるが言うと、

 「進次郎君! 一緒に!!」

蒼が言うと、「俺は、男だから……

 「女装が似合ってるのに!!」

   「似合っていても……

 「それでは、性転換の!!!」

クチナも進次郎君たちの方に走りながら言うので、

   「セーイラさん!! 明日こそ!!!」

     空しい進次郎君の声が、静かな夜空に響きました。

      合掌……

     

 「話、長かったですね……

私が言うと、

 「まぁな……

溜息交じりに秋人さまが言うので、

   「青年と……

 パーセントが聞くので、

  「明日の昼から、決闘だよ」

 「決闘?」

   浴衣の袖に手を入れていう秋人さんにパーセントが 

    疑問のように聞くと、

「妹の旦那として合格かって、今頃……

  「結婚しているのに?」

 私がモニターを見ながら言うと、

  「光悦、他がしてるのに、で、遅まきながら……

 呆れた感じで言う秋人さんに、

  「神同士の対決ですか?」

 パーセントに秋人さまが缶ビールを渡しながら、

  パーセントが言うと、

 「妹の眷属と、人から神になった男の対決さ!」

秋人さまはグイっと一口飲んでから、

 「まだ、部屋に入らないか?」

 更に、私の使っているノートパソコンのモニターを見ながら言うと、

「厨房で何かしてますね」

  「夜食か? 椅子を出して……

パーセントの分も出して、椅子に座り、

 「どうした?」

秋人さんが、じっと考えているパーセントに聞くと、

 「人から……

「早すぎたか、フッ……

  笑ってから、「座って、妹が部屋に入るまで話そうか?」

椅子に座ったパーセントを見ながら言うと、

 「そこのドラゴンが、つかさの片腕だと…… 

神龍のシルヴィアを秋人さまが見ると御辞儀をしていて、

  「未来か? 俺のように長き時を過ごすな」

 「つかさや、貴方と共になら、退屈はしなさそうですが?」

 秋人さまとパーセントが缶ビールをグイっと飲んで、

缶と缶をカンと軽くぶつけて、笑顔でフフッと笑っていた。

 

 「人から神へと、眷属と言うのも……

枝豆を出しながら食べている秋人さまにパーセントが聞くと、

 「俺の場合は、神と邪神が手を組んで、世界中の女を差し出せと……

神に成った話では無いので戸惑いつつ、

 「神の使徒にする……

女性なら天使の姿を浮かべたのかパーセントが言うと、

  「いや、自らの性欲と他の世界に売るためのな……

 「女衒(ぜげん)ですか? 取り締まりはしていますが」

娼館には、村の為や自らの意志で働くのが普通だが、誘拐などをする

仲介者が暗躍して、仲介者が秘密裏に回している場合や、

 貴族に紹介をして、気に入った女性が売られている場合もある。

  取り締まりをしても次から次へと現れる。

「ようは、世界を創った神は、魔法、剣術、容姿が

  整った頃合いと見て行動を起こした」

 観客スタンドの風呂場の方を見ながら、

   「貴方の奥さん達は……

パーセントが言うので、

 「あぁ、他の世界の男、上級神、中級神の性欲の対象に創られた」

缶を握り潰す感じで、

「そんな神がいるとは……

  怒りの声で言うパーセントに、

  「何兆もいる内のな、神界も取り締まりはしているが……

「何処も一緒ですか?」

秋人さまが一口飲んだ後に、

  「あぁ、それで、光悦たちの世界で死んで、その世界に転生した」

 「召喚ではなく?」

 転生した勇者が居ないソラスの世界では

仕方が無いなという感じで、

   「そう、最初に会ったのが、ソリュート王国の

     第1王女のアキナさ」

 「可憐な方が、貴族とは思っていましたが……

此奴、俺の嫁さん狙っているなと言う目つきで、

   「国を捨てて、俺と駆け落ちして……

 王女が駆け落ち? 在り得ないと、

  「想像が……

   「あぁ、フッ、ティーナたちと出会い、数年たって……

 笑って言う秋人さまに、

 「神が!」

急に険しい顔で言うパーセントに、

   「相手が悪い、勝てるわけがない」

 絶望感の中で、愛する者を神だからと言って渡すなど

出来ないが、力が無い俺たちではと思い出しながら言う秋人さまに、

 「神の眷属は!?」

フッと目を地面に向けて、

「アドラーみたいに遊びに来る観光地でもない、

  他の神も居ない、眷属も、試練の塔の神に成る

   施設も破壊されていた」

「どうやって?」

  全てが終わっていた。ただ後は、妻を娘を母を、神が値段を付けて

他の世界や神界の欲しがる者に売るだけであった。

 王たちは、生き残るためには、神の言う通りに子を作り育てるだけの

工場に成り下がるしかないと会議をしていた。

 何時、世界が終わるかをビクビクしながら

生きて行くしかない絶望の中で、そこに……

 「9頭の聖龍を従えた女神によって、神に成って、

   その世界の神と邪神を倒して、その世界の支配権を奪った!!」

「その女神が……

パーセントはモニターに映る明美さまを見ながら言うと、

  「そういうこと、まだか?」

私に聞く秋人さまに、

 「階段上がって、行きますね、明美さま1人です」

   「光悦と、どんな話をするかだな」

 「酔っぱらって……

私が何缶も飲んでいる秋人さまに言うと、

  「シラフで見えるかって!!」

 「そうですか、嫉妬はしないでくださいね」

   「……だれが!」

 私に缶ビールの中身を私に掛けるので、秋人さまを見ると

缶ビールを出して一気飲みをしている。

 好きな、愛している明美さまが、光悦とイチャイチャするのが

我慢できないから、私が1人で覗こうとしていたのを察知して、

部屋に乗り込むわけにも行かずに、此方に来て、私と見ながら

愚痴を聞いて貰うために来たのだろうが、パーセントも居たので

 巻き込んで見ようと決めたらしい。

  「妹と結婚……

パーセントも頬を赤くして、出来上がってる感じで言うので、

 「俺の両親がぁ、人間の時に俺が、神に成った時にぃ妹を……

「貴方、奥さんだけでぇなく?」

神に成った時に両親もと聞くパーセントに、

  「しらね! 戸籍でも妹になってねぇ!!」

 「生まれて、言葉を喋ることが出来た時から……

私が目を覚まそうとしている光悦のモニターを見ながら言うと、

 「誰から……

「この子からです! 今の話は黙ってるって!!」

前足を前に出して頷いているシルヴィアに、

  「そうか、聖龍を使役するか……

 秋人さまは笑って言うと、

  「聞きますか、酒でも飲んで……

 皮袋から酒瓶を何瓶も出して、朝まで飲む気のようである。



 「うぅぅ……

目を覚ましたが、ぼんやりと周りを見ると、天井は砦より低いので、

未来の明美によって、何処かに運ばれたのだろう。

 ウインライム法皇国の宮殿【スティケイス】の俺の部屋よりは

立派だが、壁には魔石灯が掛けられているので、平民が住む場所では

無いのは分かるが、貴族の部屋にしては狭いので、宿かと

ベットから起き上がると、部屋の扉が開かれて、

 「起きた?」

未来の明美がトレイを持ちながら入って来て言うので、

 「砦で、スリープ使って言うか?」

 明美が俺にキスをすると同時に魔法を掛けて

眠らされたことを言うと、

  「何年か振りのグッスリは……

テーブルにトレイを置いて言う明美に、

 「サンドイッチ?」

トレイに乗っている籠の中身を見ながら言うと。

   「厨房を借りてね」

 テーブル椅子に座る明美が言うので、

  「此処は何処だ!?」

 「宿の部屋だけど……

それは分かっているから、

 「場所! 何処の国の?」

あぁっと納得して、

 「ロブシェリルのウエイトゥだよ」

コップに牛乳を注ぎながら言うので、

 「人族を……

  ゲーム中は人族は入れない。

 なので、進次郎も服を買うことが出来ないので、

セーイラさんがワザと買って来る男の娘セットを仕方なく、シカタナク

着ているので、不思議に思って言うと、

 「簡単だよ、化ければ良いから」

俺は明美からコップを受け取り、

 「そうだね……

変身を使えば簡単だねと、明日、今日か、進次郎に言おうと思いながら

牛乳をひと口飲んで、

 「此処に連れ込んだのは?」

 俺に卵サンドを手に持って、俺の口に持っていこうとする明美が

  「開けて……

 「聞けよ!」

   言いつつ、俺は口を開けて、少し口に入ったので噛むと

 残りは明美が口に入れているので、食い終わるの待って、

  「拉致した理由は?」

 自分でツナサンドを取って食べていると、

  「過去の光ちゃんの童貞を!!」

 明るく言うので、

  「あのなぁ、俺は今のあ、ナルエとだな……

つい言ってしまいそうだったので、更に誤魔化そうと、

 「アキト兄ちゃんと結婚しているんだろ?」

誤魔化さなくってもという顔をする明美が、

 「してるよ、後、光ちゃんと……

そうだったな、5人だったなと思い出しながら、

 「この時空に、お前だけ?」

   「美里、沙良、旦那様の4人で来てるよ」

 旦那ね、俺は来てないのは分かる。

  俺と同じ波動を感じないから。

未来の秋人兄ちゃんも来ていないはず。

 残りの3人の内の1人が来てるのかと、

 「名前は?」

「内緒! 言うと不味いから」

  「どうして?」

 「未来のことは知らないことが良いから」

何を言っていると、

 「俺がナルエじゃなく、お前と結婚しているのは良いのかよ!」

 俺のことをムラサキに憑依していた時に、旦那様とか

言っていた口が言うのかと、少し怒り気味で言うと、

 「お父様、お母様に、光ちゃんを眷属したことを謝った時に、

   お父様から、息子を頼む! お母様から、早く孫をって……

あのバカ両親めと、戻ったら、親子の縁を切ったると思いながら、

 「で、俺の子は?」

「お兄さまの子も産んでないよ!」

  「どうして? お前を男と思っていた時から、アキト兄ちゃんと

    結婚して、子をって言っていただろ」

 7歳だから、男とか女とか分かっていなかったので、

男同士で結婚して子供出来ると思ってました。

 恭子も「そうだよ」とか言っていたので、信じていたのもある。

明かに騙していたはずだ! あいつは、勇太を幼稚園児の時から

好きな行為で虐めていたので、男、女の違いは知っていたはずだ!

 お兄さまとのキスの練習で、男同士はと言って断ったのは

秋人兄ちゃんの代わりは嫌だなって言う気持ちだった。

 女! と、明美がズボンを脱いで言うので、驚いている内に

キスをされて、前言っていたのは嘘かよと怒った記憶はある。

 その後、女でもと美里が言うと……

 「色々とあってね、1000年後くらいかな、ハハハ……

乾いた笑顔で言うので、

 「強くなり過ぎたか?」

俺の座っているベットに座り、俺に寄り添う明美が、 

 「うん……

   「そうか、過去の俺に会いに来たわけじゃないだろ?」

「卒業旅行で過去を見ようかなって……

俺の右腕に頭を着けて言う明美に、

 「大学?」

   「そう……沙良の心臓病を治そうとか」

俺から目を背けて言う明美に、

 「タツミが、そんなこと言っていたな、で?」

「王子さまに会えないからって……

  「フッ、俺だってそうする」

 「治るんだよ!」

明美に会えなくなるので、沙良が嫌がるのは分かるので

 笑って言うと、真面目に返すから、

  「そうか、ツカサが眷属にならずに、俺が……

「あ、それは無いよ!!」

  俺から離れて言うので、

   「なんで?」

 「転生しないだけで、沙良は私の眷属になるから」

   「それじゃ、ツカサも?」

頷く明美に、

 「俺との出会いを無しにしようとか?」

また、俺に頭を着ける明美が、

 「なんで?」  

   「男友達の関係が壊れたから……

 恭子と明美は同じ学校、俺は地元の学校、美里は同じ県の

  違う地区の学校である。

   明美は、朝と夜は俺の家で食事をしていたので、男同士と言うことで

  部屋で勉強したり、ゲームしたりしていた。もちろん……

それが、完全に女の子と分かった以上、友達とはいかないし、

 7歳ですが、意識はしますよ! 俺の初恋の相手なので!!

兄貴や姉貴は、明美を男と今でも思っているようだが、魔法で

男と認識させていたのだろう。

 地球が美里によって破壊された後に、俺は明美から指輪を貰い、

記憶も一部封印された。

 明美の母親は漫画家で、地元に戻ると言うことで、

明美との別れの時に、珍しくスカートを穿いた明美が、

 「光ちゃんのこと、責任取るからね」

宣言して、俺の頬に別れのキスをして去って行った。

 俺の記憶は、男の格好をした女の子で、初恋であったが、

別れてからは連絡もなく、俺も忘れていた。

 兄貴や姉貴は、煩いのが居なくなって良かったと言っていた。

  「遊んでいたのって、おままごとや人生ゲームで……

 「アキト兄ちゃんに連れられて、蜂を追いかけたり、

   襲われたり、ビック・スパイダーの糸で仲良く重なったり……

フフッと俺たちは笑い合って、

 「無くさないよ! だって私の婿になる方だから……

「で、なぜ5人だ!!?」

  「神界で住むなら、光ちゃん!」

俺は上でかと天井を見上げて、

 「ツヴァイは、お父様、お母様の世界で……

 そうか、秋人兄ちゃんは、俺たちの世界では死んだことになっている。

明美が結婚をしないと子孫が残せないと言っても、

 「1000年後だろ?」

「そうなん、だけ、ど……

  言いにくそうに言うので、まぁ良いかと、

   「今、来てる奴は!?」

 明美が扉の方を見ながら、  

  「お兄さまには話したけど、光ちゃんには……

まぁ良いけど、

 「最後は?」

   「それも……

 「俺に関係するのか?」

明美に確認をすると、

 「光ちゃんは、私と繋がってるから……

俺と同じ時空の明美が知るとマズイことだと思ったので、

 「分かった」

残りのサンドイッチを明美と半分ずつ分けて食べて行く。

 「俺の好みか」

   明美に笑みを見せて言うと、

    「少し辛めが好きだもんね」

  笑みで返す明美に引き寄せられるように、

 唇に付いたマヨネーズなどの残りなど気にせずに重ねて、

普通なら此のまま押し倒してと行くだろうが、俺は冷静になって、

 「美里たち見てるんだろ?」

隠しカメラが何処かにあるはずだと思って言うと、

「ヘタレ! もう!!」

  怒る明美に、

   「俺の初めての相手は、未来じゃないだろ?」

 そうかと納得したはずの明美は、

  「狼になれば良いのに!!」

 まだ怒っているが、

   「ナルエより、ずっと好きだから……

 改めて、リザートマンに殺されそうになった時に明美に助けられた。

その時から、明美と過ごした記憶が元の記憶になり、明美のことが

どんな女性よりも好きで、誰にも渡したくない女性であると、

別れた際に、幼いながらも想ったことであった。

 「それは、私じゃないでしょ!」

俺と見つめ合う明美が言うので、

  「どっかで見てると思うから……

 「うん、来てることは……

俺は、目を閉じて行く明美とキスをしてから、

   「何時、死ねる?」

 「そんなに欲しいの?」

頬を染めている明美が言うので、

「眷属の力じゃなく、人間としてね」

  俺は左腕に付けているブレスレットを見せながら言うと、

   「指輪を外せば……

 「だから……

難色を示すと、

 小さい丸いボールを出して、

  「これに念じて飲めばいいよ」

 説明した後に渡されて、小さいボールを眺めながら、

「綺麗だな……

  「私の魔素が固まった物なの……

 フッと笑って言う明美に、

   「それじゃ、飲みますか」

 俺はボールに死を念じてから口に入れて、

  「飴玉ではないんだ……

 意識がだんだん無くなり、

   「光ちゃんを守るために、カレンがなってくれたの……

 明美が言った言葉も耳に入らなかった……


目が覚めると、白き空間にいた。


 何もない空間に、カチャカチャと言う音と、くらえと言う声が

する方に歩き出して行くと、

液晶テレビで、格闘ゲームをしている小学生の明美が居るので、

 「ゲームは、1日2時間と守ってるか?」

「……」

  何も言わずに格闘ゲームをしている明美に、

   「良く俺の母親に言われていたな」

 部屋でゲームをしていると、母が俺たちに向かって

  よく言われていたのを言うと

「おっさん誰?」

  おいおいと、

   「20歳(はたち)まえだから……

 液晶テレビの画面では、相手を倒したので「WIN」と

ピカピカと勝利を祝っていて、液晶テレビの

スピーカーからも発せられていて、

 「おっさんじゃないか!」

 コントローラーを地面に置いて、俺に振り向いて言う明美は

明かに怒っていた。

 「何を怒っている? おっさんに教えてほしいな」

早く貰える物は貰わないと嫌な予感がするので、

おっさんでも良いからと優しく言うと、

 「怒ってなんかいない!」

   「そうか?」

 半ズボンを履いている明美の太腿あたりをチラッと

見ると、無防備に下着が見えるんだが、

 「女の子なんだから、無防備は……

言い終わる前に、急に立ち上がり、其のままの勢いで、右拳を

俺の顎にヒットさせて、俺は踏ん張りが効かなかったので、

 其の場から吹き飛んだ俺の姿を見ながら

 「すっきりした!!」

強めに言う明美に、地面に叩き落された俺は、

   「……よかったね」

      言い終わった後に、意識を失った。


俺は目を覚まして、覗き込むように俺を見る明美が、

 「光ちゃん! 気が付いた……

「俺の呼び名を?」

  「私は、光ちゃんがしているブレスレットの中に存在する

    明美さまの思念です」

 俺は地面から体を起こして明美を見ながら、

  「さっきまで……

おっさん呼ばわりされて言われていたので言い出すと、

 「光ちゃんの記憶から今の状況を得たから……

   幼いのに俺に媚びるように言う明美に、

 「だったら分かるかな……

「急いでるの?」

  首を傾げて言う明美に。

   「未来の明美が死んでいる俺に何かする前に!!」

 グイっと明美に顔を近づけて言う俺に、

  「分かった! 今から子作りだ!!!」

 立ち上がって右拳を上げて言う明美に、

  「出来るわけないだろう!! 年齢考えろ!!」

明美の頭に右拳をぶつけて言うと、

 「痛いなぁ! 童貞を……

明美の顔を覗き込むように、

 「なぜ、そっちに行く? フェニックスの鎧!!」

貰いに来たんだと言うのを含めて大声で言うと、

 「この姿なら、カウントなし……

小声で言っているので、

 「どういうことかな? 思念体だろ!!?}

俺から逃げるように離れた明美が、

 「私は作られてから、このブレスレットの中で

   1人で過ごしていました」

お芝居が始まった感じだが、

 「それは良いから、レベルアップと……

 催促すると、

  「そんなに早いと嫌われるぞ!!」

ムカッとして、明美の頭をどついて、

 「したことないから!」

「遅れてるぅぅうう! 19にもなって、ドウ・テイ!!」

  幼い子が言う言葉では無いので、

   「お前、本当にブレスレットに宿った……

言い終わる前に、ルーレットダーツが現れて、

 「さぁ! ささっと終わって終わりましょう!!」

逃げるように明美が言うので、

  「そうだな」

俺はダーツを明美から貰い、説明が始まった。

 

 俺が嵌めているブレスレットは、最初は死んでも直ぐ蘇り

レベルが倍になる物であった。

 それが何回でも出来るので、終いには、12柱のレベルを

越えることになり、人としての限界を超えて死ぬことになる。

 その欠点が指摘されて、レベルアップは1回となり、

その代わりにフェニックスの鎧がつくことになった。

 セーイラさん曰く、大量にブレスレットは作ったが

フェニックスの鎧がつくのは、俺が景品で当てた物だけである。

 明美が言っていることに矛盾していているので聞くと、

  「今、使用している鎧などが何回も自己修復するの」

 「俺の使ってるのが……

   「そうだよ!」

 「セーイラさんが、俺の為にって言っていたけど……

「お姉さまが?」

  嘘を言ってるかもと言う顔で明美が言うと、

   「私が、光ちゃんの為に微調整はしたかも……

     更に言うので、

 「ガラクタ倉庫から出して来たとか」

俺が言うと

   「私、ううぅ……

 泣き出したので、

  「泣くな! 使命を全うしてくれ!!」

 俺はルーレットダーツの横に立っている明美に近づくと、

  俺を涙目で見る明美を抱き寄せて、

   「短い間だったけど、昔を思い出して楽しかった」

 俺が笑みを見せて言うと、

  「私のこと忘れないでね」

 涙を拭きながら言うので、

  「もちろん」

 明美に優しく言うと、俺から離れて、

  「景品は4つです」

 ルーレットダーツの横に再度たって言い始めた。


 1つは、フェニックスの鎧。

 1つは、元の世界に帰れる。

 1つは、転生して記憶を持って違う人生を。

 1つは、ハズレで、記憶を無くして転生を。


円盤の的には鎧が1つで、当てにくそうに細くなっている。

 他は同じ大きさの的で、3から4つ書かれている。

  ナルエを置いて帰る気はない。転生は、明美の眷属なので

明美が転生すると言わないと出来ない。

 当てる的は最初から決まっているので、

  所定の位置について、明美がルーレットダーツを回したので、

ジッと見ながら集中して、スッとダーツを投げると、

鎧と書かれた的に当たり、良しっとガッツポーズをしていると、

 「ハズレ!! 惜しかったね」

鎧と書かれた的の両側はハズレと書かれた的になっていて、

ハズレに当たったので嬉しそうに言う明美に、

 「当たっているだろ、よく見ろ!!」

 俺も不安に思い近づいて見ると、鎧と書かれた的と

ハズレと書かれた的の境界線で、ダーツは鎧の的の方で

ギリギリ当たっていて、安堵していると、

明美がダーツを抜いて、ハズレの的の方に刺すので、

 「何をやっている!!?」

   「え! 一緒に人生をやり直そう!!」

 笑みを見せて言うので、

  「思っていないことを言うな!!」

 また、明美の頭を叩くと

    「すぐ、殴る!」

 「要らないことを言うからだ!!」

怒って言うと、

 「それじゃ、終わったから、バイバイ!」

明美が言うと、周りの白い景色が揺らぎ始めて、

 俺の体も消え始めて行き、

  「光ちゃんの為に用意したから……

 明美の言った言葉を最後まで聞けずに……

 

  俺は生き返ったのかと、目をゆっくり開けながら、

手を動かしながら、

 「俺の……鎧を進化させてくれたのか……

   動かした手に柔らかい物が触ったので、

 何だと思いながら、何時の間にか布団を明美が

掛けてくれていたので、起き上がるために布団を持ち上げると

 俺の横には明美、その横に美里が産まれたままの姿で寝ていて、

俺も服を脱がされて生まれたままの姿である。

 俺の右側には、つかさの恋焦がれている沙良が

産まれたままの姿で寝ていた。

 状況を確認するために、左肩にはレベルアップか、

フェニックスの鎧を得た証の鳥の刺青があり、

 此れからは銭湯に行けないなぁと思いながら、

部屋を見ると、2つあったはずのベットが無いので、

俺たちが寝ているベットは、2つを融合させたものだろう。

 そういえば、旦那が来ていたはず。この状況は不味いと

思いながら、死んでいたので行為はないはずで、

過ちは無いはず。

 嫌がらせの為に、俺と添い寝しているのかと思いながら、

  「俺は! 無実だぁぁああああ!!!!」

  朝の陽射しが入ってきている部屋で、

   俺は大声で叫んだ。




 あの……

バスタオルなんかして

 恥ずかしいので……

  男なんていないぞ!

 そうゆう問題では……

   堂々としてるから、してるから?

 恥ずかしくないんですか!?

    湯船に入ったら、裸は100%

 そうですが……

     女の子、1日目だから恥ずかしいのね

 普通、隠すでしょ!!

      裸を見せる楽しさに、蒼を調教……

 え、遠慮し、します……

次回

 第69話 魔族側……

  

 俺は、いったい何を……

光ちゃん! それ取って!!

 ショーツ……

  私のも

   いつも通りに着けて……

 旦那に……

  光ちゃんは旦那様

   旦那!

    旦那よ!

 パクオットと!! 

  出て行った……

   一瞬で着て……

    虐め過ぎたかな?


 テント張って、逃げるな!

     今日の決闘に……

 決闘?

     聞いてない?

 目が覚めたばかりで……

     秋人にいさんと

 秋人にいちゃんと、何で?

     明美たちに相応しいか

 漫画とかで、俺の娘をって言う……

     そう

 秋人にいちゃんって、全耐性持ちだから……

テストでも何でも、不正をして勝てばいいのです!

 明美って、時間止めて、ザ! カンニング女だったな!!

なぜ、知っている

  助かってます!

   勉強する暇が無いから、仕方がないのよ

     不正で、勝ちたくないです…………

 


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